ティムコは、オーソドックスな渓流ミノーを始め、セミやバッタなどを模したルアーまで、幅広いトラウトルアーをリリースしているが、2023年の新作はなんと「ドジョウ」がモチーフ! 70mmの5連結ジョイントルアーは、渓流や本流、湖など幅広いトラウトフィールドで活躍してくれる!
●文:ルアーマガジンリバー編集部
ルアー名の「Cicira(チチラ)」はアイヌ語でドジョウを意味する言葉
ティムコの2023年注目のトラウト新製品は「ドジョウ」を模した、5連結のジョイントミノー「チチラ70SS」。表層から1m程度の水深を得意とし、レンジキープも行いやすいスローシンキング設定となっている。
ただ巻きではジョイントならではのヌルヌルとまさにドジョウのような動きでアピール。ファストリトリーブではタイトなウォブリングで、逃げ惑うベイトフィッシュを演出することができる。
ルアー名の「Cicira」はアイヌ語でドジョウを意味するのだが、もともと北海道のトラウトにとってドジョウやそれに似たヤツメウナギなどは貴重なベイトフィッシュとなっており、ドジョウを模したルアーもよく使われていて、イトウや大型トラウトとの相性も良いとされている。もちろん、本州でもドジョウを捕食しているトラウトは多く、各地での活躍が期待される!
過去にはこんなルアーもリリース!
「チチラ70SS」のリリース以前にも、正統派のミノーだけでなくセミやバッタなど変わり種のルアーを多数リリースしてきた。渓流を始めとしたネイチャートラウトの釣りにおいて、様々な捕食対照をルアーに落とし込むのはティムコの得意とするところだ。それだけに、今回のドジョウルアーも非常に楽しみ!
渓流ミノー「ラクス50S」
トリックトラウトシリーズではおなじみのセミルアー「TTソフトシェルタイニーシケイダー」
渓流向けのバッタ型トップウォーター「TTばったろう」
どんなところで使える?
まずは渓流。基本的にはアップストリームでの使い方が基本になるが、流れよりほんの少しだけ速くリトリーブすると水を噛みウォブリングアクションを伴いながらアピールしてくれるほか、ジョイントという性質を生かして、トゥイッチングによる平打ちアクションでは移動距離を抑えたアプローチが可能。スポットでネチネチ誘うのも効果的だ。
お次は本流。広く水流のあるフィールドでは、クロスからダウンクロスのアプローチが基本になってくるが、そうしたシチュエーションでは上流から流下させるようなナチュラルドリフトの釣りが効果的。ステディリトリーブからのターンの瞬間に食ってきたりする。
最後が湖。流れがないぶん、止水エリアは見切られやすくなるが、ジョイントルアーならではのなまめかしい生物的なアクションは見切られにくく、スローな誘いからファストな誘いまで幅広いアプローチが可能。
フィールドを問わず、ドジョウが棲息しているフィールドであれば基本的にはどこでも釣果に期待が持てそうだ! なお、ドジョウルアー「チチラ70SS」は5月発売予定!
カラーバリエーションも独特!
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