あらゆるジャンルを網羅するメガバスルアー。その膨大なアイテムを、2022年のコンセプトアルバム(カタログ)準拠で一挙に掲載! メガバスのサポートを受けるスタッフ陣オススメの使い方とともに紹介する。メガバス歴が浅いならそのバラエティ豊かなラインナップに驚き、往年のファンであれば現在のメガバスの姿を知ることができるはずだ。今回はトップウォータールアー28点をご紹介。
●文:ルアーマガジン編集部
メガドッグX
メガバスがたどり着いたペンシルベイトの頂のひとつ
約70gの巨大なペンシルベイトだが、タックルさえ用意できればその操作性の高さはこれまでのドッグXシリーズのそれ。ドッグウォークやスケーティングの幅を自在に操れるのはもちろん、ボディ側面で水面を叩くといった小技も思うがまま! この巨体でそこまでの操作性を持つことは間違いなく、ペンシルベイトの極みのひとつに達していると言えるだろう。
ハッシーさんの解説
最大限のポテンシャルを引き出すことにおいて、最も重要なことは、ロングスライドアクションをロッドワークでしっかりキレイに演出することです。場所を問わずハイクオリティなデカバスを引き出すファイナルウエポン的に投入します。
項目 | スペック |
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全長 | 180mm |
重さ | 2.1/2oz |
タイプ | フローティング |
カラシ IGX
メガバスだからできたi字系デザインの極地
カラシの名を冠してはいるものの、その性能はi字系専用設計。小森嗣彦さんの求めた勝てるi字系要素を、伊東由樹さんが見事に具現化。余計なアクションをさせないために究極的にシンプルになっていくi字系デザインの中に、メガバスだからこそのハイドロダイナミクス設計を投入。圧倒的なキャスタビリティと優れた直進安定性、ボディ姿勢の補正能力を併せ持つことに成功している。
小松友哉さんの解説
ワカサギなどがメインベイトのフィールドで主に使用します。シンキングタイプは、広範囲にサーチベイト的な役割で使用。フローティングタイプはシンキングタイプのi字引きで食いきらない魚に対して、水面放置でルアーを見つけさせて、ワントゥイッチでスイッチを入れて食わせるなど、状況に応じて使い分けます。
項目 | スペック |
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全長 | 60mm、70mm |
重さ | 1/8oz、1/6oz |
タイプ | スローフローティング、スローシンキング |
カラシ
多彩に操れる一口サイズNEWプラグ
わずか59mmという小型プラグでありながら、ゆっくりとしたただ巻きではほとんど動かないi字系アクションを、トゥイッチングではテーブルターンのようなドッグウォークアクションを披露。さらにフォールさせればノーシンカーリグの様に食わせることも可能。従来のジャンルではくくれないNEWコンセプトなプラグであり、ハードルアーのさらなる可能性を感じさせてくれる。
狩野陽さんの解説
シャローエリアでバスがオイカワやワカサギを追い込んで捕食している状況でセレクトします。スピーディーに逃げ惑うベイトを演出するよう、シンキングの特性を活かした水面直下の高速ドッグウォークで、バスに見切らせず捕食スイッチを入れることを心掛けています。
項目 | スペック |
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全長 | 59mm |
重さ | 3/16oz |
タイプ | スローシンキング |
ナノシグレ
タイニーでも小さかったのにナノ!?
メガバスが誇る虫ルアー・シグレはサポートの枠を超えて使われる虫系ハードルアーの人気作。2022年に登場したその最小モデルはなんと24mm1.5gという、驚愕のスペックとなっている。そのサイズ感はさながら落下昆虫そのものでありながら、しっかりとクロールアクションを披露してくれるのがスゴイ。おなじみのラトルサウンドももちろん搭載!
