
リバーシーバスが盛り上がるこれからのシーズンにうってつけの、テンリュウのロッド2機種をベテランテスターが紹介。シチュエーションに応じて、同社のシーバスロッドシリーズSWATを使い分け、シーバスゲームを気持ちよく楽しむ。
トップで連発! 興奮の実釣動画はコチラ!
川の上流部で実釣開始。アキュラシーが求められるシチュエーション
最初に入ったポイントは、写真のように対岸に草むらのシェードや水門からの流れ込みがあるような場所だ。ポイントまでの距離は15〜20mなので、飛距離よりも、正確にピンスポットにルアーを入れていくことを求められる状況。そこで、倉永さんが手にしたロッドはスワットのSW842S-LML。同シリーズで最も短い機種となる。
倉永「デイゲームでは、小型のルアーをピンスポットで入れ込んでいくような釣りを展開します。そういったゲームで活躍するのが、このSW842S-LMLです。私は、小型のペンシルベイトなどをよく使うんですが、狙っている場所に正確にルアーを送り込める、キャストアキュラシー性能の高さが特徴のモデルです」
解説しながら、気持ちよくルアーをシェードへと送り込む。上流へと釣り上がり、川の合流点に到着。瀬からの落ち込み付近に小型のペンシルベイトを通した瞬間、シーバスが反応した!
倉永「合流部分の流芯より少し先にルアーをキャストして、流芯で食わせたというイメージですね。魚は小さいですけど、狙い通りに反応させられると嬉しいですね!」
ファーストバイトに相好を崩す倉永さん。ちなみに、スワットシリーズはどのような特徴を持つシーバスロッドなのだろうか?
倉永「これは、スワットシリーズ全般に言えることなんですが、前モデルに比べて、現行のスワットはルアーの操作性が格段にアップしています。これは、ティップにある程度柔軟性を持たせつつも、バット部分はしっかりとしたパワーを持つという、現代のシーバスゲームにある程度マッチしたブランクス特性になっているからです」
倉永「その一方で、シーバスを掛けると、ファイト中はバットがしっかりと曲がってくれて、テンリュウらしい魚の動きを吸収するフレキシブルさを発揮してくれます。ただ曲がるだけでなく、C・N・T(カーボンナノチューブ)を採用することで、しっかりと粘ってくれるんで、大型のシーバスが掛かっても安心してファイトに集中できます」
下流の、少し広めのポイントへ移動。トップウォータープラグに好反応!
最初のポイントは、あまり良い反応が得られなかったため、次のポイントへと移動。少し下流へと下り、少し広めのに到着した。
倉永「最初のポイントよりは少し広いんですが、それでもこのSW842S-LMLで十分対応可能です。ここも、対岸側に流芯が寄っていて、さらに消波ブロックが入っています。タイトにルアーを入れ込んでいき、シーバスを誘い出すような釣り方ですね」
実釣を開始して間もなく、最初の魚がヒット! スワットSW842S-LMLがきれいな弧を描く! 危なげないファイトの後、上がってきたのは60cmほどのシーバス。1尾目よりはサイズアップだ。
バイトは何度もあるものの、なかなかフッキングには至らない中、何とかキャッチできた1尾。シーバスとの駆け引きも、リバートップゲームの楽しさの1つだろう。使用するスワットSW842S-LMLは、小型のペンシルベイトに対して移動距離の短い繊細なアクションを演出させやすいため、ストラクチャーにタイトに付くシーバスを誘い出しやすい。
ナイトゲームは大型ルアーを使用するため、スワット932S-LMLを使用
夜は、河口付近のオープンなエリアを中心に実釣を展開。飛距離が欲しいのと、アピール力が必要なためデイゲームよりも大型のルアーの出番となる。そこで、ロッドをSW932S-LMLに持ち替えた倉永さん。
倉永「ナイトゲームでは、ミノーの使用が中心となります。また、釣れる魚のサイズも、日中よりは大型のものがヒットする可能性があるので、スワットSW932S-LMLの方が適しています」
しかし、この日は残念ながらナイトゲームは不発。釣れたのは、ヒラスズキの1尾のみで終了となった。
2日目、待望の良型がヒット!
ここまで、コンスタントに釣果は出ているものの、まだ、納得のいくサイズを手にできていない倉永さん。なんとか、サイズアップを果たしたいところ。
初日とは違う河川の、流れ込み付近をピンポイントで狙っていく。
倉永「初日とは違う河川に来ました。ここで、初日よりもなんとか大きいサイズのシーバスをキャッチしたいですね。というのも、やはり、いいサイズの魚を掛けて、ロッドがしっかりと曲がったところを是非見ていただきたいんです」
トップウォータープラグにたまに反応はあるものの、しっかりと食い込まない。アングラーとシーバスとの攻防が続く。
倉永「シェードの奥、ギリギリにルアーを入れないと反応しないんですよね。少しでも外すと喰ってこない。かと言って、攻め過ぎるとブッシュに引っかかる。ロッドのアキュラシーが求められる状況ですね」
ルアーが気持ちよく、岸ギリギリに入り、数アクション加えたところで待望のヒット! これはデカい! 倉永さんが見せたかったスワットのベンドカーブとは、まさにこのこと。
倉永「お待たせしました! これはいいサイズですよ!」
待望の良型シーバスとのやり取りを堪能しながら、無事ランディングに成功。計測するとそのサイズは70cm。
倉永「80cmとはいきませんでしたが、いいファイトを楽しめました!」
今回の実釣は、動画でも見られるので、スワットのベンドカーブを是非、確認してみてほしい。
【TENRYUスワット使い分け解説!】
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