
2022年、渓流ベイトユーザー注目のストリーム専用ベイトフィネスリール『シルバークリーク AIR TW STREAM CUSTOM(DAIWA)』がリリースされた。このリールの開発に大きく携わった小林将大さんの実釣に同行し、気になる渓流専用リールの詳細について解説してもらった。
●文:ルアマガプラス編集部
【プロフィール】
小林将大(こばやし・まさひろ)DAIWAフィールド スタッフ。製品開発 にも大きく携わる。 北里大学水産学部出身で、在学当時は岩手県三陸町で鱒の生態を学び、釣りの腕も磨いてきた。
ベイトタックルユーザー必見の渓流専用カスタム





【8.5R(右巻き)】●巻取り長さ(㎝/ハンドル1回転):74●ギア比:8.5●自重(g):170●最大ドラグ力(kg):3.5●スプール寸法(径mm/幅mm):28/21●標準糸巻量:ナイロン&フロロ6lb-40m、PE0.6号-40m(0.8号-40m)●ベアリング(ボール/ローラー):6/1●ハンドル長さ(mm):80●価格:47,200円(税別)
【8.5L(左巻き)】●巻取り長さ(㎝/ハンドル1回転):74●ギア比:8.5●自重(g):170●最大ドラグ力(kg):3.5●スプール寸法(径mm/幅mm):28/21●標準糸巻量:ナイロン&フロロ6lb-40m、PE0.6号-40m(0.8号-40m)●ベアリング(ボール/ローラー):6/1●ハンドル長さ(mm):80●価格:47,200円(税別)
アルファスAIRストリームカスタムに引き続き、DAIWAから渓流専用のベイトフィネスリールがリリースされた。
自然と調和する色合いのボディやコルクノブなど、トラウトアングラーを強く意識したデザインにまず目を引かれるが、インダクトローター固定式のφ28㎜G1ジュラルミンスプールや、TWS、ドラグ引き出しクリックなど、最先端かつ渓流ルアーに最適な技術が惜しみなく採用されている。
どんな角度からのキャストもストレスなく自由自在に!
2021年の9月半ば、小林将大さんは新潟県清津川水系に入渓した。当時開発中のトラウトタックル全般のテストを兼ねた実釣ということで、編集部も同行させてもらうことに。青空の下、開けた瀬のエリアから攻略していく。
それぞれのアイテムを実釣を交えながら解説してもらったのだが、ここでは渓流釣り専用に開発されたベイトフィネスリール
小林「特筆すべきはインダクトローターを固定式にしたところでしょう。一般的なベイトリールはキャストの瞬間にブレーキ値がマックスになり、後半の伸びを出したいところでブレーキが小さくなっていきますが、インダクトローターを固定式にすることで、ブレーキのタイミングが一定になります。渓流だと狭い場所もあったりするので、オーバーハンドやサイドハンド、アンダーハンドなど様々なキャストを行いますから、ブレーキ値を一定にすることでキャスト精度の向上を狙いました」
逆に中流域などではオーバーブレーキになる可能性もありそうだが。
小林「今回は“渓流専用”ということで、近~中距離のキャストを想定した設定となっています。おおよそ15mくらいまでが射程範囲になると思いますが、個人的な体感として10m前後が一番このリールの恩恵を受ける印象ですね」
また、独自に開発されたスプールにも注目したい。
小林「φ28㎜の軽量スプールに加えて、大型のレベルワインドを独自のTウイングにすることで摩擦抵抗を極限まで減らしています。これにより、より軽いルアーも投げやすくなっています」
このほか、ドラグの音を体感できる「ドラグ引き出しクリック」や、長くスムーズな巻き心地を実現した「ハイパードライブデザイン」など、渓流域での使用を想定した機構が随所に詰め込まれている。
幸先よく釣れた美形ヤマメ。スピーディかつテクニカルな渓流釣りに特化した性能は、2022年の渓流シーズンに活躍してくれることだろう。
スプールの軽量化とインダクトローター固定
マグネシウムの2倍、超々ジュラルミンの1.3倍の強度を誇るG1ジュラルミンという特殊アルミ系合金を採用した軽量かつ強度に優れるスプールを採用。
ブレーキはインダクトローター固定式。これによりブレーキ値が一定になり、様々なキャストに対応し、トラブルなく精度を出しやすい。


「TWS」「ドラグ引出しクリック」「ハイパードライブデザイン」



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