仕掛けよりも、釣り方よりも、釣果を左右するもっとも重要な要素がエサ。今回は虫エサの代名詞的存在、投げ釣りでもおなじみのアオイソメをご紹介。苦手な人には厳しいものがあるが、逆にいえば、それをガマンしても使う価値はある。
Part1/その種類とサイズ
アオイソメ
虫エサではもっともポピュラーな種類。おもに中国や韓国から輸入されているので標準和名はなく、チョウセンゴカイ、アオゴカイ、アオムシとも呼ばれる。安くて比較的丈夫であり、保存方法によってはかなり長持ちする。投げ釣りや堤防の夜釣りで多用されるが、かかり釣りでも使用機会が増えている。大きさは個体差があるが10~15cm。口があり、硬い方が頭。かまれると結構痛い。
アタリがあっても食い込みが悪いときは親指で切ってもOK。大きなものは2回に分けて使える。
Part2/刺し方のバリエーション
チョン掛け
文字通り頭部のあたりにちょんと刺すだけ。ダメージが少なく長持ちする特徴がある。頭の硬い部分に口から刺すとハリ持ちはいいが、やや弱りやすくなる。ハリから下の部分はタラシという。
通し刺し
頭の下からハリを入れて軸いっぱいに通す方法。チョン掛けに比べてハリ持ちがよくなる。
房掛け
アピール度を高めるため、複数のアオイソメをチョン掛けにする方法。ハリスにたくしあげダンゴ状になってもOK。
2段掛け
チョン掛けにしたタラシの部分の中央に再びハリを刺す。チヌの活性が低いときに効果がある。
ボケ+アオイソメ
ボケを刺した後にアオイソメをチョン掛けし、両者の相乗効果を狙った方法。かかり釣りで使用される。
Part3/使用上のコツ
アオイソメをハリに刺すときは、ハリを動かすのではなく、エサ側をハリに押し上げるようにするとうまくいく。
ちなみに、噛まれるのが嫌な人は頭を落としてもいいが、落とさない方が長持ちするという意見もある。
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