
春を告げる海の魚といえば、そう! メバルですよね~。年末年始にスポーニングを終え、やっと活性が高めになってきた頃。でも、まずは出来るだけ手軽に釣りたい。そんな方へ向けたプラグ(ハードルアー)ゲームをティクトの海老沢に解説していただきましょう!
●文:ルアマガプラス編集部
解説は
海老沢 謙(えびさわ・ゆずる)
茨城県在住。元々はシーバスゲームがメインだったが、最近はメバルやアジを主体に釣りをしている。茨城ではほぼ毎日釣行しており、千葉の釣り場にも詳しい。
プラグって何!? 今回使うルアーはシンペン!
フロッパー38(ティクト) ゆっくりとただ巻きをすると、ボディを左右に振ってよろめくように泳ぐベイトライクなシンペン。フォールでもブルブルと震えて誘ってくれる!
この釣りは、大型をゴロタや磯でハードに狙う…といったストイックな釣りとは対照的に、漁港に数多く群れている小~中型を狙う、いわば癒やし的な釣りです。
まず、プラグとは? おもに小魚の形を模したハードルアーのことで、ミノー、シャッド、クランク、ポッパー、ペンシルなどタイプは色々。さらに、水中で浮くフローティングや沈むシンキング、ピタっと止まるサスペンドなどがあります。
今回ご紹介するのは、フロッパー38(ティクト)というシンキングペンシル(沈むペンシルベイト)!
ずばり、狙う場所は明暗!
釣る場所は夜の漁港。メバルは小魚やアミなどの小さなベイトを捕食しています。狙い所は、漁港を照らしている常夜灯の明かりが水面に当たってできる「明暗の境い目」とか呼ばれている部分になります。
明暗がはっきり出ている護岸際がポイント
海老沢さんがオススメするのは、明暗がはっきり出ている護岸際。その護岸際の明暗の境い目にルアーをしっかり通すように引いてくるのがキモ!
狙う場所は近距離なので正確にキャスト!
ポイントが近いので、オーバーヘッドキャストでも良し、ピッチングで護岸際を正確に撃つも良し。どちらも護岸際を通すように引いてくると、小~中型のメバルが「わらわら…」と湧くように追ってくる! ただし、護岸にはロープなどの障害物もあるので、それを避けながら注意して引いてこよう。
明暗ジグザグ誘いで確実に獲る!
そして、海老沢さんが伝授してくれた護岸際巻きのテクが「明暗ジグザグ誘い」。明暗から出たり入ったりするようにルアーが移動するので、メバルも興味を持って突っつくように追ってくる。サイズ的には小~中型が多いが、もっとシーズンが進めば良型が釣れることも!?