ウソだろ…!?取材中に(ほぼ)70cmの巨大ヒラメ捕獲!「釣れるならココ」確信のポイント選び理論がヤバい!

70cmオーバーで座布団。80cmオーバーで大座布団と言われるランカーヒラメ。全国のヒラメシーンを牽引してきた堀田光哉さんが、誰もが釣りたい憧れのランカーヒラメの遭遇率を高める方法について解説。
※ルアーマガジンソルト別冊『ヒラメ王』から抜粋し、加筆修正して掲載

>>ヒットパターンをイラストで図解(ルアマガ+)<<

●文:ルアーマガジンソルト編集部

ヒラメハンターの異名を持つ、サーフエキスパート!

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堀田 光哉(ほった・みつや)

ヒラメハンターの異名を持つ、サーフフィッシングのエキスパート。遠州、駿河といった地元を始め、房総や茨城などの関東はもちろん、全国各地のサーフに精通。ヒラメブームの牽引役としてTVや雑誌等のメディアへ多数出演し、多くのアングラーに影響を与えている。釣り具メーカーシマノのインストラクター。

ランカー降臨、チアユの接岸がバイトの鍵だった!

実釣3日目、実釣取材の最終日。この日も狙いは前日と同じ、河口エリアの吐き出しを丁寧に攻めていく。

堀田「川の河口は100m左手で、川の流れは斜め前に出ていて、自分の正面に川の流れがかかっています。地形的には離岸流が発生する場所なんだけども、でもベタ凪で超ゆるゆるの流れですね。弱い離岸流と河口の流れがぶつかって、そこにたまに潮目ができる。沖目には浅場があることをドリフトスイマーで把握していたので、その切れ目あたりをひたすらやっています」

河口エリアに確信を持った堀田さん。移動することなく、ここで信じて投げ続ける。 [写真タップで拡大]

干潮で水が引いてくると、手前の水たまりに稚アユが取り残されているのを発見した。

堀田「この稚アユ、8cmくらいありますよ。この時期にしては相当でかいです。関東だったら8cm程度でしょう。宮崎の方だから成長が早いんでしょうね」

午後の上げ3分のタイミング、熱砂ドリフトスイマーⅡ 100HSでこの日待望のヒット。合わせた瞬間、今までとは異なる重みがロッドにのしかかる!

ファイトはロッド位置を保持したままで
ファイト時はロッドはあまりガンガン煽らないのがコツ。「ロッドの角度をなるべく保持したままファイトします。どこにかかっているわからないし、あまりロッドの角度を変えすぎるとバラシにつながりますからね」 [写真タップで拡大]

ヒットスポットは70mほど沖だ。時間をかけてじっくりと寄せてくる。波間にヒラメの姿を確認、でかい。フィッシュグリップでがっちり顎を掴む。ランカーヒラメのランディングに成功!

確信を持って粘り続けた堀田さんに、最後の最後で釣果の女神が微笑んだ。 [写真タップで拡大]

【Hitルアー:熱砂 ドリフトスイマーll 100HS(シマノ)】

よく飛び、シャローを快適に引けるサーフシンペン
よく飛んで浅いレンジを引けて、巻き抵抗がしっかり出るので、流れの変化を把握しやすい。100mmボディで大きさのアピール感も出ている。干潮がらみの釣りでは登場する場面が多い。貫通ワイヤーで強度も抜群だ。

堀田「自分が思い描いている地形の切れ目に何度も投げ込んで、ようやくヒットしました。ずっとルアーを投げてはいたけども、そこに魚がやってきたときに、ルアーがリンクして釣れたんでしょうね。70cmあるかないかですかね」  70cmには2mm足りない泣き座布団。それでも釣れてくれたことの嬉しさは変わらない。

何度確認しても、70cmには2mm足らず。「ランディングした時から、70cm無いなというのは感じてましたけどね」。それでも、ヒラメが釣れてくれたことの嬉しさは変わらない。 [写真タップで拡大]

