大型のメバルを数多くキャッチしてきた、フィッシュマンテスターの柿本さんの元に、同社代表の赤塚さんより、目を疑うような無理難題指令が…!? 能登半島を舞台に、柿本さんの腕が試される! 果たして、指令通りに大型メバルをキャッチすることはできるのか!?
【Profile】
柿本岳志(かきもと・たけし)
愛知県を中心に活躍中の、フィッシュマンフィールドテスター。メバルなどのライトゲームから、シーバスやクロダイ、そしてフレッシュウォーターまで幅広くこなす、マルチアングラー。
記事は、この動画を元に制作しています
この企画の発端は、赤塚さんから届いた1通の手紙だった!
柿本 岳志 様
日頃からライトゲームを中心としたSNS発信お疲れ様です。
スタッフ陣も柿本君がよくメバルを釣っているのを拝見しております。
そんな柿本君へ、
能登半島に向かい大型のメバルをハントしてきてくれ。
まぁ、ここまではわかりますよね。テスターさんにお題を出して、それを達成してもらうという内容です。しかし、赤塚代表が鬼なのは、ここからですよ。
ただし
・同行のカメラマンが渡したルアーのみ使用すること
・一度釣ったルアーは使用禁止
ファッ…!? 使うルアーを自由に選べないの? って言うか、一度釣れた実績ルアーが使えなくなるの!? えっ、えっ、赤塚代表は、柿本さんにメバルを釣らせないようにしてる!?
こんな、かなり難易度が高いお題を突きつけられた柿本さん、手紙を読む表情は困惑ぎみです。そして、最後は短い一文で締めくくられています。
では健闘を祈ります。
う〜ん、素っ気ない! でも、これは裏を返すと、赤塚代表の期待の現れとも言えるかもしれませんね。
使用可能な10個のプラグ
ここで、ふと疑問を持つ柿本さんが、スタッフさんに質問をします。
柿本「ちなみに、ジグヘッドは…?」
そりゃあそうですよ、慣れないフィールドでプラグしか使えないっていうのは、あまりにも殺生だ!
スタッフ「ジグヘッドの使用はOKです。しかし、釣れた場合その重さのジグヘッドは、以後、使用禁止です。ただし、ワームは自由に使えます」
ジグヘッドOK! でも、釣れた重さのジグヘッドは使えなくなる! でも、ワームは自由に使える! 複雑に交差するツンとデレ! ルール設定に感情が追いつかないよ!
【チャプター1】オープニング
夕マズメから実釣スタート! チャンスタイムをモノにせよ!
さて、ルール発表が終わった所で、早速実釣に入っていきます。時刻は午後5時45分です。これから、夕マズメの高活性タイムがスタートですね。
柿本「まずは、水面下の藻が目視できるので、そのスリットの上を探っていきます!」
ということで、最初にチョイスしたルアーは、ブルーブルーのスネコン50Sです。
【柿本さん使用タックル1】
- ロッド:ビームスインテ6.4UL(フィッシュマン)
- リール:アルファスAIR TW(DAIWA)
- ライン:ピットブル8+ 0.4号(シマノ)
- リーダー:VANISH Revolution 10lb(バークレイ)
北陸の春のメバルは、主にアミやバチなどの浮遊するベイトを捕食しているそうで、それに合わせて展開していきます。浮遊系のベイトを食っているメバルを狙う上で重要となるのが流れ。少しでも流れのある場所を探していくのが、今回の重要なポイントとなりそうです。
【チャプター2】夕マヅメのチャンスタイム
北陸は、クロメバルとシロメバルがメイン。両者の性格の違いで狙い分け
今回のフィールドである北陸では、メバルは主にクロメバルとシロメバルがターゲットとなるそうです。
柿本「シロメバルは、ウィードや岩などの影になる場所に潜んでいて、(目の前にエサが通ると)しっかりと捕食してくれます」
シロメバル
一方で、クロメバルは性格が全く違うようで…。
柿本「クロメバルは、ライトプレッシャーにすごく弱くて、ライトがあると全然食わなくなる……うわっ! 食った!」
クロメバル
【チャプター3】ラン&ガンしつつナイトゲームへ
待望の1尾目がヒット! クロ? シロ? いや、アカメバルだ!
