三菱自動車工業株式会社は、2023年4月6日に新型軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」の販売を5月25日から開始することを発表した。すでに今年1月13日から予約受付を開始している。釣り人にとって「ちょうど良い」サイズ感のデリカミニが待ち遠しい。
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●文:月刊自家用車編集部
予約台数は4月5日までの累計で約9000台。全体の約6割のユーザーが4WDモデルを選択
「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな 軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトとして新登場した三菱の新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」。三菱を象徴するミニバン「デリカ」の名を冠したモデルだ。
2023年1月13日から予約注文が開始され、4月5日までの受注台数は約9000台。全体の約6割のユーザーが4WDを選択し、人気グレードは装備の充実した「Premium」グレードが約8割を超えているという。
「デリカミニ」の特徴は、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をデザインテーマにしたスタイルに「デリカ」らしいタフで道具感のあるSUVスタイルとアウトドアでも使いやすい機能的で快適なインテリアを採用している点だ。
特にインテリアはアウトドアで使いやすい機能的な設計で、水平基調のインパネや汚れがつきにくく、通気性のいい撥水生地をシートに採用。リヤシートは320mmの前後ロングスライドが可能で、後席スライドドアは650mmの開口幅を確保し、ハンズフリーオートスライドドアも採用。ドア下側のキックセンサーに足をかざして引くだけで開閉が可能になっている。さらに「Premium」グレードには、簡単に汚れをふき取ることができる素材を採用したラゲッジボードと後席シートバックを装備し、汚れ物や濡れ物を気にせず積み込める。
搭載されているパワートレーンは、最高出力52PS/最大トルク60Nmの659cc直3DOHC自然吸気エンジンと最高出力64PS/最大トルク100Nmの659cc直3DOHCターボエンジンの2タイプ。どちらも加速時にモーターでエンジンをアシストするハイブリッドシステムを搭載。トランスミッションは全車CVTで駆動方式は前輪駆動(FF)の2WDと4WDをラインナップしている。
気になる燃費性能は、WLTCモード燃費で659cc直3DOHC自然吸気エンジン搭載車の「G Premium」と「G」グレードの2WD車が20.9㎞/L、4WD車が19.0㎞/L。659cc直3DOHCターボエンジン搭載車の「T Premium」と「T」グレードの2WD車が19.2㎞/L、4WD車が17.5㎞/Lとなっている。
シャシー性能も「デリカ」にふさわしく、安定性と快適性を高める大径タイヤを2WDの「Premium」グレードと4WD全車に採用。特に4WD車は、ショックアブソーバーに専用チューニングを施し、路面をしっかり捉えながら車室内には振動を伝えにくい設定とし、砂利道などの未舗装路を走行するときの安定性と快適性を高めている。
さらに、悪路走行時の安心感を高めるために滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロールを標準装備している。これにより雪道やぬかるんだ路面で片側の駆動輪が空転した場合にスリップした駆動輪をブレーキ制御し、グリップしている駆動輪の駆動力を確保して発進をサポートする。また、急な下り坂や滑りやすい路面を下るときに、電子制御により低車速に抑制して安心して走行できるヒルディセントコントロールも標準装備とした。
先進安全装備については、サポカーSワイドに対応し、衝突被害軽減ブレー キシステム(FCM)や踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)など8つの運転支援機能を搭載した運転支援機能「三菱 e-Assist」を標準装備とし、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」と車線維持支援機能(LKA)を「Premium」グレードに装備している。
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