フックはオーナーばりのSTXシリーズに換装
フックは堀田さんが開発にも携わったオーナーばりのSTXシリーズを使用。ドリフトスイマーⅡにはSTX-38をセットしていた。このフックを使用してから、ショートバイトが取れるようになり、波打際などのバラシも激減という。 [写真タップで拡大]

ベイトのサイズが、ヒラメのサイズも左右する場合が多い

堀田「実釣時の2月は、水温的にもまだまだシブい時期。釣果的にそれほど釣れていない状況で、さらに寒波が来た中で釣れてくれたのは素直に嬉しい。読み通りの展開ができた喜びがも大きいですよ」

ランカーヒラメの釣れたシチュエーションを今一度振り返ってみよう。

追い風の影響もあり、ルアーは遥か遠方まで爽快に飛んでいく。沖のピンスポットも正確に撃ち抜いていた。 [写真タップで拡大]

堀田「狙ったのは沖の瀬のショルダー部分。川と潮の流れの当たる場所がピンスポットだから、魚がついている場所は、せいぜい数メートルの範囲でしょうね。ルアーは、流れの強さや水深が変わっていくなかで、ドリフトスイマーll 100HSが一番合っていた。追い風でめちゃくちゃ飛んでいたし、これも釣れた要因。バイトしたのは相当遠くて、80m以上飛ばして、70mくらいのところで喰ってきましたね」

同じピンスポットをずっと狙っていくとなると、気になるのはフィッシングプレッシャーだ。

堀田「それに対しては、ルアーローテーションで対処。あとはカラーのローテーション。同じものを見せすぎると魚も慣れてしまうからね。いつも言っているけど、カラーは大きく変えること。この時もアピール系とナチュラル系を行ったり来たりしていましたよ」

河口からの安定したベイトフィッシュの供給、それが稚アユ
ランカーヒラメが吐き出し、サーフにも打ち上げられていたのが稚アユ。低水温期のベイトフィッシュが少ない状況で、安定して供給されるのがチアユの遡上による接岸だ。堀田さんが河口周りにこだわっていた理由のひとつ。 [写真タップで拡大]

ヒットルアーの熱砂ドリフトスイマーⅡ 100HSは、当日のメインベイトとなった稚アユとサイズがドンピシャだった。

堀田「ベイトがちゃんといる場所を狙うことはランカーヒラメの鉄則。特にベイトが大きい時期はランカーが出やすいですよ。イワシが接岸しやすくヒラメの産卵時期にも重なる5〜6月、コノシロ、イシモチといった大型のベイトを捕食しだす11〜1月はランカー率が高いですね。寒ビラメ脂も乗っていてコンディションが良いから、釣って嬉しいのはこっちかも。あとは、実績スポット、一級スポットに通い続けること。良い場所には、いつかランカーも入ってきますから」

ランディングした瞬間、ランカーではあるが、70cmを超えているかというと微妙であったという。なので、メジャーで正確に図ることに。 [写真タップで拡大]

ランカーヒラメキャッチ率が高い時期は?

ランカーが出やすいのは、イワシの接岸などでベイトをしっかり食べている5〜6月。また、コノシロ、イシモチなど大型のベイトを捕食しだす11、12、1月もランカー率が高い。水温が下がる冬は脂が乗っているのでコンディションも良い。

ベイトをちゃんと食べている時期はランカーが出やすい。 [写真タップで拡大]

ランカーが釣れているタイミングを逃すな!
大型のヒラメは、ヒラメにとって最良のタイミングに、最良の場所に入ってくる。だから、周囲でランカーが上がったらチャンスだ。同サイズが近くにいる可能性が高い。堀田「他のアングラーが80cmオーバーを釣って、そのすぐ後に80cmオーバーが釣れたという経験もありますよ」 [写真タップで拡大]

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