【付けてみた】ハイエースの不満点が改善!快適性が格段に向上するパーツを釣り車に取り付けた結果

プロの釣り人として活躍する山本啓人さんは、仕事用の車輌としてハイエースを愛用する。釣りには道具が大量に必要となるため、積載量の多い車は必要不可欠。そんな愛車の快適性を向上させるため、とあるパーツの導入を決意する。果たして、その効果のほどは…?

>>快適性向上パーツの車種別価格表<<

●文:ルアマガプラス編集部 ●引用元:hero style(山本 啓人)

2024 シーバス特集

山本 啓人(やまもと・ひろと)

幼少期からエサ釣り、バス、ソルトルアー全般を楽しむ過程でジギングにたどり着いたオフショアのエキスパート。豊富な実釣経験による理論と海況に抗わない自然体で釣りに臨み釣果を上げる。hero styleというyoutubeチャンネルを運営。

今回紹介する動画はコチラ

そもそも、快適性は二の次のハイエース バンだが…?

ハイエース バンと言えば、トヨタの人気車輌の1つ。その魅力は何と言っても積載量の多さだ。商業用として利用されることが多いが、その室内スペースの広さから、趣味の車として活用する人も多い。

今回紹介するyoutubeチャンネル「hero style」を運営するプロアングラーの山本さんも、釣り用の車としてこのハイエース バンをカスタムして愛用する。

動画の冒頭、なぜかモンキーに乗って登場する山本さん(またがっているだけでエンジンはかかっていない)。ちなみにここは、山本さんのハイエースのカスタムを手掛ける「ユーアイビークル」のガレージ敷地内だ。

ただ、成り立ちが荷物を運ぶための車ということもあり、快適性を犠牲にしている部分もある。その不満を解消するために、山本さんはとあるパーツを自身のハイエースに装着することを決意する。そのパーツとは?

山本さんが手に持つのが今回施工するパーツ。他にも取り付け部位に応じた形状のものも存在。

山本さんが動画内で手にする、この四角く黒いパーツ、これこそが快適性UPのための秘密兵器、その名も「フェリソニ」。快適性向上をうたうカスタムパーツで、オーディオ用の吸音材、デッドニング用としても使用されるものだ。

これが、プロアングラー山本さんが愛用していたユーアイビークル製のコンプリートカーハイエース バン。「していた」と過去形なのは、今年、ニューバージョンに乗り換えが決まったため。新型車輌も改めて紹介予定。

ハイエース バンに乗ったことがある方ならわかると思うが、正直、乗り心地は決して良いものではないし、走行時の騒音などもしっかりと室内に入ってくる。これは、ある程度しかたがないこととは言え、改善できるものなら改善したいと思う人も多いはず。

タックル(釣り竿)を大量に積載するためのロッドホルダーも一旦取り外す。

しかし、ホントに断熱性・遮音性がUPするのか? 早速、ユーアイビークルのスタッフさんが、パーツの取り付け作業に取り掛かる。

このフェリソニというパーツは、室内の内張りを剥がし、ホイールハウス部分や天井などに直張りしていく。つまり、現時点で搭載されているパーツを一旦、すべて外して施工する必要がある。

天井の内張りも剥がされむき出しの状態に。

ユーアイビークルのスタッフさんは、手際よくパーツを外し、あっと言う間に車内ボディがむき出しの状態に。ここまでの所要時間、何と15〜20分! 早い! さすがプロ。

サイドパネル。内張りを外すと意外と華奢な印象…。

内装がすべて剥がされた状態で、いよいよパーツ取り付け開始

手際よく内装が剥がされ、いよいよパーツ装着…という段階で、山本さんがあることを思いつく。

山本「内張りを剥がした状態で天井を叩いてみてどれくらい音が響くか、パーツ装着後と比較してみましょう」

なるほど、それはいい検証方法! ということで、内張りを剥ぎ取った状態で、ルーフをスタッフさんがノック。すると、マイクを通しても天井を叩く音が室内に響き渡る。金属の板を叩いているな、というのがよくわかる。

コンコンコンっ!と、スタッフさんがルーフを叩く音が響く車内。

ほどなくして快適性向上カスタムパーツの施工が終了。金属がむき出しだった天井にも、一面にパーツが貼り付けられているのがわかる。

先程、山本さんが手にしていたパーツが天井一面に貼り付けられている。

天井だけでなく、ホイールハウス部などにも、あの黒いパーツがペタペタと貼り付けられている。これにより、走行時の騒音が車内に入り込むのを低減してくれる効果が期待できるとのこと。

山本さんが手を置く黒い部分が、施工された状態のホイールハウス。

施工が完了した時点で、再度、車輌のボディを外側からコンコンとノックする山本さん。先程は、車内に響いていた音が、くぐもったマイルドな音質に変化していると、その効果に満足げな様子だ。

ハイエース バンの外側から天井やボディサイドをノックし、その効果を確かめる山本さん。

施工前と施工後の遮音性比較を動画でチェック

エンジンからの熱をシャットアウトする断熱材としても期待

ハイエースは、運転席と助手席の直下付近にエンジンがマウントされる構造。そのため、長時間走行の場合、熱がシートにも伝わってきて、特に夏場はツラいのだと訴える山本さん。

山本さんが手を置く部分の下にエンジンがマウントされている。

今回の施工では、運転席と助手席の下にも、断熱・遮音・制振効果が期待できるパーツを施工。ロングドライブも多いという山本さんは、この施工の効果にも期待を寄せる。

施工完了!だが、見た目は何も変わらない。

内装をすべて元に戻し、たくさんの釣り具を収納するためのパーツも再び装着し、施工が完了! 今回のパーツは、内装の内側に貼り付けるものだったので、見た目は元の車輌とほぼ変わっていない。

施工完了後、1,500km走行のインプレッションは?

さて、実際に走行した上で、快適性向上パーツの効果はどうだったのか? 1,500km走行後の感想を、動画内でコメントする山本さん。

まず実感したのが、走行時にエンジンの熱がお尻に伝わってこないため、快適性が向上しているとのこと。また、高速道路などの目地段差を越えた際の不快感も低減されていると実感。「めちゃくちゃ爽快に1,500kmを乗ってきました」と、かなり満足度そうな様子だ。

動画内で登場したカスタムパーツについてさらに詳しく知りたい場合は、ユーアイビークルさんのWEBサイトをチェックしてみてほしい。山本さんが乗るハイエースのコンプリートカーの紹介なども見られる。


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