200kg超え腹パンパンの超巨大サメを捌いて大量の油で揚げて食べる【ハイサイ探偵団】

前回、200㎏のサメを釣り上げる記事が大好評だった「ハイサイ探偵団」。今回は超巨大なサメを捌いて食べる動画をご紹介! サメの構造や、ちょうど捌きたいと思っていた人にはピッタリ! 吊るし方やレシピまで濃い内容を最後までお楽しみください!

●文:ルアマガプラス編集部

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ハイサイ探偵団(はいさい・たんていだん)

視聴者からの依頼を調査するというコンセプトでチャンネルをスタートさせるが、釣りやアウトドア、料理などメンバーが楽しめる企画を中心に沖縄で活躍。ハイサイ探偵団の詳細は、下記YouTubeアイコンからチェック!

今回紹介する『200kgのお腹パンパンのサメ捌いて、大量油で揚げてみた』はコチラ!

【前回】200kg超えのサメを釣り上げる動画は動画はコチラ!

捌くための下準備、まずは200kgのサメを吊るします。

吊るす前にロープで縛る。200kg超えのサメを吊るすにはこれだけ太いロープを使うのだ。

サメを吊り下げるため、尾の部分にロープを巻き付けて縛る。200kgのサメを吊り下げるためにはこれだけ太いロープを使用する。吊るす場所や方法も考えなければいけない。そうしないと…

悲報、鉄パイプ曲がる。

この通り、200kgのサメを吊るそうとすると鉄パイプは曲がります。ハイサイ探偵団のみなさんのおかげで勉強になりました。普通吊るさないですもんね、200kgって。

その後、鉄パイプを補強することで吊り下げることに成功するハイサイ探偵団。ちなみにこのトガリカマスザメのサイズは2m20cmもある。

巨大ザメの吊り下げ成功! さらに助っ人が登場。

強力助っ人であるサメ革細工職人のリョウマさんと、サメ料理を扱う居酒屋の調理場で活躍するユウタさん。

本当はこのままハイサイ名物『油ドボン』(ドラム缶での素揚げ)したいところだが、流石にこのサイズになってくるとドラム缶に入り切らない。なので捌いていきたいが、方法なんて知らないハイサイ探偵団。

そこでサメの革細工職人で、100匹以上のサメの解体経験を持つ、強力助っ人のリョウマさんが登場。さらにサメ料理を提供する居酒屋の調理場で活躍するユウタさん。ユウタさんは普段からリョウマさんが解体したサメを利用した料理をお店で提供している。

2人の強力助っ人にアドバイスを受けつつ解体作業の開始だ。

準備は整った、早速サメを捌いていく

まずはすべてのヒレをカット、断面図はこんな感じ。これはフカヒレになる。

解体作業を開始するハイサイ探偵団。まずはヒレをすべてカットしていく。背ビレから胸ビレ、腹ビレなどすべてをカットするだけでも一苦労だ。

次は内蔵を取り出し胃袋チェック!

次に内蔵を取り出す。そこそこエグ目の映像になるほでキャプチャは自粛。胃袋を取り出し、サメがどの様な食生活をしているかチェック。ベイトの確認作業は釣り人の性なのだ。

まず取り出せたのはイカ、甲が消化されずに残っていた。次に大きめの魚が出てくるが、これはカンパチ。頭と胴体が切り離されているのはサメのアタックで分離された名残だろう。恐るべしサメ。

頭を切り離し、背骨も取り外す。

恐怖を感じるサメの歯。噛まれたところは想像したくない。

とんでもない頭を切り離し、口元をチェックすると恐ろしい鋭利な歯が並ぶ。1本だけでも凶器となるサメの歯がズラリと並ぶ様子は恐怖の象徴だ。

身から離れた背骨。当たり前だがロッドよりも太い。

次に背骨を取り外していく。

実はサメは全身が弾力のある軟骨でできた『軟骨魚類』だ。エイやマンタなどがこの『軟骨魚類』にあたる。腹骨が無いので背骨の取り外しは大きさの割には簡単だ。

リョウマさんは肉をたくさん取るため包丁の角度を調整しながら刃先を背骨に沿って滑らせる。背骨を取り外すだけなら簡単かもしれないが、肉を沢山残して解体するにはリョウマさんの様な経験がとても活きる。

希少部位ハープ

200kgのサメからこれだけしか取れない。背びれ付け根にある部位。

サメの背ビレ付け根にある部位は、海人(うみんちゅ)の間ではハープと呼ばれ、からあげにすると美味しいらしい。そんなことを耳にしたハイサイ探偵団はもう食べるしか無い。からあげ化決定。

サメの大トロ!

