
釣り人ならよくご存知かもしれないが、東京都は多くの島しょ地域を抱えており、主なものでその数は11島。これら島しょ部の振興にも力を入れており、その一環として「しまぽ通貨」を、東京観光財団とともに発行している。その内容が非常にお得なものとなっているので紹介していこう。
●文:ルアマガプラス編集部
東京都が3,000円を負担。購入者は7,000円で10,000円分の通貨を購入できる
伊豆諸島は釣りのフィールドとしても魅力的。磯釣りや船釣りなど、多彩な釣りを楽しむことが可能だ。
東京都と言うと、とかく首都圏に注目があつまりがちだが、実は多くの島しょ地域を抱える自治体でもある。南端の小笠原諸島から、伊豆諸島と主なものでも11島を抱えている。そして、これらの島々には、たくさんの魅力的なスポットやアクティビティを楽しめる要素が詰まっている。
こういった島しょ部の魅力を多くの人にしってもらうきっかけ作りとして、東京都が補助金を負担し発行しているお得な通貨、それが「しまぽ通貨」である。
しまぽ通貨は1セットの価格が7,000円。セットの内容は、10,000円分の宿泊旅行デジタル商品券となっており、7,000円分は全ての加盟店舗で使用でき、3,000円分は加盟宿泊施設でのみ使用可能となっている。ちなみに、しまぽとは「東京島めぐりPASSPORT」の愛称だそう。
では、その詳細を見ていこう。
しまぽ通貨を利用できる場所は?
しまぽ通貨は、東京都の11の島しょ部及び竹芝の一部店舗となっている。ちなみに大島から青ヶ島は伊豆諸島、父島、母島は小笠原諸島となる。
- 大島(おおしま)
- 利島(としま)
- 新島(にいじま)
- 式根島(しきねじま)
- 神津島(こうづしま)
- 三宅島(みやけじま)
- 御蔵島(みくらじま)
- 八丈島(はちじょうじま)
- 青ヶ島(あおがしま)
- 父島(ちちじま)
- 母島(ははじま)
上記の島の加盟店舗で利用可能(加盟していない店舗もあるので要注意)。現状、加盟店舗は400以上。食事やアクティビティ、そして宿泊施設など、かなり幅広い店舗で利用可能だ。「買ったはいいけど、全然使えるところがないじゃん!」なんてことにはならなさそうだ。
購入できるのは1人最大8セット。24,000円分もお得に!
しまぽ通貨は、最大で1人8セットまで購入可能。つまり、1セット3,000円分✕8セットで、最大24,000円分得することに! これはデカい! ちなみに、予定販売数は80,000セットとなっており、上限に達すると締切となる。
80,000セット✕3,000円の助成金ということは、東京都は付加価値分だけで2億4,000万円を捻出しているということですね。都民は特に、税金を取り戻すチャンス!?
購入には本人認証が必要。決済方法はクレカのみ!
しまぽ通貨はお店では売っていない。オンラインでの登録、決済で購入できる。これがやや煩雑で面倒臭い。まず、利用者登録が必要で、運転免許証やマイナンバーカードなど、身分証明書を撮影した画像データを送付し、本人認証が取れてから購入へと進むことができる。
ちなみに、この本人認証には5分〜3時間程度かかると明記されているが、申請が集中した場合はこの限りではないようだ。旅行のギリギリで申請すると手続きが間に合わない場合も考えられるので、本人認証だけは余裕を持って済ませておいたほうがいいだろう。
また、しまぽ通貨購入時の決済方法は、本人名義のクレジットカードのみとなっている。クレカを持っていない場合はしまぽ通貨は購入できない。また、本人認証の名義と同一のクレジットカードしか利用できないので、その点も要注意。
利用&販売期間は?
期間:令和4年6月10日(金)〜令和5年3月31(金)
利用できる期間も、販売している期間も上記となる。なお、80,000セットの上限数に達した時点で販売は終了する。
スマホがないと、そもそも利用できない
しまぽ通貨を各店舗で利用する場合、スマホが必要となる。店舗で利用分の通貨を提示すると、専用の電子スタンプをスマホに押され、それで決済となるのだ。また、利用は1,000円単位となっておいる点も留意したい。
詳細や本人認証、購入は、下記サイトを確認してほしい。
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