著しい進化を遂げるスマートフォンのカメラ機能。誰でもオートマチックに、美しい写真が撮影できるのだが、どれだけスマホのカメラ機能が進化しても、たった1つの注意点をおこたると、その機能が十分に発揮されない。誰でもできる簡単なことだが、あまり実践できていない、そんなコツを紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
どんなにカメラ機能が進化しても、レンズが汚れていたらキレイに撮れない!
スマートフォンは、手に持って操作したり持ち運んだりするデバイスである。知らない間に、レンズ部分に触れてしまうことも多く、手の脂などで汚れがちだ。これはもう、スマートフォンというデバイスの特性上、防ぐことができない。
スマートフォンのカメラ機能を最大限に引き出すために誰でもできるたった1つのコツとは、撮影前に必ずレンズをキレイに拭くこと、これだけ。
スマートフォン用のケースやカバーをつけても、当然ながら、カメラのレンズ部分までは覆うことはできず、常に露出しまっているために、実は汚れやすい部分でもある。
スマートフォンでの撮影まえに、レンズの汚れに注意を払うという人はあまり多くないだろう。たいていはそのまま撮って、そんなものだと特に気にしていないかもしれない。
では、実際に、レンズがアブラでごれた状態で撮影するとどうなるかを試してみよう。
汚れたレンズで撮影すると、画像が不鮮明に…
レンズに付着した脂などの汚れは、入ってくる光を拡散させたり遮ったりするため、結果的に写真が不鮮明になりがちだ。
レンズが汚れたまま風景写真などを撮影すると、全体的にボヤけた感じになる。また、明かりなどの光源が画角に入ってくると、その周囲がモヤがかかったようにボヤけてしまう。
【撮影画像比較】
釣りの最中に見かけた印象的な風景や釣果を写真に収めるということは多いと思う。それが海だと、波などの潮で汚れることも考えられるし、エサを触った手でレンズに触れることもあるかもしれない。
手のアブラでヨゴレたカメラのレンズ。この状態で撮影してしまっていることはないだろうか?
いくら、スマートフォンのカメラ機能が進化しようとも、レンズが汚れていてはどの機能を十分に発揮することはできない。これは、機種を問わず、全てのスマートフォンに言えること。
撮影前に、スマートフォンのカメラのレンズを、布やティッシュなどでサッとひと拭きするだけで、写真は見違えるほど美しくなるはずだ。
【編集部オススメ 撮影グッズ】
マンフロットと言えば、プロのカメラマンも愛用する三脚のメーカー。その、マンフロットの一般ユーザー向け小型三脚、PIXI Smartは、コンパクトながらスマホ用のアダプターが付属するため、非常に便利。編集部でも愛用者がいるが、あまりに気に入り過ぎて、大小2つを使い分けているほど気に入っている。しっかりとした安定感で、コンデジなどでも使用可能だ。1つカバンに忍ばせておくと便利。
iPhoneのリアカメラレンズは超硬質ガラスでカバーされている
ちなみに、iPhoneのリアカメラレンズは、高級腕時計の風防にも使用されるサファイアクリスタルと呼ばれるガラスで覆われている。このサファイアクリスタルは人工的につくられたサファイアである。非常に硬質で傷がつきにくいので、腕時計の風防にも使用されることが多い。
とは言え、不可抗力に対する保険として考えて、レンズ面を拭く際は、極力、清潔で柔らかい布や新しいティッシュなどを使用したほうが良いだろう。拭くものに砂などの汚れが混じっていると、最悪、傷がついてしまう場合もあるので要注意。
【編集部オススメのクリーニングクロス】
カメラのレンズなどのヨゴレを拭き取るために、プロカメラマンなども愛用するクリーニングクロス。もちろん、スマートフォンのカメラレンズをキレイにする場合にも超便利。釣りの現場でも、偏光サングラスがヨゴレた場合に使用するとびっくりするほどキレイに拭き取れるのでオススメ。ちょっとお値段が張るが、その分、効果は高い。
撮影前に、レンズ面をキレイに拭く。全てのスマートフォン、デバイスで誰もができる簡単な撮影のコツ。是非実践して、カメラの性能をフルに引き出し撮影に挑んでみて欲しい。
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