「生(ナマ)フロロカーボン」。ソフトで巻きグセがつきにくいリーダー用ラインが新登場! ユニチカ

先ごろ発表された、ユニチカのエステルコアナイロンラインが話題だが、今回のフィッシングショー大阪では、他にもユニークで斬新な商品も発表された。中でも注目度の高かった、「生(ナマ)」をうたうフロロカーボンリーダーを紹介しよう。

>>生フロロカーボンの価格とスペック表<<

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

スプールに巻かずにパッケージング。糸への負担を低減

ユニチカと言えば、様々な樹脂素材の開発・製造・加工を得意とするメーカーで、先ごろフィッシングショー大阪2023で発表した、ナイロンラインのコアにエステル素材を入れた斬新なライン「U-TEC SHIN-SAYA(芯鞘)」が大きな話題となっている。

ただ、発表されたのは「U-TEC SHIN-SAYA」だけではない。本記事で紹介する「生フロロカーボン」というラインも、かなりユニークな商品となっている。

生フロロカーボン[ユニチカ]

製品名が「生フロロカーボン」で、最大の特徴としてはラインをスプールに巻かずにパッケージングして販売するという点。製造されたラインをある程度のテンション(負荷)をかけてスプールに巻くということ自体が、ラインにとって負担であるという観点から、あえてスプールを使用しないという選択肢を取っている。

巻きグセがつきにくく使いやすい

スプールに巻かないことで、巻きグセのつきやすいフロロカーボンラインが、よりナチュラルな状態で使用できるというメリットがあるようだ。特にリーダー用のフロロカーボンの場合、メインラインとの結束で使用するため、巻きグセがついていると扱いづらい。特に、ラインナップが30lb〜80lbと、オフショア等で使用するための太いリーダーの場合は、特に巻きグセのない状態で使用できるのは、大きなメリットと言えるだろう。

結節強度が高いソルトタイプ

「生フロロカーボン」のライン自体の特性はソフトなタイプとなっていて、メインラインとの結節やルアーとの結節の強度が高くなることが期待できる。

携帯・携行に便利

スプールを使用していないので、携行時にかさばらず、コンパクトに持ち運べるというメリットもある。

「生フロロカーボン」の価格とスペック

TEST lb30354050607080
kg13.615.918.222.727.231.836.3
参考号数8101214161820
標準直径(m/m)0.4700.5200.5700.6200.6600.7000.740
3m350円350円350円350円350円400円400円
5m400円400円400円450円450円500円500円
※表示は本体価格

※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。