狩野陽さんの解説
主にクリアウォーターのサイトフィッシングで使用しています。水面を意識しているバスに対し、水面で虫がもがいている様子を演出し、移動距離を抑えるよう『シェイク→止める』を意識しています。絶妙な一口サイズがバスに違和感を与えません。
項目 | スペック |
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全長 | 24mm |
重さ | 1.5g |
タイプ | フローティング |
シャッディングX
バサクラのウイニングルアーとしてもお馴染みの名作シャッド
長年空席だったメガバス製シャッドの枠を埋めた2012年リリースの名作。オールスタークラシックにおける小森嗣彦さんのウィニングルアーとしてもお馴染み。鋭い切れ味を彷彿とさせるそのシルエットに違わず、キレッキレのハイピッチアクションが信条。高速巻きでの安定感と、ロッドワーク時の身を翻すようなダートアクションが見事なまでに同居している。2023年にはリニューアルモデルが登場。
佐久間尚之さんの解説
ほかにはない、細かいピッチのアクションが良く、レンジコントロールが抜群にしやすい。大江川、五三川などのスレ倒しているフィールドでは、絶対にバスがいるようなポイントを何度も何度もコースを変えながら高速巻きで通して、反射食いを意識して使うことが多いです。
項目 | スペック |
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全長 | 62mm、55mm |
重さ | 3/16oz、1/8oz |
タイプ | サスペンド |
プロップダーター iウェイク
あのプロップダーターが塾長の手でパワーアップ!
オリジナルとは異なる「ライフライクかつリアル」な引波やスプラッシュ、ラトルサウンドを発生。ハイプレッシャー下においては特にその違いを実感できるはずだ。また、LBO IIを搭載しているためそのキャスタビリティは言わずもがな。
佐久間尚之さんの解説
飛距離が稼げるので岸釣りでもとても重宝します。ただ巻きはもちろんですが、僕がよく使うのはカバー周りを点でネチネチと誘う使い方。プロップの音とボディのロールで広範囲から魚を呼べるので、朝夕のタイミングで、とくに春と秋に有効的です。
項目 | スペック |
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全長 | 106mm |
重さ | 1/2oz |
タイプ | フローティング |
ポップマックス
ボリューム感からは想像できない機敏さが魅力!
1/2ozの重さとポップXよりもふた周りほど大きい印象を受けるそのシルエットに大味なプラグかと思いきや、実は全く逆。移動距離を抑えたアプローチという点ではポップXをも上回り、高い操作性で容易かつ軽快に首を振らせることができるのがポップマックスだ。ポッピングやチャガー音といったベーシックなポッパーメソッドにも高次元に対応。抜群の遠投性能は岸釣りでも心強い。
ハッシーさんの解説
アフターが絡む梅雨時期に必須なのがポップマックス。弾丸のように飛ぶ飛距離と驚異のダイナミック・パフォーマンスをもたらす強スプラッシュは、唯一無二。ブルーギル食いのデカバスにスイッチを入れて猛烈なバイトに引き出します。
項目 | スペック |
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全長 | 78mm |
重さ | 1/2oz |
ポップX
メガバスをメガバスたらしめる象徴
メガバスのルアーといえばコレ。おしとやかなスプラッシュやポップ音を放つサイレントポッパーであり、今なおその個性は揺るがない。ネチネチとしたドッグウォークは大きなローリングを伴い、その明滅効果が想像以上の広範囲へとアピールする。ウォータースルー構造のカップも大きな特徴であり、絶妙な水絡みとともに気泡やサウンド効果を水中へと拡散させる。
長岡正孝さんの解説
初夏を迎えた頃に霞ヶ浦水系では手長エビやスジエビなどが気温の上昇と共に沸いてきます。これを狙っているバスにスイッチを入れることができるのがポップX。矢板などにエビが張り付いているのが見えたら岸際ギリギリにキャストをして、ストップ&ゴーで誘いましょう。
項目 | スペック |
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全長 | 64mm |
重さ | 1/4oz |
ベビーポップX
3兄弟の末弟が実は1番ハイアピール?
