【宮崎県五ヶ瀬川】「ウェットウェーディング」スタイルで九州ヤマメに会いに行く『釣行&漫遊&グルメ編』

九州は海釣りのイメージが強いが、実は渓流ヤマメの宝庫でもある。舞台は名川・五ヶ瀬川水系の支流日之影川。「九州のヤマメがスゴい」と聞き遠征を決めたのは関東在住の3人渓流マンたち。彼らの目的はもちろん、九州ヤマメ(エノハ)に出会うことだ。

●文:ルアマガプラス編集部

本州からの遠征メンバーはこちらの方々

伊藤仁(いとう・ひとし)

ソルトの人気メーカーLONGIN(ロンジン)のルアービルダー。実は渓流釣り歴20年以上の鱒人でもある。かつてはSKAGIT DESIGNS(スカジットデザインズ)に在籍し、皆川哲さんと共にルアービルダーとして活躍していた過去もある。

[写真タップで拡大]

太田隆太郎(おおた・りゅうたろう)

伊藤さんと共にLONGIN(ロンジン)の代表を務める。〝楽しさ〟を追求しながら、全国各地を行脚しながら、シーバスからトラウトまで幅広い釣りを発信し続けてきた。

[写真タップで拡大]

小嶋 孝(こじま・たかし)

九州は大牟田出身のPazdesign(パズデザイン)スタッフ。ソルト、バス、ナマズなど様々なジャンルの釣りに精通しているが、ここ数年はネイティブトラウトにドハマり中!

[写真タップで拡大]

2泊3日の旅程で釣り+αを楽しみたい!

実釣に参加してくれたのは、ロンジンの伊藤仁さんと太田隆太郎さん。そしてパズデザインの小嶋孝さんを加えた、いずれも関東からの遠征アングラーの3名。中でも小嶋さんは、九州出身ということもあり、この企画かける想いは非常に強かった。

小嶋「地元のアングラーたちはやっぱり海への意識が強いようで、渓流釣り師は少ない印象があります」

太田「じゃあ、魚の写真は心配する必要がなさそうですね!」

小嶋「いやいや、今回行く五ヶ瀬川水系は僕も初めて。この川を選択した理由は地元にトラウトに強いショップがあるからです。まずは、そこで情報収集から始めましょう!」

伊藤「ヤマメの宝庫ということは話に聞いていたけど、実際に訪れるのは初めて。楽しみだな〜」

今回の旅程は2泊3日。釣りはもちろん、みな一様に「プラスαも楽しみたい」とのことであったため、観光や地元グルメも満喫できるよう、余裕を持ったスケジュールを組むことに。

宮崎県の〝鱒〟アンテナショップへGO!

まず我々が目指したのは、小嶋さんがおすすめしてくれた「ポイント延岡店」。このお店は、九州1のトラウトショップを目指しているそうで、トラウトアイテムを豊富に取り揃えている!

店舗外観

ポイント延岡店 [写真タップで拡大]

ポイント延岡店で対応してくれたのは、トラウト担当の河村尚史さん。我々が九州遠征旅の取材で来た、と告げると、翌日がちょううどお休みだったこともあり、小誌企画のために同行してくれることとなった。

ちなみに、遠征メンバーの3名は初日に下流域の支流にて竿を出していたのだが、そこで釣れるのはヤマメ以外ばかり。河村さんに聞けば「上流に行かないとヤマメの魚影が濃くならない」とのことであった。

これもまた、貴重な経験と自らにいい聞かせつつ、河村さんと坂本さんを加えた5名の釣り人は、上流域の支流日之影川を目指した。

五ヶ瀬川支流の日之影川はこんなところ!

五ヶ瀬川の上流域に注ぐ支流。写真を見ても分かるように、大岩が点在し、ダイナミックな渓相が特徴。流程も長く、放流事業もしっかり行われている。日釣り券3,000円、年券5,000円。2日以上釣りをするなら年券がお得だ。管轄漁協は「五ヶ瀬川漁業協同組合」。

[写真タップで拡大]

[写真タップで拡大]

雄大な自然に磨かれた渓相。透明度の高い水が流れる日之影川。流程が長く、とても1日では釣りきれない!