サメの大トロ部分。釣りたてだからこそ味わえる部位だ。

こちらはサメの大トロ部分だ。臭みがある部位なので潮氷で洗っていく。時間が経つほど臭みが強くなるので、釣りたてだからこそ食べられる部位なのだ。

解体完了、サメを料理していく

パっと見ただけではサメとは思えない、美味しそうなサメ肉。

居酒屋でサメを料理しているユウタさん、普段はサメのウニソース焼き等でお客さんに提供している。最近試してみたのはサメの水餃子。臭みもなくとても美味だったそうだ。

今回はサメのウニソース焼きと、サメの大葉フライを作っていきます。

サメの美味しい部位は?

そんなユウタさんにサメの一番美味しいところを聞いてみると「新鮮であれば腹部分」。お腹周りは脂が乗っていて美味しいが、その分臭いが回るのもはやく、新鮮なうちでないと食べることには向かない部位だ。

お店で提供するサメ肉は、時間が経過してしまっていることが多いことから、お腹周り以外のサメ肉を使用することが多いそうだ。

レシピ:サメの大葉フライ

  • サメの身に塩コショウで下味をつける
  • 小麦粉をまぶす
  • たまごに浸す
  • パン粉をまぶして
  • 大葉をかぶせる
  • その上から小麦粉をまぶして
  • 卵を塗り
  • 再度パン粉をまぶす
  • あとは揚げるだけ!

詳しい料理の工程は動画をチェック!

巨大サメフライ! ドラム缶いっぱいの油で揚げていく!

家庭では出来ないドラム缶いっぱいの油でサメを揚げる。

下準備ができたらドラム缶いっぱいの油でサメを揚げていく。家庭での揚げ物とは違い、バーベキュー用の網に乗せたサメ肉をワイヤーで支えてあげる。普通の料理ではない。

こんがりキツネ色。画像だけで白米を食べられそうだ。

こんがりとキツネ色になるまで揚がったらサメ肉をあげる。残った油がジュージューと鳴り響き空腹感をあおる。剥がれてしまった大葉をつまみ食いする336さん、思わずグーサイン。

巨大なサメの頭も素揚げにしていく。

画面から見切れているが4人がかかりでサメの頭を素揚げにする。

ちょうどサメの頭を素揚げにしたいと思っていた方々に朗報だ。これからハイサイ探偵団がサメ頭の素揚げを行いますのでご確認くださいませ。

サメの頭、揚がりました。

この通りキレイにサメの頭が揚がりました。とてもひとりでは持ちきれない大きさなので、3人がかりで油からあげます。

サメ料理が完成! 見た目はすごく美味しそうだけど味は?

サメ料理がズラリ。

サメ料理ができあがりました。解体のまでは豪快な作業だったが、お店で提供している料理人が監修し、丁寧な調理によって見た感じはすごく美味しそうだ。

サメのウニソース焼き

硬さはあるものの、それも食感として活きており食べごたえがある。味はしっかりとした白身魚で、そこにウニソースが効いてとても美味しい。

サメの大葉包み揚げ

次にサメの大葉包み揚げだ。切り分けていくとサクサクと小気味の良い音をたてる。ウニソース焼きよりも身が柔らかく食べやすいようだ。フライにウニソースをつけて食べるとこれもまた逸品。

サメ頭の素揚げ

本動画で一番の問題作であるサメ頭の素揚げ。その味は絶品で、特に頭頂部あたりの部位が一番美味しい。さらに先程のウニソースを絡めると一流の料理になる。

他にも口周りのプルプルのサメ肉もコラーゲンを感じて臭みもなくとても美味。味噌などつけると美味しかもしれない。

みなさんも200kg超えのサメを釣り上げた際には是非このサメ料理を試していただきたい。

200kgの巨大ザメを捌いて料理する動画はコチラ!

記事内では紹介できなかった解体部分の詳細や、料理の詳細工程、さらにサメ料理の食レポは下記動画よりチェック! 解体部分ではサメの構造まで知ることができるのでオススメ。


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