その名の通り、ポップXが小さくなったようなルアー。大きな特徴であったウオータースルーギルはなくなったものの、独自形状のカップから発せられるサウンドはポップX、ポップMAXすらも凌駕する大ボリューム! スプラッシュ性能も高く、ハイアピールで寄せてコンパクトシルエットで食わせられる設計になっている。そのサイズ感からは想像できない遠投性能も併せ持つ。
越智一輝さんの解説
ポップ音は控えめながら、しっかりと水を噛むので安定した釣果が保証できるポッパー。強めにジャークすると5cmぐらいダイビングさせることもできるので、実は芸達者な部分も兼ね備えた、ため池の水面バイトキラーですね。
項目 | スペック |
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全長 | 50mm |
重さ | 3/16oz |
ドッグX スピードスライド/クイックウォーカー
伝説的ペンシルの今
慣性バランサー&シーソーバランサーシステムを搭載し、当時は常識はずれともされたサイズ感とアクションの両立を実現した伝説的ペンシルベイト「ドッグX」は2014年にモデルチェンジを果たしている。その優れた操作感や、スライド・ドッグウォークそれぞれを主体とした2モデルラインナップはそのままに、魚影の薄くなったフィールドでも効果的に魚を寄せられるようになっている。
池田和哉さんの解説
クイックなスライドターンがバスに考える暇を与えず、顎下のウォータースルー部がアクション時に気泡をはらみ、より見切らせない誘いができます。ポーズなしの高速連続ドッグウォークで使えば、捕食モードのバスの本気のバイトとトルクフルなファイトが楽しめます。
項目 | スペック |
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全長 | 87mm |
重さ | 3/8oz |
ドッグX Jr. コアユ
琵琶湖からため池まで幅広く対応する小さな巨人!
シリーズ最小モデル・コアユはその名の通り、琵琶湖の稚鮎をモチーフにしたドッグXで、セレクティブなシチュエーションを攻略するべく開発されています。そのサイズ感と小ささゆえのハイスピード感はスレバスにも効果的で、ハイプレッシャーかつフィールド規模の小さいため池でも活躍する。
ハッシーさんの解説
ベイトフィッシュが豊富なフィーディングエリアで、素早い動きと複雑なアクションで魚に見切らせないように高速トゥイッチさせるのがオススメ。魚が追ってきても慌てず止めないのがキモとなります。ボイルトリガーとしても必須のコアユです。
項目 | スペック |
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全長 | 71mm |
重さ | 1/5oz |
ドッグX ディアマンテ
アメリカ生まれのトーナメントスペックドッグX
トーナメントシーンでもペンシルベイトが活躍しているアメリカで開発されたドッグX。全長120mmというフルサイズモデルながら高い浮力を誇り、シャローエリアでもプレッシャーを与えにくいサイレントなアプローチが可能。スピーディーかつ自在にアクション幅をコントロールできるドッグウォークアクションは大きなロールを伴い、明滅と高い撹拌効果も同時に発生してバスにアピールする。
横山修史さんの解説
河川の初夏から秋のオープンウォーターにて、朝夕のフィーディングタイムには特に必須。ハイアピールペンシルベイトのため、広範囲からバスを呼ぶことが可能です。高速ドッグウォークアクションでバスに見切らせないため、バイトの出方も強烈です。
項目 | スペック |
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全長 | 120mm |
重さ | 3/4oz |
タイプ | ラトルイン、サイレント |
ジャイアントドッグX
ビッグフィッシュキラーだから「ジャイアント」
オリジナルのドッグXをよりハイアピールにするべくボリュームアップ。特に体高をもたせたことで、倒れ込むようなドッグウォークアクションを発生。水面を叩きつけることでのアピールと、フラット面によるフラッシング効果を手に入れている。なお、名前のジャイアントはサイズ感のことではなく、ビッグフィッシュハンターなことに由来する。事実、シリーズでは随一のデカバス報告数だとか。
池田和哉さんの解説
飛距離を生かして広大なシャローフラットや流れの巻く岬、ワンド周りが出番。逃げ惑うハスやウグイをイミテートして高速連続ドックウォークが効果的です。トップ使いはもちろんのこと、フロロラインとロッドポジションの調整で水面~水面直下を行き来するパニックアクションも◎。
項目 | スペック |
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全長 | 98mm |
重さ | 1/2oz |
アイウィング フライ
シグレ+アイウィングの怪物
唯一無二の存在感を放つメガバス製ビッグクローラーベイト「iウィング」で新たな境地に至ったメガバスの羽根モノのさらなる一手。66mmまでダウンサイジングし、ウイングにはシグレでおなじみのソフトマテリアルを採用。ロールアクションの発生と高い遠投性能を両立させるLBO IIを搭載した。遠投による広範囲アプローチと、移動距離を抑えた虫ルアー的なアプローチ、その双方を得意とする。
越智一輝さんの解説
通常、このサイズ感のクローラーベイトはキャスト時に回転しやすく、飛距離が安定しないことが多いですが、LBO II搭載のアイウィングフライはキャストが安定し、泳ぎ出しも抜群です。着水からの巻き出しに良いバイトが出ることが多いので、ビックリあわせにご注意を。
項目 | スペック |
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全長 | 66mm |
