取材等でのウェーダー着用率が高く、これまで色々なウェーダーを履いてきました。その中でも、特に良かったものをご紹介したいと思います。ちなみに、本記事は、数年前に投稿したもので、その後、後継モデル(RBB ZIPチェストウェダーⅡ)がリリースされています。そちらも、是非チェックしてみてくださいね。
使用していたウェーダーが次々と破損。やむなく新調することに
何でも丁寧に使うタチなので、比較的物持ちの良い方なんですが、シーバスの実釣取材(河川ウェーディング・干潟ウェーディング等)やサーフでのヒラメ実釣取材などで酷使したためか、ブーツフットタイプとネオプレンタイプのウェーダーが立て続けに破損してしまい、残ったのはソックスタイプのウェーダだけ。
ウェーディングシューズを着用するソックスタイプは適用可能な範囲が広いものの、着脱が面倒で、車などを使用したラン&ガン時はかなりストレスなんですよね。ネオプレン製は冬期限定なのでひとまず後回しにして、ブーツフットタイプのウェーダーを探しはじめました。
狙いは「透湿タイプのブーツフットウェーダー」
ハードな歩きを必要としない釣りでは、着脱がラクなブーツフットタイプのウェーダーを積極的に選びたいものです。あと、汗をかくような暑い日でも快適に着用したいので、ゴアでもアクアマックスでもエントラントでも何でもいいので、透湿性素材を採用したものというのは絶対条件です。ということを前提に、ネットでリサーチを開始しました。条件を下記にまとめました。
外せない条件
- 透湿性素材(ブランドは特に問わず)
- フェルトスパイクソール
- 予算は3万円
ネオプレン以外のウェーダーの素材の選択肢としては、非透湿性のPVCか透湿性素材かということになります。PVCタイプの良いところは比較的安価で丈夫な点ですが、一方で、ウェーダー内の湿度は一切外へと排出してくれませんので、汗と蒸気でかなりムレます。夏場などは、インナーがびっしょりになります。仕事で着用することも考えると、快適性は確保しておきたい部分なので、透湿性素材を採用しているという点は絶対に外せない要素。
次にソールですが、主な選択肢としては「ラジアルソール」「フェルトソール」「スパイクフェルトソール」が挙げられると思います。サーフオンリーでの使用なら「ラジアル」、渓流などで使用するなら「フェルト」、磯場などでも使用するなら「スパイクフェルト」といったところでしょうか。ソルトでの使用が前提ですから、ここは迷わず「フェルトスパイク」です。
できれば欲しい機能
- 前開きの防水ジッパー
防水ジッパーに関しては、もう贅沢機能ですよね。でも、あれば着脱が非常にラクになります。あと、夏場など暑いときにジッパーを下げて換気も簡単に行えます。さらに、小用を足す場合にも非常に便利です。使ったことがないので、どんな感じなのか試してみたいという気持ちもあります。
特にこだわりがない部分
- デザイン性
- 色
こだわりがないと言ってしまうとなんですが、この2つの条件に関しては、妥協もできるというニュアンスが正しいでしょうか。
候補に挙がったのは2モデル。この選択は非常に悩ましい!
主にネットでウェーダーを探した結果、以下の2モデルが候補に挙がりました。
【候補1】RBB ZIPチェストウェイダー(双進)
RBB ZIPチェストウェイダーの特徴
- 前開き防水ファスナー採用(YKKアクアシール)
- 3万円を超える(当時の価格)
【候補2】RBB シュープリームウェイダーⅡ(双進)
RBBシュープリームウェイダーⅡの特徴
- 防水ファスナーなし
- 2万円前半~中盤(当時の価格)
やはり、安心・信頼のRBBが最終候補に。初めて購入したソルト用ブーツフットウェーダーもRBBで、耐久性が高く3年ほど使用できました。最後は、フェルトソールがつま先から剥がれやむなく買い替えとなりましたが、浸水や穴あきは最後までありませんでした。
あと、RBBの商品はどのモデルもサイズ別の在庫が比較的豊富。欲しいときに、欲しいサイズが揃っていて、各モデルを比較検討の上、選択できるというのはとてもありがたいですよね。
候補1と候補2の共通している性能
- 立体裁断
- アクアマックス3レイヤー(透湿素材)
- トラブルの多いブーツとの継ぎ目保護のため、くるぶしまでの2重設計
正直、ほぼ性能は同等なんですよね。違いは、YKKアクアシール搭載でフルオープンになるか、ならないかの違いだけです。この機能に、追加料金を払う価値があるかどうかの判断となりますね。
前開きファスナー代を払うか否か
候補にあげた2つ、どちらを選択するかという悩みはつまり、前開きファスナー代として数千円払うか否かということに集約されます。現在フル回転で稼働中のソックスタイプウェーダーが、前開きファスナー付きのものなので、その良さと有用性は十分理解しています。
前開きファスナーのメリット
- 暑くてムレムレなとき、一気に換気ができる
- 小用時に便利
- 着脱がラク
- 使用後に内部を乾燥させやすい
ん~、悩ましい…。 プライベートのみでの使用なら、あまり迷うことなく安価な方を選択していたかもしれません。しかし、仕事で使用するとなると、自分の意思とは別に長時間使用することも考える必要があります。そうなると、移動の際の効率や快適性など、少しでもストレスを低減させたくなるのです。どちらを選ぶべきか…。
次回、どちらを購入するかの決断、そしてインプレ編へと続きます!
※この記事は、過去に公開された記事を元に加筆修正して再掲載したものです
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