春シーバス即効パターンを紹介!3月はバチ、4月はマイクロベイト、5月はハゼがアツい!実績ルアーベスト3も発表!【アングラーズマイスター】

ディズニーリゾートの所在地として知られる千葉県浦安市。この東京湾奥エリアをホームグラウンドとしているのが、アングラーズマイスターの浦安家族さんだ。今回、春の浦安でのシーバス釣りについて解説して頂いた。

●写真/文:浦安家族(アングラーズマイスター)

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千葉県浦安市在住のロコアングラー! シーバスを中心に活躍中!

浦安家族

平日の日中はサラリーマン、土日は子育てに奮闘する二児のパパアングラー。時間的な制約があるため、近所で短時間釣りを楽しむことが多い。得意な釣り方はルアーアクションで喰わせること、時間があれば地元浦安界隈でロッドを振るう。特技はモノマネとカレー作り。趣味はディズニーランド歩きの、寒さに弱い37歳。

シーバスの活性が上がる春!楽しむコツを解説!

皆さんこんにちは!! 浦安家族と申します。私が住んでいる千葉県浦安市は、海や河川に囲まれている釣りには恵まれた地域です。季節によって様々な対象魚の釣りを楽しむことができますが、特に旧江戸川のシーバス、クロダイは全国区の知名度を誇ると思っています。

その中でも私はクロダイバイブレーションゲームを得意としており、毎日のように旧江戸川に通っています。通って習得した思わず魚が口を使ってしまうアクションについては、シーバスや青物にも効果的で自信を持っています。

前回1年間を総括した形で何が釣れるのかということを書きましたが、今回は浦安エリアでシーズンごとにフォーカスしたシーバス釣りの魅力をお伝えしたいと思います。

【前回の浦安家族さんの記事はコチラ】

3月:バチを捕食するシーバス(バチパターン)を攻略しよう!

春にシーバスを狙うパターンとして有名なのが“バチ抜け”パターンです。旧江戸川のバチ抜けは、”河川バチ”と呼ばれ、東京湾奥バチパターンとしては開幕戦にあたる初期におこります。時期的には1月中旬頃から少しずつ始まり、2月中旬頃をピークに3月中旬頃まで楽しめます。

河川バチの大きさは個体差がありますが10cm-15cmのサイズ感なので、ルアーも大きいもので目立たせる方が大型シーバスを確保しやすいかなと思います。また、風がない日はバチが水面に浮く傾向があるのでフローティング系、風が強い日は水面に出てこないことが多いのでシンキング系という風に使い分けるイメージがあります。

河川バチパターンでは、バチは満潮時に“抜け”はじめ、河川の下げを利用して河口に向かって流れていきます。満潮時には釣り場で待機して、水面に出る波紋や、“チュポ”というような捕食音を聞き逃さないようにしましょう。

下げの効くタイミング“時合い“を待つ必要があることから、仕事や家事で間に合わない人が多くいます。その場合の魚の狙い方は、下記が良いかもしれません。

【バチパターン攻略のコツ】

  • 下げ潮の時間であれば、河口側で流れてくるバチを意識していたシーバスを狙う。※上流よりも時合が遅いため
  • 下げ潮が終わってしまった場合、上げ潮のベイトフィッシュパターンを狙う。
  • ボトムをネチネチ攻める。※意外と大型出ます。

バチパターン攻略のための、オススメの釣り方

バチ抜け初期は同じ旧江戸川でも“目に見えて”抜けるところ、抜けないところがある為、状況がよくなければ場所を変えてみる勇気が必要!?(忙しい夕方の時間を仕事や家庭を調整した関係で粘りたい気持ちはよくわかりますが)

というのも、バチ抜けはピンポイントで釣果に差がでやすいので、周りの状況をよく確認して、釣れているポイントは次回以降のためにチェックをしておくことが栄光への近道です。

また、個人的には流れが速いとルアーがすぐに目の前を通過してしまい釣るのが難しいと感じているので、初めはゆっくり流れているエリアの方が釣果につながりやすい印象です。

オススメのバチ抜けパターン実績ルアー

オススメ① ノガレ 120F[ピックアップ]
弱い波動が釣れる不思議なルアー。運河系も使えるので是非

オススメ② ヒソカ120F [DAIWA]
風が強い時に釣れると評判だが、もちろん両方よく釣れるルアー。

オススメ③ リード・フィール150SG [パズデザイン]
大きなアクションで魚を寄せるタイプ。初期の大型狙いに。

4月:稚アユ・ハク・アミなどのマイクロベイトパターンに挑戦しよう!