重さ | 3/8oz |
タイプ | フローティング |
アイウィング135
羽根モノブームを終結させたハイテククローラーベイト
2015年頃からブームとなっていたビッグクローラーベイトだがその流れにすぐさま乗ることはなく、2019年に満を持してリリースしたのがこちら。オリジナル機構の搭載により、自発的かと見間違えるようなアクションを発生。スロー~高速リトリーブまで、幅広いリトリーブスピードに対応して泳ぎきるレスポンスと安定性を併せ持つ。内蔵ウエイトによる強烈なヒットサウンドも大きな特徴だ。
佐久間尚之さんの解説
春から晩秋の早朝と夕マヅメにBIG ONEを狙うならアイウイング135。とにかくゆっくりデッドスローに護岸際やオーバーハングの下を狙うのがポイント。ラダーアクションバランサーシステムが入っていることでカチカチ音が鳴り、威嚇バイトを誘発。マッディーウォーターエリアで特に有効です。
項目 | スペック |
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全長 | 135mm |
重さ | 1.1/2oz |
タイプ | フローティング |
アイウィング トリプルフライ
3尾の小魚が絡み合う
オリジナルの135と同様、テールにジョイント機構を搭載。極薄の樹脂製ウィングにはベイトフィシュ柄がペイントされており、水面での姿はまるで3尾の小魚が絡み合うかのよう。テールジョイントによって生み出される波紋とクロールアクションによる波紋が複雑に合わさることで、水押しという観点においてもベイトフィッシュが群れている様子を演出することが可能だ。
山出篤さんの解説
朝夕のマズメ時にはただ巻きで広範囲から寄せて使用し、日中はオーバーハング等のシェードでの虫パターン的にネチネチと誘えるなど、多面性が武器です。やる気のあるバスを探っていくテンポの早い展開でも抜群にも使えるため重宝しています。
項目 | スペック |
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全長 | 80mm |
重さ | 1/2oz |
タイプ | フローティング |
Xポッド/XポッドJr.
顎の角度で性質が様変わりするトランスフォーメーションプラグ
ワンタッチで段階的に開き具合を調整できる顎部分「コマンドビル」を搭載した革命的なトップウォータープラグ。コマンドビルを動かすことで水の受け方や浮力が変わり、ペンシルベイトからポッパー、スイムベイトまで、瞬時に変更することが可能となっている。ルアーチェンジの隙すらない極限状態はもちろん、軽装備で気軽に釣りを楽しみたいときにも活躍してくれることだろう。
かつぅさんの解説
基本はドッグウォークをさせる操作で、状況に応じてコマンドビルを動かしスプラッシュなど加えていくイメージが難しく考えることなくていいかも。まさにスゥイッチはコレがあったから生まれたルアー。当時、琵琶湖で1投目にビッグバスを引っ張ってきた思い出深いルアーです。
項目 | スペック |
---|---|
全長 | 108.5mm、90.5 mm |
重さ | 3/4oz、1/2oz |
エクスプローズ
ひと味ちがうWスイッシャー
トップウォータージャンルではお馴染みかつシンプルになりがちなWスイッシャーも、メガバスの手にかかればこの通り。前後で大きさの違うプロペラを装着し、またどちらも独自のひねりと非対称形状に設計。安定した泳ぎ出しに貢献している。また、超低重心設計なのでプロペラの影響でスイム姿勢を崩しにくく、水面のコンディションや使用スピードにかかわらず安定して泳がせることができるのだ
長岡正孝さんの解説
アシやガマの広がる場所、ウッドカバーストラクチャーに絞り、シェード側やカバー内側に対して、ショートピッチングで打って行く釣り方がオススメ。アクションはストップ・アンド・ゴーですが、トゥイッチやイレギュラーなジャークを入れ、誘いと食わせのタイミングを入れます。
項目 | スペック |
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全長 | 103mm |
重さ | 1/2oz |
タイプ | フローティング |
プロップダーター80
最早オリジナル超え!? X80のチューニングモデル
シーバス界隈でも人気のミノー・X-80トリックダーターをベースに、容積増大による浮力アップと内部構造およびリップ形状を再デザイン。そこにリアプロップをとりつけることで誕生したのがこの「プロップダーター」だ。ただ巻きによる広範囲アプローチから、ロッドワークを駆使したピンポイントアプローチまで高次元に対応。メガバスを代表するトップウォータープラグのひとつといえるだろう。
小松友哉さんの解説
5月~7月頃の手長エビなどを捕食するバスを狙った霞ヶ浦のエビパターンで活躍します。アシ際で2ジャーク1ポーズの繰り返しをするのが僕のメソッドです。エビがバスから逃げて水面で跳ねているアクションを意識するとハマりやすいですね。
項目 | スペック |
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全長 | 80.5mm |
重さ | 1/4oz |
プロップダーター アイラウド
第2のプロップダーターはハイパワーウエイクベイト
体高のあるジョイントボディに垂直気味に取り付けられた、大型リップ、そしてテールにプロップが設けられたいわゆるウエイクベイト系。特筆すべきはやはり内部構造で、横方向に稼働するフラップの先端にウエイトが取り付けられた独自機構『R.A.B.』を搭載。これにより、大きなローリングアクションを生み出すとともに、強烈なサウンドが発生! これまでのウエイクベイトを凌駕する高いアピール力を誇る!