最初にヒットしたのは、予想していたクロメバルでもシロメバルでもなく、何とアカメバルでした! しかし、テーマである「デカメバル」には届かない、かわいいサイズでした。よって、実釣は続きます!
実釣再開の前に、ヒットルアーとなったスネコン50Sは没収となります。実績のあるエース級ルアーが没収となり、改めてそのルールの厳しさを認識する柿本さん。
タックルハウスのオルガリップレス50やimaメバカームなどを投入し、でかメバルを狙っていきます。
【チャプター3】ファーストヒットは…
風表のポイントに移動! この移動が、果たして吉と出るか…!?
時刻はすでに午前1時…。夕マズメからスタートしているので、7時間ほど経過しています。大きくポイントを移動して、風表となる場所で実釣を再開します。
足元に、夜光虫が吹き寄せられているのを見て、アミパターンが有効と判断した柿本さん。ルアーを、アピアのハイドロアッパー55Sにチェンジして探っていきます。
さらに、ルアーを1.5gのジグヘッド+ビームフィッシュ(DAIWA)にチェンジして探ります。ちなみに、柿本さんが使用するビームスインテ6.4ULなら、このサイズのジグヘッドも、難なく夜間でも使用可能なようです。
【チャプター5】移動し風表へ
待望の2尾目をキャッチ! 今度はどっち?
難易度の高いルールに苦戦を強いられていた柿本さん。しかし、ついに2尾目がヒット!
今度は、事前の想定だったシロメバルです。サイズこそ23cmと、でかメバルとは呼べない型ですが、それでもこの1尾は嬉しい!
気になる使用ルアーは「1.5gジグヘッド+ビームフィッシュ(DAIWA)」です。ということで、以降、1.5gのジグヘッドは使用できなくなります! ひどい! ひどすぎる!
【チャプター6】
時刻は午前3時! 狙っていた良型メバルがヒット!
風表のポイントを離れ、次に向かったのは小規模のワンドです。ここで、手持ちのルアーをローテーションしながら、でかメバルの反応を探っていきます。
imaサスケSF-50で探っていたときに、強烈なバイト! ロッドのバットパワーにものを言わせ、一気にリフトアップし、藻や根回りから魚を引き剥がします!
上がってきたのは、25cmをゆうに超える良型のメバルです! どうりで引くわけですね!
計測の結果は何と27cm! 厳しいルール設定の中でこのサイズをきっちりと出す柿本さん、さすがです! ホントに嬉しそうな表情から、この企画の厳しさと楽しさが読み取れます。
【チャプター7〜8】小規模ワンドへ/出るか?デカメバル
遠投用のプロトモデルを投入し、さらなる大型メバルを探る!
使用タックルのチェンジを決断しする柿本さん。ロッドは、開発中となる7ft7inとやや長めの、開発中のものを選択。ルアーを遠くまでキャストできるという遠投性能を利用し、沖のメバルを狙います。
この狙いが見事的中し、メバルがヒットします! しかし、何と! 取り込み寸前の足元で痛恨のバラシ…。そして、そのままタイムアップを迎えてしまいます。
【柿本さん使用タックル2】
- ロッド:7.7ft プロトロッド(フィッシュマン)
- リール:スティーズAIR TW(DAIWA)
- ライン:ピットブル8+ 0.4号(シマノ)
- リーダー:VANISH Revolution 10lb(Berkley)
最後に、今回使用したビームスインテ6.4ULの、柿本さんによる解説もあります。ベイトタックルでライトゲームを楽しんでみたいと考えているアングラーは必見の内容です。是非、チェックしてみてくださいね!
【チャプター9〜10】移動、飛距離重視のプロトタックルへ/Beams inte6.4UL解説&エンディング
ビームスインテ6.4ULの詳細情報を、フィッシュマンWEBサイトでチェック!
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