DAIWAのボートシーバスロッド、ラブラックスAGS BSが最新の技術を纏ってリニューアル。ラインナップは現在のボートシーバスのトレンドを受けて新たな番手が加わり、より強力で盤石な仕上がりとなっている。このロッドの真価を試すべく、監修したアイランドクルーズキャプテン・遠藤正明さんとキャスティングスタッフの小出慎さんに初秋の東京湾で実釣インプレッションを行ってもらった。
●文:ルアーマガジンソルト編集部
遠藤「コノシロパターンは67HB、66XHBの2本体制で挑んで欲しい」
今度はビッグペンシルベイトでコノシロパターンに挑戦。使うのはモンスタースライダー160F。ドッグウォークでリズムよく首を振らせると、水面を切り裂いて飛沫と高いラトル音を発生。この一回一回の首振りアクションでシーバスにスイッチを入れるのだ。ルアーのアクション中にリズムが崩れたり、綺麗な動きが出ないとシーバスがルアーを見切ってしまい、釣果は半減する。
コノシロがいるスポットについてほどなくして遠藤さんにヒット。80アップのランカーをいとも簡単にキャッチしてみせた。ロッドは67HBだ。
遠藤「秋のコノシロパターンには一番使う頻度が多いロッドです。約51gのモンスタースライダーを使うのにちょうどよく、操作性が抜群にいいですよ。そして、掛けた魚をガンガン寄せてすぐに上げることができる。ビッグベイトの釣りは、掛けてから時間をかけずにファイトしてすぐに取り込むことがキャッチ率を上げる秘訣です。ビッグベイトでワラサが掛かることもありますが、それでもちゃんと時間をかけずにキャッチできるパワーがありますよ」
モンスタースライダーも、秋のハイシーズンでは標準的な大きさ。もっと大きい100gを超すルアーを使うなら66XHBの出番だ。
遠藤「やはり50gのルアーと100g以上のルアーを同じロッドで使うのは無理があるので、ぜひこの2本で使い分けて欲しいですね。どちらもドッグウォークなど下方向のロッド操作がしやすくなってますし、大きなルアーを使ってもロッドが軽いから疲れにくいですよ。秋のランカーシーズンはまだまだ続きます。みなさんもぜひ東京湾に遊びにきてください! 」
7ftアンダーだから水面を叩かずにドッグウォークができる
ペンシルベイトのドッグウォークアクションはロッドを下に向けて行う。小さな船でやることも多いボートシーバスでは、ロッドが長いとアクション中に水面を叩いてしまうことも。なので、67HB、66XHBといった長さがちょうどいいのだ。
障害物周りを攻めた後、コノシロパターンにシフト!
モアザン モンスタースライダー 160F(DAIWA)
ベイトタックル×メタルバイブでもバラしにくい
68MBでキャッチしたグッドサイズ。ベイトロッドと高比重のメタルバイブは掛かりにくくバレやすい印象もあるが、ロッドが負荷に対して素直に曲がってくれるため、安心してファイトができた。
当日の使用タックルはこちら!
『ボートフィッシング完全読本 Vol.2』(10/24発売)
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