かつぅさんの解説
ジョイントベイトな見た目からただ巻きで使うイメージが強いかと思いますが、「X-80プロップダーターのデカい版」とイメージするほうが使いやすい。連続高速ジャークのストップ&ゴーはシークレットです。ブチキレた、いい魚のバイトを引き出せます。
項目 | スペック |
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全長 | 103mm |
重さ | 1oz |
アイジャック
徹底的にサウンドにこだわったウエイクベイト
名作ウッドプラグ「ITジャック」が誇る唯一無二のサウンドを、インジェクションプラグで再現した意欲作。最大の特徴である「ラダーアクションバランサーシステム(R.A.B)」はボディ内部に搭載されたウエイト付きのラダーが左右へ行き来することで、重心を大きく移動させるとともに内壁にハードヒット。硬質なサウンドを水中へと拡散させることが可能となっている。また同時に大きく倒れ込むようなフラッタリングアクションを発生し、強烈に水面を撹拌する。
かつぅさんの解説
ラダーアクションバランサーがボディ内側に当たって出る音は大きいけど、その音は柔らかい。多少波立っていたり、小雨が降るようなシチュエーションが出しどころ。広範囲に投げて下層にいるバスも引っ張り上げるイメージなので、ランガンしながら釣るのが効率的。
項目 | スペック |
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全長 | 107.7mm |
重さ | 1oz |
タイニーシグレ
絶妙な浮力でタフコンディションを攻略!
テール側のタイイングアイにソフトマテリアルウィングが組み合わさった革新的虫ルアー「シグレ」のダウンサイジングモデル。わずか30mmという極小サイズになっても基本設計はシグレそのものだが、オリジナルとの大きな違いとなっているのがその浮力。スローフローティング設計となっており、ついばむようなバイトや、弱々しい吸い込みにもしっかりと対応しているのだ。
越智一輝さんの解説
夏のため池の最終兵器。小さいサイズながら、しっかりと水を噛みつつリアルな昆虫のアクションを再現できます。釣れるキモは動かしすぎないこと。波紋で気づかせてシルエットで食わせられます。数釣りもでき、サイトフィッシングでも有効な虫系最強ルアーです。
項目 | スペック |
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全長 | 30mm |
重さ | 2.7g |
ビートルX ホバークロウル
昆虫が水面で見せるあのアクションを再現!?
シグレで虫ルアーのジャンルでも確固たる地位を築いたメガバスが生み出した、甲虫的虫ルアー。コガネムシのような見た目に、シグレとは異なる形状のソフト素材ウイングを搭載。そのハイレスポンスかつハイピッチなクロールアクションは、まるで水面に浮かぶ昆虫がホバリングしているかのよう。スチールとグラス、異なる素材のラトルボールを使用したこだわりのサウンドも強力無比!
