春たけなわのこの時期、メバルもより活性アップ、良型が釣れるシーズンへ突入した。今回紹介するテクニックは、初心者でも楽しめる簡単なプラグテクニック「三巻三秒止」。リールを三回巻いて、三秒止めるだけでOKというお手軽さ!そのコツについて福岡の若手凄腕アングラー・黒田響氏が解説する。
〈前回ご紹介した春メバルテクニックはコチラ ↓〉
下関エリアで行われた『ルアーマガジンソルト』実釣取材で、実際に目の前で釣りを始めた黒田さん、30分間で最大23センチを頭に3尾ゲット! その釣りでメインとなった、プラグパワーの威力とカンタンテクニックとは!?
春メバルにプラグが有利な3つの理由
なんでこんなに釣れるの!?と聞いてみると、春はプラグが有利になる理由が3つあって、簡単なテクニックでもサクサク釣れてしまうらしい。その3つのメリットはこちら!
①春の強風時でも飛ぶ!
まずひとつ目のメリットは”飛ぶ”こと。春は爆風の日が多くて、1グラム以下の軽いジグヘッドリグをキャストしたら足元へポチョン…、ってなこともある! でも、プラグなら直線的に飛んでくれて強風でもキャストしやすいから、狙ったポイントまで届きやすい。
②シャローでも浮いてメバルを誘う!
春はメバルがシャローに入り、海藻や根の際へ隠れているような根がかりスポットがオイシイポイント! そんなポイントで止めたり浮かせたくても、ジグヘッドリグだと基本的に沈んでしまう。そこでフローティングタイプのプラグを使えば「ココぞ!」という場所で止めて浮かせて…といった誘いもできる!
③波動やアクションで高アピール!
春のメバルはベイトを追ってシャローに入ってくる個体ほど活性が高く、ワームにはないブリブリとした波動を強く出すアクションが効果的。プラグなら遠くからもメバルを誘い出しやすく、レンジが多少ズレてもOK! 効率よく広範囲を探ることも可能だ。
簡単プラグテクニックは「リールを三回巻いて三秒止めるだけ!」
春にメリットだらけのプラグゲーム。釣り方も超簡単! リールを三回巻いて、三秒止めるだけでOKという、いわゆるストップ&ゴーをするだけ。これが今回オススメする、
「三巻三秒止」
特に根や海藻帯といった障害物周りでストップすれば、フローティングプラグなら浮いて表層まで探れるし、スローシンキングなら沈めてアピールも可能。その間、潮流に乗ってナチュラルなドリフトでメバルを誘ってくれる。まさに巻いて止めるだけで、オートマチックに釣れるのがこのテクニックの魅力だ!
黒田さんおすすめ春プラグ3点!
春プラグ-1:メバペン・メバル[スミス]
水面に浮くメバル用トップウォータープラグ。ボイルがあった時はコレ! 引き波を立てながら誘い、特に小イカやイワシ、シラス、バチを食っているメバルに効果的! もう少しアピール力が欲しかったり強風の場合は、サイズアップしたメバペン・マグナム[スミス]もおすすめ。
春プラグ-2:CB70ペン[スミス]
水面に60~70度の角度で立ちながら浮いて、水面をスーッと引いて誘ったり、水面下を少し潜るようなダイビングアクションも可能。トップに出きらない場合はコレが威力を発揮!
春プラグ-3:ガンシップ36F[スミス]
水面下30センチを潜り、巻くことでレンジキープできる。フローティングタイプなので、障害物際を止めて浮かせて誘えば、思わずメバルも食い付く! もう少しだけ潜らせたかったり、メバルのサイズアップを狙いたい場合は、ガンシップ45F[スミス]を。約45センチまで潜ってくれる。
春は日中もチャンスあり!!
春のプラグゲームは、夜だけじゃなく日中もポイントを選べば釣れる! 特に磯場やゴロタ、敷石のあるような場所なら、メバルも身を隠せるスポットがたっぷり。水深が浅いシャローエリアでもベイトを食いに入っている可能性大!
夜なら足場の良い護岸エリアでOK!
暗くなるとメバルも活性がグン!と上昇。常夜灯の明かりで照らされた、足場の良い護岸エリアで良く釣れる。ボイルが見えるような高活性パターンなら、即トップウォータープラグをキャスト! 激しくアタックしてくるから、超スリリングで楽しい釣りができるはずだっ!!
日中も夜も楽しめる春プラグゲーム。青メバルが釣れれば群れでいるパターンも多く、数釣りチャンス到来! 初心者でもすぐ実践可能な三巻三秒止(さんまきさんびょうどめ)テクニックで、あとは釣りまくっちゃってください!!