「ミヤビス45DR(アクアウェーブ)」はショアからのロックフィッシュゲーム専用に開発されたクランクベイト。この度、「マットチャートタイガー」「サンセットナイト」の2色が新たに追加されたので、それぞれ効果的なシチュエーションを開発担当に聞いてみたぞ!
●文:ルアーマガジンソルト編集部
コンパクトでよく飛び、よく潜る超優秀なひと口サイズディープクランク
クランクベイトはブラックバス用のルアーとして定着しているが、ここ最近はソルトでも使う人が増えてきている。大きなリップとずんぐりむっくりしたボディを持つクランクベイトは、水押しアピールが強く、障害物回避性能も高い。
この特徴を活かし、ロックフィッシュ狙いで良い思いをしているアングラーも少なくないのだ。ターゲットはキジハタ、クロソイ、タケノコメバル、カサゴなどなど。根魚が好むのはゴロタや消波ブロックなどで、そこを根掛かりを恐れずにトレースできるのがクランクベイトというわけだ。
2022年11月にはエクストラディープモデルが追加されたタイミングで2色の新色が追加された。
マットチャートタイガー
キジハタやアカハタ、カサゴ、メバルなど様々な根魚の実績を上げてきたミヤビス45DR(アクアウェーブ)。こちらのマットチャートタイガーの発案者は、東北在住のアングラーとのことだ。
開発者「釣り人からの視認性抜群なカラーですが、どちらかと言えば『にごり』を意識したものになります。東北で言えば雪代期ですね。春先に、雪解け水が海に流れ込み濁りが強くなるタイミングはこのマットチャートベースのカラーがとくに有効なんです」
東北のみならず、降雨があれば全国的に濁りとの戦いになる。そうしたシチュエーションでぜひ使用してみたい1色だ。
サンセットナイト
その名のごとく、マヅメ時やナイトゲームで使って欲しい色とのことだ。
開発者「カラーラインナップはギラギラ系やクリアー系ばかりでしたが、こちらはマットブラックベース。シチュエーション特化型のカラーで、とくに月明かりが明るい時に効果的です。
Sマジックというルアーのラインナップにムーンナイトタイガーというカラーがあるんですが、こちらもマットブラックベース。月明かりに照らされたときにルアーのシルエットがくっきり浮き上がって、これでしか釣れないシーンも多いんです。逆に月明かりがないときは釣れづらい色ということも言えます」
―頬から中央部のゴールドカラーに関しては?
開発者「ルアーがアクションする際に、このゴールドが一瞬のアピールになります。明滅効果によるリアクションバイトが期待できますね」
セレクティブなシチュエーションに対応するためには、できるだけ手数は多いほうがいいだろう。いずれにせよ、今回の2色の追加で、攻略の幅はさらに広がった。
まだ使ったことのない方も、ぜひ今年はロックフィッシュのクランキングにチャレンジしてみよう!
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