かつぅさんの解説
プレッシャーに強いムシ系の中でもパワフルな立ち位置。個人的にはシェイクしながら、ラインの弛みを取っていくようなリトリーブがメイン。狙いたいポイントやフィールド状況によっては、ダブルフックからトレブルフックに変更するのもアリ。
項目 | スペック |
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全長 | 41.5mm |
重さ | 1/4oz |
ビッグガボット
アメリカ生まれのビッグフロッグ
優れた操作感を誇るフロッグ「ポニーガボット」をベースに、アメリカのサポートスタッフによる強い要望から生まれたアメリカンサイズのフロッグ。その巨大な存在感はマットカバーで心強い。 最大の特徴でもあるカタマランマウスの形状はそのままに大型化されており、それに合わせて各部位の設計を見直。操作性の高さやフッキングレスポンス、バラシの軽減といったブラッシュアップがなされている。
越智一輝さんの解説
フロッグ初心者でも簡単にドッグウォークができるポニーガボットシリーズ最大サイズ。誰でも簡単に軽快なアクションが可能です。ピンスポットでも移動距離が少なく、ネチネチしたアクションで誘えて、尚且つその存在感で、デカバスを確実に引き出せるフロッグです。
項目 | スペック |
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全長 | 75mm |
重さ | 5/8oz |
シグレ/グランドシグレ
蝉時雨(せみしぐれ)をその手に!
メガバスらしいこだわりが詰め込まれたセミルアー。例えばサウンドは、捕まえたセミが唸るように鳴く「ジジジ……」という絶妙なサウンドを再現。セミのお尻側にラインアイを設けるという逆転の発想は、よりビジュアルをセミらしくするとともに、キャスタビリティやアクションレスポンスに大きく貢献。そしてソフト素材のウィングが、生命感のある柔らかな波紋を発生する!
池田和哉さんの解説
食わせ力ナンバー1トップルアーの位置づけで、クリアなフィールドのサイトメインで使用します。進行方向の先に置いておいてシェイクで気づかせて寄せて食わせます。バスがシグレを見つけて寄ってきた際、シェイクし続けるか、止めておいたほうが食うかはその日の反応を見て決めています。
項目 | スペック |
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全長 | 36.5mm、42.5mm |
重さ | 3/16oz、1/4oz |
ラテス
水面直下で使うハイアピールミノー
ファットボディに高い浮力を擁したハイアピールミノー。激しいローリングアクションを得意としており、水面直下で強烈なフラッシングを発生。水面の反射と合わさり、さながらベイトフィッシュの群れが通過するかのような大きなインパクトを与えることが可能。中~高速のただ巻き以外でも、スロースピードでのステディリトリーブ、水面でのトウィッチ&ポーズなど、様々な使い方に対応する。
ハッシーさんの解説
激しいローリングを生み出すラテスは、水面直下のただ巻きはもちろんのこと、初夏のオーバーハングエリアでの、ジャークと浮上アクションの組み合わせがタフなバスに効果的です。また、流れのある場所では、リトリーブを抑えたスローロールのドリフトアクションで、食わせたりもします。
項目 | スペック |
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全長 | 120mm |
重さ | 16.8g |
タイプ | フローティング |
O.R.C.(オーバーレブクランク)
激烈ロールで水面を撹拌!
フラットサイドクランクのようなボディに内蔵されているのは、このルアーのために開発された「ジャイロバランシングLBO」。アクション軸と同期する重心移動LBO上に、左右へと自由移動するウエイトボードを配置。ロールアクションに併せて移動することで、より激しい倒れ込みとボディ内部を叩く硬質サウンドを発生。リトリーブスピードを上げることなく、強烈なロールアクションとサウンド、フラッシングを発生する!