“バチ抜け”はしばらく続きますが、シーバスが産卵から体力が回復してくると、もっとおいしい食事をしたくなってくるようで、積極的にバチを食べなくなってくる印象です。旧江戸でも4月はハク(※ボラの稚魚)稚アユなどのマイクロベイトが豊富となり生命感が出てきてシーバスもそちらのベイトを狙っています。特にシーバスも稚アユがおいしいと感じているのか、稚アユが遡上するタイミングはシーバスも狙っていてこのタイミングにはまると釣りやすいです。

逆にハクなどのボラ系を捕食している時は、あまりおいしくないのか、冷静においしい個体を探すのか、食べるものをよく選んでいるためルアーに興味を示すことが少ないです。その為、難易度の高い釣り方の代表格となっています。水面をボイル(※お湯が沸いたかのようにバチャバチャ食べている様子)している状況でも釣ることが難しく、少し投げてみて反応がなければおとなしく移動するのが良いかもしれません。

マイクロベイトパターンの釣り方

稚アユが遡上してくるタイミングや場所を調べておくと釣果に繋がりやすい。これは毎年決まった場所やタイミングがあるようなので、釣り場に通って調べてみてください。ハクボイルに遭遇したら5〜7cm程度の小さいルアー(ワスプスラローム50s)やブレード系ルアーを選択(ハクボイルは難しいので粘りすぎない)。また、マイクロベイト対策には細身のシンペンなどもよいと思います。

マイクロベイトパターンで実績のあるオススメルアー

オススメ① マキッパ10g[メガバス]
小粒で扱いやすく、手に入りやすいルアー。

オススメ② ワスプスラローム50S [ピックアップ]

よく釣れると評判のワスプスラローム80Sのダウンサイズ版。

オススメ③ マニック75[デュオ]
バチ抜けで強いマニックは混合ベイトにも強い。

5月:旧江戸の「基本のき」イナッコパターン、ハゼパターンをマスターしよう!

旧江戸川のメインとなるベイトとしては、イナッコ(※ボラの幼魚)とハゼは外せません。基本的には通年いるベイトですが、その年に誕生した稚魚が育ち食べごろサイズになってくるのがこの時期からかなと思います。イナッコパターンは冬頃まで長く成立するため、水面系、表層系、ボトム系など色々なルアーを使って得意な釣り方を模索すると良いと思います。

イナッコは、ゴロタ際を見て泳いでいる姿が目に見える場合が多いですし、さらにナイトゲームではライトを照らすと驚いてザァーと音を立てて逃げるほど密度が濃いことがあります。ベイト量に合わせて移動などしてちょうどよいところを見つけてみてください。

一方ハゼパターンは、ハゼや甲殻類(エビ、カニ)などを食べている時に使えるパターンです。旧江戸では多くのアングラーが鉄板バイブを使って釣りをしているので、意識せずにはまっているパターンかもしれませんが、やはりこういったベイトを意識して選択する方が釣果や大型確保につながりやすいと考えています。

ハゼパターン攻略のための釣り方

ルアーを巻いてくる際にイナッコなどがあたり、明確にいるとわかる場合は、基本的にそのレンジに合わせてルアーを選択するのが良いと思います。釣り方としては、イナッコをどかした際にポツンとルアーが残り目立たせるイメージか、イナッコボール(※フィッシュイーターから身を守る際に、集団で固まって大きくみせている状態)の少し外にルアーを通してはぐれたイナッコをイメージすると釣れることが多いと感じています。

また、ボトムで大きいシーバスが釣れることが多いので、バイブレーションで攻めるか、シンペンをデッドスローで巻いてボトム付近を攻めるかなど試してみることもお勧めです。

ハゼパターン攻略 オススメ実績ルアー

オススメ① スイッチヒッター85s[DAIWA]
飛距離も出て初心者でも扱いやすいシンキングペンシル。

オススメ② モアザンクロスウェイク[DAIWA]
75、90、110とサイズがあるのでイナッコサイズに合わせて選択。

オススメ③ メタルマスター[ベイシックジャパン]
強い波動で魚をよせる鉄板が強い。


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。