釣りをするうえで車の運転をすることは切り離すことができない。車を運転をしているときに事故やトラブルが発生したときに状況を記録できるドライブレコーダーを設置しているひとも多いのではないでしょうか。そんなドライブレコーダーに関するアンケートを紹介します。
●文:ルアマガプラス編集部
ドライブレコーダーに関する調査
「ズバット」を中心とした比較サイトを展開する株式会社ウェブクルーは、2022年11月に「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者を対象に『ドライブレコーダーに関する調査』を実施しました。
調査実施の背景
事故やあおり運転による被害の証拠を残す手段として、ドライブレコーダーの設置率は年々高まっています。いざという時に役立つドライブレコーダーですが、「記録できていなかった」「データが消えてしまった」など、活用に失敗した経験がある人も一定数いるようです。
そこで、ウェブクルーのサービス利用者に対してドライブレコーダーの実際の活用状況を調査しました。この調査結果より、あおり運転や交通事故に遭遇した人のうち、ドライブレコーダーを設置している人の4割が「活用できていない」という実態が明らかになりました。年末年始の帰省や旅行など、運転の機会が増える前にドライブレコーダーの活用事例や失敗例をチェックして、安全運転にお役立てください。
調査結果トピックス
アンケート回答者2,348人に「ドライブレコーダーを使用していますか?」と質問したところ、使用している人が65.1%、使用していない人は34.9%と、半数以上がドライブレコーダーを使用しているという結果に。
「ドライブレコーダーを使用している」と回答した1,529人のうち、ドライブレコーダーを使用して良かったことは「安全運転を心がけるようになった(45.1%)」が最多。次いで「自分に事故やトラブルが発生した時に警察などに証拠提供できた(42.6%)」が多かった。
「交通事故やあおり運転に遭ったことがある」と回答した319人のうち、交通事故やおあり運転に遭った際にドライブレコーダーを活用できなかった人は44.5%。
調査結果詳細
以下に、ドライブレコーダーの利用状況や利用して良かったことなどについて調査した結果を紹介します。
ドライブレコーダーを使用していますか?
まず、ドライブレコーダーの使用の有無を尋ねたところ、ドライブレコーダーを「使用している」と回答した人が65.1%を占め、「使用していない」と回答した人が34.9%という結果になりました。
ドライブレコーダーを使用して良かったことはありましたか?
ドライブレコーダーを「使用している」と回答した1,529人に対して、「ドライブレコーダーを使用して良かったことはありましたか?」と質問したところ、「良かったことがあった」と回答した人は38.4%、「良かったことはなかった」と回答した人は61.6%と、「良かったことがあった」と回答した人のほうが少ない結果となりました。
回答者1,529人のうち、交通事故やあおり運転に遭っていない人が79.1%(1,210人)を占めているため、ドライブレコーダーを活用できる場面がなく、「良かったことはなかった」と回答した人のほうが多いと想定されます。
さらに、ドライブレコーダーを使用して「良かったことがあった」と回答した人(587人)に、具体的な内容を尋ねました。
ドライブレコーダーを使用して良かったことについて、具体的に教えてください。(最大3つまで選択可能)
ドライブレコーダーを使用して良かったと答えた人の理由では、「安全運転を心がけるようになった(45.1%)」という回答の割合が最も多く、次に多かったのは、「自分に事故やトラブルが発生した時に警察などに証拠提供できた(42.6%)」でした。ドライブレコーダーの設置は、事故やトラブル発生時だけでなく、安全運転への意識向上にも役立っているようです。
「ドライブレコーダーを使用して良かった」と感じたことを自由回答で尋ねてみたところ、以下のような意見が挙がりました。
<ドライブレコーダーを使用して良かったこと(自由回答)>
・あおり行為を受けても具体的な証拠が得られるので、運転中にドキドキと焦らなくなった(50代/男性/大阪府)
・自身の運転を顧みることができた(70代/男性/千葉県)
・危険な状況が生じたとき、あとからその状況を確認して、自分の運転の反省と見直しができた(60代/男性/東京都)
ほかにも、「たまたま見かけた流れ星を録画できた」「記録された運転中の自分の歌声を聴いて、自分の歌唱力の低さを自覚した」といったドライブレコーダーの本来の使い方とは異なるメリットを挙げる声もありました。
続いて、交通事故やあおり運転、もしくはその両方に遭ったことがあると回答した319人に対して、「交通事故やあおり運転に遭った際に、ドライブレコーダーを活用できましたか?」と尋ねました。
交通事故やあおり運転に遭った際に、ドライブレコーダーを活用できましたか?
