サカナに特化した本屋「SAKANA BOOKS」が出版レーベルを設立!第1弾書籍は日本の「水族館カルチャー」を掘り下げるインタビュー集

株式会社週刊つりニュースが運営する、サカナに特化した本屋「SAKANA BOOKS」はこのほど出版レーベルを設立し、第1弾となる書籍『水族館人 今まで見てきた景色が変わる15のストーリー』を2023年4月19日に刊行する。

●文:ルアマガプラス編集部

サカナの本屋がサカナの本をつくる

SAKANA BOOKSは2022年7月、サカナをはじめとした水生生物やそれらが棲む自然環境への興味・関心を拡げることを目的にオープン。図鑑や絵本、文芸、新書、リトルプレス/ZINEなど約1200冊の本のほか、水産加工品や雑貨も販売しており、知る・食べる・飼う・釣る・観る・描くといった様々な切り口でサカナの魅力を発信している。

オープンして以降、新聞や雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブといった30以上のメディアで紹介されるなど大きな反響があり、全国から幅広い層のお客さんが来店している。また、遠方にお住まいでなかなかご来店が叶わないとの声が多かったことから、今年1月にはオンラインショップも公開し好評となっている。

そして、SAKANA BOOKSの大きな目標である「サカナをはじめとする水生生物の素晴らしさを伝え、共に生きる未来を創造する」ことをさらに推し進めるべく、このたび出版レーベルとしての活動をスタートすることとなった。

15人の“水族館人”が語る水族館カルチャー

SAKANA BOOKSレーベル第1弾書籍で取り上げるテーマは「水族館」。世界に類を見ない“水族館大国”である日本には全国各地に多様な水族館が存在しており、大人から子どもまで、水生生物との貴重な接点になっています。

『水族館人 今まで見てきた景色が変わる15のストーリー』は、館長、飼育員、広報といった水族館で働く「人」や、建築設計、生きものの採集や手配、館内の音楽といった水族館をつくる「人」、果ては写真家・小説家・漫画家といった水族館をテーマにした創作活動をする「人」に至るまでお話を聞き、さまざまな角度から水族館の魅力、現状、未来を語り尽くしてもらう一冊です。知っているようで知らない日本の水族館カルチャーを15人の“水族館人”へのインタビューで掘り下げていきます。

『水族館人 今まで見てきた景色が変わる15のストーリー』概要

水族館で生きたサカナを見る興奮、水族館を創る・造る人たちの奮闘、水族館から生まれる文芸/マンガ、マルチメディアアートといったサブカルチャーなど、水族館に携わる「人」が語り尽くす、その魅力とサカナたちの素晴らしさ。水族館ファンの嗜好を深めるリファレンスブックであり、水族館に行くことを新たなカルチャーとして楽しむ一冊。日本全国の水族館リスト付き。

【Contents】
■水族館を語る「人」
◎水の生きものを「見る」
サケの人――西尾朋高[標津サーモン科学館]
サメの人――徳永幸太郎[アクアワールド茨城県大洗水族館]
海獣の人――芦刈治将[サンシャイン水族館]
クラゲの人――奥泉和也[加茂水族館]
幼魚の人――鈴木香里武[幼魚水族館]
郷土の人――関慎太郎[びわこベース]
◎水族館を「つくる」
建築の人――篠﨑淳[株式会社日本設計]​
手配の人――石垣幸二[海の手配師]
採集の人――松村将太[海遊館]
水槽の人――敷山靖洋[日プラ]
音楽の人――井口拓磨[サウンドアーティスト]
◎水族館から生まれる「カルチャー」
写真の人――銀鏡つかさ[水族館写真家]
小説の人――木宮条太郎[『水族館ガール』著者]
漫画の人――椙下聖海[『マグメル深海水族館』著者]
広報のトド――おとどちゃん[桂浜水族館]
■水族館ファンアンケート
■日本全国水族館リスト(全147館)

SAKANA BOOKS概要

サカナに特化した本屋。株式会社週刊つりニュースのオフィスの一角で、釣り文化資料館の入り口にあるスペースを活用。サカナに関する図鑑や絵本、サカナが登場する文芸、新書、リトルプレス・ZINEなど約1200冊の本のほか、水産加工品や雑貨も販売。

【概要】
所在地:東京都新宿区愛住町18-7(株式会社週刊つりニュース 東京本社1階)

最寄駅:都営新宿線「曙橋駅」、丸ノ内線「四谷三丁目駅」より各徒歩5分
営業時間:12:00〜17:30/土・日・月・火・水曜日(木・金曜日は定休 ※そのほか臨時休業や営業時間変更あり)


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