アブガルシアが生み出した「ハイスペック」メタルジグ『サーフスレイヤー』

ショアから遠投して可能な限りの広範囲を狙うキャスティングゲームで使うメタルジグは、当然ながら飛距離が第一に求められる。その一方でタダ巻きではあまりアクションしない=泳がないジグもしばしば見られ、せっかく遠投できても誘う力がイマイチ…なんてことも。しかし、ここで紹介する『サーフスレイヤー』は飛距離は当たり前として、スイミング性能にこだわって「魚を寄せる→バイトを誘発」という流れを導きやすい力作なのだ。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

サーフスレイヤー(アブガルシア)

【スペック】

  • ウェイト:30g、40g
  • 全長:85mm(30g)、93mm(40g)
  • 素材:鉛
  • フック:アシストフック・トレブルフック付属
  • カラー:全11色
  • 価格:¥950(30g)¥1000(40g)

例えば北海道のサーフから狙う海アメや海サクラといったトラウト類は、広範囲をサーチできるだけの遠投性能はもちろんのこと、打ち寄せる波の中でもジャークすればしっかりダートし、タダ巻きだけでウォブリングするといった、高確率でバイトに持ち込める誘いのスイミングアクションをこなせるジグが必要となる。

サーフスレイヤーは空気抵抗を抑えたナローフォルムにより安定した飛距離を叩き出せる一方で、リトリーブ時には的確な引き抵抗が感じられるのでアングラーが操作しやすく、イメージ通りのアクションで勝負することができる。

また、ストップすればベイトが弱ったときのようにヒラヒラとフォールしてくれるので、食わせの間を与えることも可能だ。

フックセットは海アメ&海サクラ狙いならば、標準装備の段差式アシストフックをリアに付け替えてスイミングさせるのも良し。ヒラメや青物狙いならばフロントに段差アシスト、リアにこれまた標準装備のトレブルフックを装着してフッキングのチャンスを増やすも良し。キャスティングゲーム用の1軍ルアーに、ぜひとも加えてほしいジグだ。