「この川は懐の深い五ヶ瀬川水系の中でも、とくにおすすめなエリアです。釣果はもちろん、渓相をご覧になっていただきたい」と河村さん。

入渓してみると、その言葉通り、岩盤帯で形成された圧巻の景色が目に飛び込んできた!

アカハライモリ

日之影川のそこかしこで見られたアカハライモリ。 [写真タップで拡大]

釣果

釣果はこの通り、同じ場所にて複数ヒットも! とにかくかなりの数のヤマメをキャッチしました! [写真タップで拡大]

尺は達成できなかったものの数釣りを堪能!!

支流〟という言葉だけを聞いていたからか、そのダイナミックな渓相に遠征メンバーたちは息を飲む。いざ釣り上がってみると、入渓ポイント周辺こそ反応が渋めだったものの、上流を目指していくと次第に魚影が濃くなっていく。

太田「こんなに数が釣れる川も珍しいですね。ストックされているだろうなというポイントには、とにかく魚がたくさん入ってますよ!」

これが五ヶ瀬川水系のキャパシティだ! と言わんばかりに、ロコアングラーたちもどんどん数を重ねていった。結局3日目は15時頃までみっちり楽しみ、その後、欲を出し夕マヅメに本流筋で竿を出してみたが敢えなく轟沈。それでも、日之影川では全員安打はもちろん、1人2桁は軽く突破していた。

スタッフ

【左】ポイント延岡店の川村尚史さん。五ヶ瀬川水系の渓流や本流筋の釣りに精通している。今回は釣り場に同行してくれた。 【右】同じく一緒に釣りをしてくれたポイント日向店の坂本健輔さん。入渓したらひたすら上流を目指すロングトレイルスタイルを好むアングラーでもある。 [写真タップで拡大]

大岩ゴロゴロ

流域によっては、こんな大きな岩がゴロゴロ。このようなダイナミックな渓相を楽しむ事ができる。遡行時はとにかく慎重に! [写真タップで拡大]

河村「僕らも僕らで楽しませてもらっちゃいました」
坂本「とにかく数が出ましたね」

河村さん、坂本さんに礼を告げた後、翌日に予定していた観光スポット巡りのために遠征組3名は高千穂町の民宿で1泊。最終日の午前中を天岩戸神社や道の駅で過ごした。

そして午後からは、今一度日之影川のヤマメ釣りを堪能。これにて2泊3日の九州遠征は終了。

小嶋「五ヶ瀬川だけでも2泊じゃ釣りきれないですね

太田「こりゃ、また計画立てないと!

伊藤来年もぜひ!

〝濡れながら〟遡行する盛夏の渓流に最適なスタイル

今回メンバーたちはウエーダーではなく、ゲーターを主体としたスタイルで挑んだ。

下半身を「速乾パンツ」「速乾タイツ(サポートタイツ)」「ゲーター」「ウエーディングシューズ」という、濡れても速攻で乾いちゃう! という組み合わせで、濡れながら川の中をどんどん踏破していくというものである。

身軽だし、自由度の高さが渓流釣りにはピッタリ。また川の中に入る冷涼感を楽しめるだけでなく、万一転倒した際にも、内部に空気が溜まることもないので、安全性も高

[写真タップで拡大]

観光やグルメも満喫!

天岩戸神社

3日目の午前中には有名観光スポットとして知られる高千穂峡へ! 日本神話にも登場する天岩戸神社には大きな洞窟があり、ここに天照大神が祀られている。 [写真タップで拡大]

居酒屋で〝サバの刺身〟を堪能

延岡市内の居酒屋では生け簀で泳ぐサバをそのまま捌いて提供。関東の人間からするとアニサキスが心配だが、九州では刺し身が定番。

小嶋さんによれば「徹底した鮮度管理と捌き方、あとはアニサキスの種類が関係しているそうです」とのこと。

[写真タップで拡大]

九州発祥のチキン南蛮はぜひ食べていただきたい!

ポイント延岡店のすぐ近くにある「おぐらチェーン」はチキン南蛮の名店。フワフワの衣と絶品のタルタルソースは、一度食べたら忘れられない味。九州に来たら必ず立ち寄ってもらいたい!

※この記事は2019年3月に掲載したものを再編集しております。


最新の記事

ルアマガプラス