便利過ぎたマジで!デコイのスイッチヘッドはボトム攻略を根底から変えるシンカー(オモリ)

ソルトルアーフィッシングにおいて、ボトム(海底)の攻略がキモとなる魚種は多い。チニングやロックフィッシュ、フラットフィッシュなど人気の魚種はいずれもボトム攻略が中心となる場合が多い。そこで注目したいのがこの、デコイのスイッチヘッド。1つのヘッドに2つの機能を持たせた、超便利なアイテムだ。詳細を見ていこう。

●文:ルアーマガジンソルト編集部

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大久保 幸三(おおくぼ・こうぞう)

ビッグフィッシュハンターの異名を持つ、マルチアングラー。大阪を中心に、世界を釣り歩く。デコイ(カツイチ)プロスタッフ。

ヘッドの向きをスイッチできる画期的機能

デコイは、今から30年ほど前に釣り針メーカーのカツイチが海外進出のために立ち上げたブランドだ。ゲームフィッシングの分野で、スタンダードなフックからエポックメイキング的なリグまで数々のアイテムをリリースするが、すべてに共通するのが高品質、高性能、低価格。つまりコストパフォーマンスが高いということだ。

このデコイからされているのがスイッチヘッドと、スイッチヘッドにフックが標準装備されたスイッチボムだ。

【DS-13 スイッチヘッド】

すり抜け重視のトライアングル形状と、スタック感&水受け重視のフラット形状の2面を持つフットボールタイプシンカー。低重心で着底時の安定感も高い。ラインアイとフックアイの役割をするスイッチピンの線径はφ0.8mm。海で使っても強度は十分。抜き差しを繰り返すうちに緩くなってきたら先端側の開き具合をプライヤーで調整すれば、使用中の脱落を防止できる。

フックをセットする側を変更することで「スナッグレスモード」と「スタックモード」2タイプの性能を発揮する設計。具体的な使用方法は下の項目で解説。 [写真タップで拡大]

重量:3.5、5、7、9、11、14g
価格:3~5個入り500円(税別)

【VJ-78 スイッチボム】

スイッチヘッドにフックが標準装備されたアイテム。フックは、パワー系オフセットの金字塔、デコイ・キロフックワーム17を採用。K2-Grit製法によるシャープで折れにくく曲がりにくいオフセットフックだ。

スイッチボムにはスイッチヘッドとピン、そしてオフセットフックがそれぞれ2セット同梱されている。 [写真タップで拡大]

サイズ:#1/0-3.5g、#1/0-5g、#2/0-7g、#2/0-9g、#3/0-11g、#3/0-14g
価格:2個入り350円~400円

スイッチヘッドはデコイのアイテム分類によると“リバーシブルフットボールシンカー”となる。デルタ型のヘッドに抜き差しできるスイッチピンを装備し、このシステムがまさに画期的なのだ。

【ヘッドの向きのスイッチはピンを抜いて逆から差すだけ】

ヘッド後方から出るスイッチピンをプライヤーで摘んで引き抜き、ヘッドの向きを変えてもスイッチピンを差せばヘッドの向きの切り替えが簡単にできる。抜くときはやや下方向に引くのがコツ。スイッチピンのRの狭い方がリーダーとの結節側と覚えておけば、差す向きを間違えることはない。

フック標準装備のスイッチボムを見れば、フックの可動域が広いジョイントリグというのがわかる。ヘッドが先細ですり抜けも良さそうだ。この向きがスナッグレスモード。ところがピンを抜いてヘッドの向きを変えれば、真逆の顔に。接地面が広がり、水も受けやすくなる。こちらがスタックモード。ヘッドが2つの顔を持つから“リバーシブルフットボールシンカー”というわけだ。

スナッグレスモード】岩礁帯など根がかりの多い釣り場で有効

根魚狙いなど根がかりの多い釣り場で使うときは、先が細い方を前向きにセット。テキサスリグのようにボトムをズル引いてもすり抜けやすく、根がかりをかわして障害物をタイトに攻めることができる。岩や消波ブロックの隙間にもダイレクトに落とし込みやすい。

【スタックモード】引っかかり感や水噛み感でアピール

砂底など根がかりしにくいエリアや、水を噛ませたいときはデルタ形状ヘッドの面が広い方を前に向けてセット。意図的なスタックから外れた瞬間にリアクションバイトを誘発。ただ巻きでは水噛みによる波動と、ジョイントリグの柔軟なアクションでアピールできる。

さらにこのスイッチピンは、スイッチヘッド3.5gから14gの全6アイテム共通サイズでウェイト交換が簡単。同じようにスイッチピンを引き抜けば、釣況に応じて最適なサイズや形状のフックを搭載できる。ちなみにヘッドは硬質マテリアルで感度も良い。

ソルトフィッシングゲームでも活用の幅が広い

バスフィッシング用として使われることの多いスイッチヘッドだが、この機能は海でも使える! とソルトにいち早く実戦投入しているのが、デコイのプロスタッフ、大久保幸三さんだ。

沈み根撃ちもスイミングもOK! 多彩な魚種にアプローチできる [写真タップで拡大]

大久保「ロックフィッシュゲームはもちろん、軽いウェイトはチニングにも良い。軽くてもスタックモードにすれば、砂底でも引っかかり感や引き抵抗が得やすいです。あとスタックモードでストレートタイプのワームを使えば、ヘッドが水を受けてブリブリ泳ぐ。表層や中層はかかりの良いストレートフックでただ巻き。ミノーのように使うこともできます」

【スイッチヘッド・スイッチボムセット例】

ジョイントリグで着底時もスイミングもアクション、イキイキ!
スイッチヘッドは、便利なだけでなく優れた釣獲性能も魅力。フック、ワームを装着すればダイレクトな操作感が得やすく、ワームの可動域が広いジョイントリグになる。着底直後は立ったワームがふわりと倒れてナチュラルにアピール。横に引いてもワーム本来のアクションを引き出しやすい。 [写真タップで拡大]

【ソルトではスナップ使用がおすすめ】

バス釣りで20lb以下のラインを使うときはスイッチピンに直結し、結び目をスイッチヘッドの穴にくぐらせてフックの交換が可能。ソルトで使うリーダーが太いとそれは不可能だが、スナップを介せばラインを切らずにウェイトもフックも交換できて便利だ。ソルトではクロダイなど噛む力が強い魚や、不意の大物とも対峙。スナップがフッキング時やファイト中のスイッチピンの抜けを防止するストッパーとしても活躍する。

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直結の場合、ラインが細ければ結び目をヘッドの穴にくぐらせてフックの交換ができる。ただしウェイト交換はラインを切らなければいけない。 [写真タップで拡大]

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モードやウェイト、フックを手軽にスイッチ。ボトムの沈み根から表層まで広域を探れる。スイッチヘッド&スイッチボムで、ソルトの多彩なターゲットにチャレンジ!

スイッチボムを動画で見る


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

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