「交通事故やあおり運転に遭った際に、ドライブレコーダーを活用できましたか?」と質問したところ、「活用できた」と回答した人が55.5%、「活用できていない」と回答した人が44.5%という結果になりました。ドライブレコーダーを設置していても、いざという時に有効活用できていない人が一定数いるようです。
ドライブレコーダーを「活用できていない」と回答した人(142人)に対して、ドライブレコーダーを活用できなかった理由を尋ねたところ、以下のような意見が挙がりました。
<ドライブレコーダーを活用できなかった理由(自由回答)>
【きちんと録画できていなかった】
・事故の前後は再現できたが、接触の瞬間が記録されていなかった(50代/男性/神奈川県)
・2回ぶつけられて、両方とも逃げられた。4桁のナンバーと車種は特定できたが、細かな情報が記録されてなかった(60代/男性/愛知県)
・駐車時にぶつけられたが、駐車時の設定をONにしていなかった。事故後、ONにした(60代/男性/愛知県)
【前方しか記録できなかった】
・もらい追突事故だったがドライブレコーダーは前方録画のみだった(40代/男性/北海道)
・後ろからあおられても、後ろのカメラ映像がないため(40代/男性/東京都)
・側面衝突なので、記録されていなかった(前後のみ記録)。相手の車はドライブレコーダーがなかった(60代/男性/茨城県)
【その他】
・夜間であったため、画像がハッキリとしていなかった(70代/男性/愛知県)
・後方のドライブレコーダーが下に落ちてしまった(60代/男性/福岡県)
特にあおり運転に遭ったことがある人の回答では、「前のみ録画タイプなので後ろからのあおりは録画できなかった」「容量が少なくすぐに上書きされてしまった」「振動によりレコーダーが停止していた」などが、ドライブレコーダーを活用できなかった理由として挙げられていました。
せっかくドライブレコーダーを取り付けていても、ドライブレコーダーの機能や性能によってトラブルの瞬間を記録できなかったケースもあるようです。ドライブレコーダーを設置したら、問題なく稼働するかを確認し、失敗を防ぎましょう。
まとめ
今回の調査により、あおり運転や交通事故などに遭った際に、ドライブレコーダーをうまく活用できてない人が4割いるということがわかりました。機能や性能の問題によって、有効活用に至らなかったようです。ドライブレコーダーを購入する際は、機能や性能を理解して選ぶこと、設置後すぐに正常に機能するかを確認することなどが重要です。
年末年始で運転の機会が多くなる人や、長距離移動を控えている人は、今回紹介した失敗例を活かして、万が一のトラブルに備えましょう。また、これからドライブレコーダーの取付けを検討している人は、商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
※こちらの調査結果は「ズバット 車買取比較」でもご覧いただけます。
調査概要
「ドライブレコーダーに関する調査」
・調査期間:2022年11月22日(火)~11月25日(金)
・調査対象:「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」のサービス利用者
・有効回答数:2,397件
※なお、「車に一切乗らない、または運転免許を持っていない」と回答した49件は対象外とした
・男女比率:男性1,963人(81.9%)、女性413人(17.2%)、無回答21人(0.9%)
・年代比率: 20代以下 25人(1.0%)、30代 87人(3.6%)、40代 442人(18.4%)、50代 886人(37.0%)、60代 662人(27.6%)、70代 254人(10.6%)、80代以上 41人(1.7%)
・平均年齢: 56.9歳
「ズバット 車買取比較」について
「ズバット 車買取比較」は全国的に有名な車買取業者から地域密着型の車買取業者まで、299社(2022年12月時点)の車買取業者が参加している、日本最大級の規模を誇る車買取比較サイトです。簡単な情報入力だけで最大10社の車買取業者に一括で査定を依頼することが可能です。
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