かつぅさんの解説
タダ巻きではロールアクションによりフラットサイドの側面でしっかり水を押し、フラッシングの明滅効果でアピール。「釣れた」より「釣った」を実感できる、仕掛けていけるO.R.C.。他のサーフェイス系クランクと比べてもO.R.C.で釣り勝つことが多いのは経験上感じています。
項目 | スペック |
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全長 | 71mm |
重さ | 5/8oz |
タイプ | フローティング |
O.R.C. バーニングシャッド
水面~水面直下を爆走するコンパクトフラットサイド
O.R.C.(オーバーレブクランク)のダウンサイジングモデルとも呼ぶべき表層フラットサイドクランク。ただ巻きだけで披露する激しいロールアクションは、そのピッチの速さと倒れ込みの大きさにより、サイズ感以上の水面撹拌能力を有している。また、水面直下もリトリーブしやすく、中層を泳ぐ魚に対しても水押し+フラッシング+サウンドで強烈にアピールすることも可能だ。
かつぅさんの解説
リトリーブスピードの対応幅も広く、ロッドの持つ位置や巻き方次第で泳層も幅広く扱えます。O.R.C.よりも少し潜るため、表層で使いたい時はロッドを立てて使用してください。反面、トップに出切らないタイミングにも出番があるということで、状況に応じてO.R.C.と使い分けてほしいですね。
項目 | スペック |
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全長 | 58mm |
重さ | 3/8oz |
タイプ | フローティング |
バトラクス
組み合わせ自在のマルチプルフロッグ
怪魚ハンターでメガバスからのサポートも受ける小塚拓矢さんのメーカー「モンスターキス」とのコラボフロッグ。世界中の怪魚をターゲットにしているだけあって、使用している素材や構造は非常に頑丈。最大の特徴は、ジタバグ系のソフト素材カップとランブルテールを自在に組み合わせることで、計4通りの使い方ができるという点だろう。シチュエーションやタイミング、もちろん好みに応じて使い分けよう。
佐久間尚之さんの解説
フロッグ部門最強!! 個人的にはランブルテールを装着した状態がオススメ。タダ巻きでのチェックが能力が高く、護岸の際だったりウィード、ヒシモ周りで使います。カップをつけた状態ではポコポコっとナチュラルサウンドを奏で、カップを外せば巻きでも使えてあらゆるシチュエーションに対応する応変幻自在な使い手を選ばないフロッグです。
項目 | スペック |
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全長 | 51mm |
重さ | 5/8oz |
タイプ | フローティング |
解説していただいたメガバススタッフの皆さん
小松友哉(こまつ・ともや) 霞ヶ浦をホームフィールドに活躍する若手アングラー。2022年よりJBトップ50に参戦しているトーナメンターであり、オリデス片手に全国をトレイル中。 | |
狩野陽(かの・あきら) メガバスのお膝元・静岡県在住。ため池から西湖・河口湖まで、あらゆるフィールドに通い詰め、腕を磨く。近年は芦ノ湖のNBCトーナメントにも参戦。 | |
横山修史(よこやま・しゅうじ) 幼少期より旧吉野川で釣りを覚えた川系フィールドのスペシャリスト。トーナメンターとして全国各地を回った経験があり、その知識は豊富。「ボギー横山」の愛称でもお馴染み。 | |
山出篤(やまで・あつし) 西のレンタルボートフィールド筆頭・津風呂湖でのトーナメントに参戦。ストロングスタイルはもちろん、試合仕込みのサイトやフィネステクニックも超一流だ。 | |
ハッシー 淀川番長の愛称でもお馴染みのオカッパリアングラーで、陸王オープン&ダービーでも好成績を残した。近年は全国各地のフィールドに足を伸ばし研鑽を積む。 | |
長岡正孝(ながおか・まさたか) メガバスからのサポート歴は20年を超える大ベテラン。年々厳しくなっていく霞ヶ浦水系に、長年メガバスアイテムでアジャストしてきた達人中の達人。 | |
佐久間尚之(さくま・なおゆき) 国内屈指のハイプレッシャー岸釣りフィールド・五三川をホームとするアングラー。ビッグベイトを筆頭としたストロングなスタイルで激タフフィールドを攻略! | |
Katsuu(かつぅ) お気に入りのスニーカーとともにフィールドを駆け回るイケメンアングラー。巻く、撃つ、といったストロングスタイルを信条とする。元トーナメンターというストイックな一面も。 | |
越智一輝(おち・かずき) 藪こぎをいとわない攻撃的岸釣りアングラー。超メジャーフィールド・五三川からため池、リザーバーなど、様々なフィールドに精通。でかバス狙いの引き出しも多く持つ。 | |
池田和哉(いけだ・かずや) 愛媛県在住で、野村ダムや金砂湖など、四国のリザーバー・河川を渡り歩く。ムービング系ルアーの扱いに長けているほか、流れの中の釣りを得意としている。 |
あらゆるジャンルを網羅するメガバスルアー。その膨大なアイテムを、2022年のコンセプトアルバム(カタログ)準拠で一挙に掲載! メガバスのサポートを受けるスタッフ陣オススメの使い方とともに紹介する。メガ[…]
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
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