ティクトアンバサダー飛田俊一郎さんにより発足された「BIG-HIPプロジェクト」。仲間内を中心としたプロジェクトメンバーたちで作り上げた「3Dプリンタールアー」がSNS等で反響を呼び、ついにはティクトとタッグを組んで量産モデルの開発に着手することとなった。その名の如く大きなお尻がチャーミングなルアーだが、どんな性能に仕上がっているのだろうか?
●文:ルアーマガジンソルト編集部
3Dプリンターで作られたオリジナルの「BIG-HIP」
北陸は富山県在住の飛田俊一郎さんが声を上げ、2020年に発足した『BIG-HIP(ビッグヒップ)プロジェクト』。「みんなで作る3Dプリンタールアー」をコンセプトに、地元の仲間達を中心としたプロジェクトメンバーたちがトライ&エラーを繰り返し、オリジナルを作成。
飛田氏がSNSを通じて発信していたこともあり、ご存知の方もいるかと思うが、プロジェクト発足から3年間で数々の良型メバルの釣果を叩き出してきた。
飛田俊一郎(ひた・しゅんいちろう)
ティクトアンバサダーであり、ビッグヒッププロジェクトの発起人。アジ、メバルなどのライトゲームを得意とするほか、サクラマスや渓流ルアーなどトラウトの釣りにも精通。富山県在住。
熱望する声に応えるべくティクト✕BIG-HIPで量産モデルにチャレンジ!
実績十分のある意味で完成された3Dプリンターで作られた「BIG-HIP」だが、各地の熱いビッグヒッパーからの要望も多く、量産化しようという話が持ち上がった。そして2021年に結成されたのが飛田さんがアンバサダーを務めるティクト✕BIG-HIPのコラボチームだ。
オリジナル「BIG-HIP」のボディ用のレジンと、量産型の材料となるABSとでは根本的に比重が異なるなど、現在の形になるまでには紆余曲折があったそうだが、携わるメンバーたちは「Made in Field」を常に心がけ丁寧な作り込みを行っていった。
コロナ渦ということもあり、基本的にはリモートでの打ち合わせやサンプルルアーの調整を進めていたが、2022年の年末にはティクトチームが飛田さんの地元・富山県まで出向き現場での入念なテストを行うことに。
削り込みを米原アンバサダーが担当し、設計を担当した草嶋氏が組み立てや微調整を行い、数パターンのABSサンプルを作成。プロジェクトメンバーを交えて実釣を行い、よりよい形状・ウエイトなどを絞り込んでいった。
ホバリングとキックバックフローティングの2タイプ
2022年の年末の釣行では、極寒の富山にてしっかりと良型のメバルも釣り上げることに成功。オリジナルと違わぬ性能も導き出すことができ、チーム全員が納得の表情を浮かべた模様。
HB[ホバリングタイプ]
飛田氏が企画スタート時から掲げていた「じんわりと沈んで水面直下でネットリと水を押す」、さらにスローシンキング設定により「定位させるホバリング」をコンセプトに開発。遊泳力の弱い小イカやベイト、漂うアミなどを食うメバルを意識したモデル。
KBF[キックバックフローティング]
米原氏が言及し、HBから派生したキックバックフローティングコンセプト。少しだけウォブリング要素を取り入れ、巻いては沈み、浮く時はお尻から斜め後方に浮き上がる。小イカから小魚など表層のベイトを捕食する魚に効果的。
現状の最終プロトとして残ったのが、先に紹介したHB(ホバリング)とKBF(キックバックフローティング)の2タイプである。今後、微調整が加えられる可能性もあるが、2023年のカタログにはすでに掲載されているので、まもなく発売か!? 続報を待たれよ!
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。