釣り針の目安は5尾で1回! エリアトラウトのフック交換頻度で釣れるようになる! 便利な保管方法もご紹介

どんな釣りでもフックがなければ、魚を釣ることはできない。ゆえに、疎かにしてはならない重要項目なのだが、極限のプレッシャー下が当たり前のエリア界では時にルアーさえも凌駕するファクターにもなり得る。つまり、フックを正しく理解して扱うことこそ最もお手軽な釣果を伸ばす方法であり、盲点。フックの基礎知識がや使い分けわかったら、次は交換。どんなに正しいフックセレクトをしていても、針先が鈍っていては水の泡。交換のタイミングとお役立ちアイテムを紹介。解説してくれたのはエキスパートアングラー・和田浩輝さんだ。

●文:ルアーマガジン編集部

早めのフック交換をそれが釣果に直結

正しいフックがセレクトできたとして、どれくらい使えるものなのか? 最適な交換タイミングなども気になるところ。

和田「交換は大切ですね。ヴァンフックのフックはクオリティが高いので、実際1日に数回で済むこともあります。ただ、『アタリが増えたけど掛からないな……』と思って、フックを変えたらすぐ釣れたということは往々にしてあります。フックをすぐ交換していれば、アタっていた魚が釣れたかもしれないので、気が付いたら早めの交換を。フックの鉄則ですね」

細軸の場合、大型魚が来た場合などは、1尾で交換も。その他、少し強引めなファイトをしたときなどもフックを交換する。

フックの交換頻度の目安は5尾に1回!

和田「難しいテクニックを覚えるより、ハリ交換を怠らない方がはるかに簡単に釣果が伸びます!」

交換タイミングは針先がダメになったらというのが基本。ただ、和田さんは何もなくても5尾に1回は替えているそうだ。「違和感があったら即交換。交換しないことによる獲れなかった魚が獲れるようになるので」とは和田さん。

和田流 超速フック交換術

最速7秒! めんどくさいフック交換も和田流なら迷っている間に交換できる!

和田さんのフック交換はわずか7秒。簡単に交換できるやり方をご紹介する。

まずは古いフックを付けたままスプリットリングを開き、新しいフックをリングに挟む。

次に古いフックをリングの間に入れる。

古いフックで新しいフックを押し出すように移動させよう。

新しいフックがリングの中に残り、古いフックは取り外せる一石二鳥の速ワザだ!

フック交換の効率アップな便利グッズ!

エキスパートフックケースマグプラス(ヴァンフック)

防水仕様のマグネット式のフックケースで持ち運び時や交換時にフックが散らばりにくく、運搬時にフックが中で動かないので、針先を痛めることも少ない。開いて右側がマグネット採用の12マス、左側がウレタンになっている。

項目スペック
サイズ187×103×17mm
価格2,530円(税込み)

フィールドプライヤー2 110HSブラック(DAIWA)

超小型のスプリットリングにも対応のオープナー付きで、切れ味抜群のハサミ部分はPEラインもスパッとカット。安全かつ、素早いフック交換のためにも必ず1つは持っておきたい。

和田浩輝さんのプロフィール

和田浩輝(わだ・こうき)

若くして、エリア界最強マイスターの一角に君臨する天才。その戦績は圧倒的で数々の大会で輝かしい成績を収め、見事トリプルマイスター達成。ヴァンフックのプロスタッフおよび、DAIWAフィールドスタッフを務める。

『エリアトラウト ギア&マニュアル』発売情報

『エリアトラウト ギア&マニュアル』

日進月歩するエリアトラウト専用アイテム群。ルアー、ロッド、リールはもちろん、ラインやフックでゲーム展開が激変するシビアな世界だ。そこで先鋭化するNEWアイテムを、ルアーマガジン編集部ならではの徹底した取材と美細なビジュアルでコンテンツ化! また最新ハウツーを盛り込んだ「エリアトラウト入門」パートも充実。基礎情報も更新されまくりの必読書です!

  • 発売日:2022年11月16日

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