別々の釣り人が遭遇したT島県某ホテルの怪奇現象……これ本物なのでは〈釣り場の怖い話〉

我々、ルアマガプラスの取材メン、当然ながら水辺、釣り場に足繁く通います。水辺って…でますよね〜。そこで今回、ルアマガプラス取材メン2人が遭遇した某有名釣り場の近くの某ビジネスホテルでの怪奇現象を、なるべく楽しく(震え声)語ってみたいと思います。しかもですよ、なぜか、同じような経験をしてるのですよ…。じゃ、ちびっちゃう人はそっ閉じでお願いしまーす。

●文:ルアマガプラス編集部

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今回のネタ提供者

ルアーマガジン副編集長を務めるF川。編集者というよりは釣り人。最近ハマってることを尋ねたら「うーん、釣り以外ねぇな」とほんまに生粋やわ。 [写真タップで拡大]

ルアマガ+のフルメタボリック編集者。F谷。自称ハイパーフィッシングエディター。最近は伝説対決にハマり中。マイペース過ぎて他者の追随を許さない。いや、褒めてないから。 [写真タップで拡大]

編集部F川が遭遇した怪奇現象…

まず、舞台となるのはT島県KY野川という有名バスフィールド近くにあり、取材陣や釣り人が割によく利用するAというビジネスホテルでの話です。アルファベットは適当です。ご迷惑おかけすると悪いので。でも、あ、あそこのホテルね。と思い当たる関係者は多いはず…。

そのホテルの怪談ネタは枚挙に暇がないのですが、たまたま編集部内で話をしていたら、そこで怪奇現象にあったスタッフが2人いました。で、怪奇現象にあった年も日付もまったく別ではあるんですが、現象の質が似ていたので盛り上がったのであります。

その怪奇現象どちらもペットボトルが絡んでいるんです…。怖いですねー。嫌ですねー。では、始めましょうか…。ガチ怖い話はオチがない…そこは許してね…。ではF川君はじめてください。

F川「いや、僕はそのホテルの怪奇現象の話とか、よく知らなくて。というか、話は聞いていたかもしれないんですけど、あまり気にして無くて」

写真はイメージです。話に出てくるホテルとは無関係です。

ほうほう。

F川「旧吉野川で取材を終えて、ホテルに入りますよね。で、ベッドで携帯とかイジっていたんですよ。で、そっちに集中していたら…」

いたら?

F川「なんか、机に置いてあったペットボトルがゴトリ…と床に落ちたんですよね。最初は、よくある話なんで、そういうこともあるだろう…くらいに考えてました。

写真はイメージです。

付近に車が通ったりすると、まぁ、ね。

F川「落ちたペットボトルを元に戻して、また携帯をいじっていたらですよ…。そしたら、また、ゴトリとペットボトルが落ちたんです。でも、そのときも、割に携帯いじりに集中していたんで、またか。くらいに考えていたんですよね」

2度ですか。立て付けが悪い…にしてはですね。

F川「で、同じようにあまり気にせず携帯をいじってたら、今度は壁に掛かっていた絵が傾いてですね…。実は、ペットボトルにしろ、絵の額縁にしろモノが動いているところそのものは見ていないんですよ…。額縁が動いたのも振動か何かかなーと思って、さほど気にせず元に角度を戻して…。その後は何もなかったんですが」

そろそろ気づきましょうよ(笑)

F川「翌日、部屋を出てその話を何気なくみんなにしたら、それポルターガイスト現象じゃね?という話になって、あ、そうか、そういえば例のよく出るホテルに泊まってたんだったって、そのとき思い出しました(笑)。思い出したのが、ホテルを出た後でよかったですよ〜」

で、別の編集F谷の話を聞くと、、、

ペットボトルの新品が…

F谷「いや、何人かには話したことあるから知ってる人もいるんだけど、僕がまだルアマガの編集やってたころの話でさ、まぁ、同じように、F川君が妙な現象にあったホテルに泊まっていて…。」

同じホテルの話なんですね。

F谷「もちろん、同じホテルですよ。で、僕の怪奇な現象はもっと単純だよ。まぁ、取材を終えて、部屋に入ってからベッドでぼーっとしたのよ」

そこまでは、ホテルですしねぇ。普通の行動ですな。

F谷「ノドが渇くので、途中のコンビニで買ってきた、新品の炭酸水(ペットボトル)を、机に置いておいたのね(笑)」

ん? またペットボトルネタ? 落ちたんですか? F川君と同じように?

F谷「いやいや、もっと激しいよ。いきなりペットボトルの蓋がさぁ、シュワワワワワって音出しながらくるくる開きだしてよ…。新品だよ?? 購入したときに振ってもいないし、ましてや蓋に触れてもいない…。それがさぁ、蓋が開いて、炭酸水がさぁ、1/3くらい減っちゃって…」

F谷「ちなみに、ウィルキンソンは激しく振ってから開けても、炭酸水こぼれませんけどね。うーん、古い話なんその時買った銘柄は忘れましたが…たぶん炭酸水だった気がするよ」※写真はイメージです

は? 意味わかんないんですけど。

F谷「僕は、あ、やられたと思いつつ、そのペットボトルの蓋をしめたのよ。で、興味が湧いたんで蓋を締めて、机の上をじーっと見てたのさ」

そうしたら?

F谷「そしたら今度は、なんの振動もないのにゴトリとペットボトルが机から倒れてさ(笑)F川と同じようにペットボトルが床に落ちたのよ。見えるとか、音だとかは幻覚、幻聴で片付けられるじゃん? でも物理現象はさすがにガチだー!と思って興味がさらに湧いてね(笑)。もういちど、そっと机にペットボトルを置いてワクワクしながら観察してたら…」

してたら???

F谷「また、勝手にゴトリと倒れてね! ウッは、これ、スクープ、またとない機会! すげーと思って、キャッキャしてさ。どうせなら何か見えないかなーと思って、もう一度、ペットボトル戻して、動くのまってたワケさ。そしたら…」

そしたら…?????

F谷「いや、その後、何も起きなくてさぁ…。つまんなかった…。でも、あれだね。ペットボトル倒して脅かすのが趣味な幽霊とか、かわいいもんじゃん。まさか、ペットボトルで殴られて死んじゃった幽霊とかそんな事はないよね〜(笑)ごめんね、オチなくて。誰かが言ってたでしょ。いちばん怖いのは生きてる人間だって」

怖い話なのに、緊張感ないですね。

ということで、皆様も、Aホテルにお泊りの際はペットボトルにお気をつけを…。


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