【シマノ新リール】機能もデザインも大幅にアップデート!エクスセンスXR登場!旧モデルと進化度&価格を比較!

18エクスセンスCI4+が大幅な進化を遂げ、エクスセンスXRとして生まれ変わった。釣りフェスティバル2023にてお披露目となったこのシーバス専用リールには、シマノの最新技術を惜しみなく投入されつつ、軽量化も実現している。その詳細をお伝えしよう。

>>エクスセンスXRと従来機との価格を比較<<

●文:ルアマガプラス編集部

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大幅アップデートで、上位モデルに迫る性能を得た、NEWエクスセンスXR

横浜で開催された釣りフェスティバル2023のシマノブースにてお披露目となったエクスセンスXR。シーバス専用リールとしては、すでにハイエンドモデルとして21エクスセンス、そしてベーシックグレードとして20エクスセンスBBが存在する。今回発表となったエクスセンスXRは、エクスセンスリールシリーズのミドルクラスとしての位置づけとなる。

釣りフェスティバル2023会場で発表となったシーバス専用リールのニューモデル、エクスセンスXR。

ラインナップは、シーバスゲームに適した3000番と4000番、そしてギア比の違いで、計4機種となっている。

【エクスセンスXR ラインナップ】

従来機としてエクスセンスCI4+というモデルが存在するが、エクスセンスXRはその進化版となり、内部機能の大幅なアップデートや軽量化により、さらに高度なシーバスゲームにも対応可能な性能を実現した。では、そのアップデートの内容を、具体的に見ていこう。

コチラは旧モデルとなる18エクスセンスCI4+。

マイクロモジュールギアIIが搭載され、滑らかさが向上

エクスセンスXRには、シマノの高い製造技術による機能が多数盛り込まれ、18エクスセンスCI4から大きな進化を遂げている。搭載された機能は、上位モデルが採用するものも多く、このリールの性能の高さをうかがわせる。新たに搭載された機能は以下の通りとなる。

マイクロモジュールギアII

18エクスセンスCI4+からの大きな進化点の1つが、新たに搭載されたマイクロモジュールギアIIだろう。マイクロモジュールギアIIは、シマノの高い製造技術を駆使し、ギアの歯面1つ1つの形状を再設計しして最適化したもの。これは、フラッグシップモデルのエクスセンスも搭載する技術だ。

非常に滑らかでノイズの少ない巻き心地のため、ルアー操作時の水中の状況をより的確に把握できる。シンキングペンシルやミノーなど、リトリーブ主体のゲーム展開でもその恩恵を実感できるはずだ。また、視覚的な情報が得られにくいナイトゲームにおいても、マイクロモジュールギアIIがもたらすメリットは大きいだろう。

ロングストロークスプール

スプールの糸巻き部分を幅広に設計することで、キャスト時のライン放出抵抗を低減。キャストフィールとルアーの飛距離の向上が期待できる。飛距離を求められるような、オープンエリアでのゲーム展開などでも、メリットが大きい機能と言えるだろう。

サイレントドライブ

エクスセンスXRが新たに搭載する機能はまだまだあり、サイレントドライブもその1つ。ハイエンドモデルとなるエクスセンスも搭載する同機能は、ボディ全体の基本設計、駆動系部品などを見直し精度を上げることで、操作時の不快なガタや揺れを徹底的に排除したもの。マイクロモジュールギアIIとの組み合わせで、スムーズで滑らかな使用感を実感できるはずだ。

リジットサポートドラグ

メインシャフトとスプール内の2点のベアリングでスプールを支持することで、スプール回転時のグラつきなどを低減。負荷がかかるような状況でも、安定した操作感が得られるというメリットがある。特に、強烈な引きのランカーシーバスとのやり取りでも、安心して対応することが可能だ。

18エクスセンスCI4との機能比較

上の表では、旧モデルとなる18エクスセンスCI4+と、その進化版となる23エクスセンスXRの機能を比較。Xプロテクトは共通となるが、マイクロモジュールギアIIやロングストロークスプール、サイレントドライブは新たに搭載された機能となる。また、自重も20gと大幅な軽量化を実現している(4000MXGでの比較)。ベアリング数に変更はないようだ。

嶋田「欲しかった機能が搭載され軽量化も果たしてこの価格は衝撃的」

新しいエクスセンスXRで実釣を行った、シマノインストラクターの嶋田仁正さんが、シマノYoutubeで公開したコメントは以下の通りだ。

シマノのエクスセンス担当のインストラクター、嶋田仁正さん。

嶋田「従来モデルのエクスセンスCI4+の進化させたバージョンアップモデルがエクスセンスXRとなる」

従来機となるエクスセンスCI4+との違いは、どのように捉えているのだろうか?

嶋田「まず、大きな違いとして、新たにマイクロモジュールギア2が搭載されました。更に、ロングストロークスプールも採用されています。個人的には、この2つの機能に関しては、是非搭載して欲しいと思っていたものなので、嬉しいですね」

新たに追加された機能により、上位モデルとなるエクスセンスとの差が一気に縮まった言えるだろう。

エクスセンスシリーズの機能比較表。

嶋田「あと、サイレントドライブも搭載されているので、リトリーブ中などもかなり滑らかな巻き心地を実感できると思います。また、自重自体も軽量化されていて、エクスセンスCI4+の4000M XGと、新しいエクスセンスXRの4000MXGとを比較すると、約マイナス20gを達成しています」

エクスセンスCI4+自体も、決して重いリールというわけではなかったのだが、そこからさらに20gもダイエットするというのは、かなり大きな進化。

嶋田「リールで、20gの軽量化をするというのは大変なことです。非常に軽量化されたリールだと言えますし、上位モデルとなるエクスセンスと比較しても、正直、遜色ないレベルの高性能を、この価格帯で実現していしまっているのは、衝撃的なことだと感じていますね」

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