[ヤバすぎ]SNS上で大論争となった両者がリアルで激突!50人vs50人の大バトル!

2023年5月27日、フロッグとスイムベイトが亀山湖で激突する。SNS上で始まった両者の戦いは、ついにリアルな場で決着をつけることとなった。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

2023年5月27日、フロッグとスイムベイトが亀山湖で激突

SNS上で話題になっていたフロッグとスイムベイトの争い。元は2人の小さな煽り合いから始まったこの対決は、熱心なフロッガーとスイムベイター達に燃え広がり、100人を巻き込んだ大きな戦いへと発展した。プロからアマまで、50人 vs 50人が、亀山湖を舞台に火花を散らす。

本記事では、両軍の主な出場選手を紹介していく。
(大将以降は五十音順)

THE CANNONBALL FROGIN’

フロッグチームを率いる大将はもちろんアノ人しかいない。カエル王 ウッチーこと内山幸也プロだ。出場選手も確かな実力を持つ強者ばかり。

今を生きるフロッグ日本代表

フロッグチーム大将
内山幸也(うちやま・ゆきなり)

バスフィッシングの興奮と、フロッグの楽しさを世に広めた、このジャンルの第一人者。ちょっと長めの冬眠期間を終えて、今はフルパワーで全国各地を駆け回る。パワーがあり余って、最近は中国にまで遠征していたんだとか。大陸仕込みのアッと驚く隠し球が飛び出すことを期待しよう。今回勝負を決するにあたり、入念にプラに入るなど、周到な準備を進めている様子。決戦当日は「Pow! Pow!  Yeah!」というあの叫びが、亀山湖に響き渡る!

亀山最強アングラーの一角が動く

木村竜渉(きむら・たつたか)
「亀山湖で最も釣りが上手いのは誰か」そんな問いの答えとなる一人。1ozテキサスに代表される重量級の撃ちモノを駆使し、「冬がハイシーズン」と考える、生粋のロクマルハンターだ。特筆すべきはその論理的な思考。「なぜ釣れるのか」が、細部までしっかりと考え抜かれているのだ。亀山の敏腕ローカルすらも「木村さんに教わりたい」と願うほど。できることなら『特集 木村竜渉』を組んで、そのマインドを全て文字化したいと筆者も思う。勝負を決める糸口は「木村ロジック」から導き出されるに違いない。

Get Hooked on Biggest Mouth in KAMEYAMA

斎藤輝彦(さいとう・てるひこ)
今でこそ多くのブランドが釣り業界に進出しているが、その遥か以前から「Lunker Killer」展開し、アングラーのファッションの選択肢を作り続けてきた、バスフィッシングアパレルの先駆者。釣り人としての経験も豊富で、変化の激しい利根川水系や、霞水系のようなマッディシャローで幾度もビッグバスを手にしている。そんな実力者がビッグベイターの前に立ちはだかる。ちなみに単独でBasser誌の表紙を飾ったこともあるぞ。しかし今回、スモラバはNGだ。

大将、世代交代だよ!

佐味響希(さみ・ひびき)
マザーレイクから参戦を表明したのは、バス釣りの未来を担う新世代のフロッグガイド。ホームは琵琶湖、得意ルアーはフロッグ、ウェアには大きな「D」のマーク。そうです、一緒なんです。イメージカラーはもちろん緑。きっと当日は、カエルの被り物で1日戦ってくれるはずだ。今大会では、大将との共食い必至か!? いやいや、狙うは大将だけじゃない。諸先輩方全員まとめでブチ抜くでしょ。

マスター・オブ・フロッギン

菅沼史朗(すがぬま・しろう)
「いつかもう一度取材させてもらいたい。フロッグへの感性と技術がずば抜けている」ルアーマガジン編集長のフルカワがそう評した、現代フロッグゲームの旗手。自身のブランドDeep Forestからリリースされているミクラは「フロッグは釣れる」と多くのアングラーに認識させた、コンパクトフロッグの大傑作だ。そして浮き姿勢とブレードが唯一無二のキュー、マジでフロッグ!?と思うほどのロールが武器のエイトと、釣るための個性が輝くフロッグ達は使ったら最後、ファンにならずにはいられない。独創的な感性はルアーのカラー名にも表れているので、その由来を知るだけでも楽しいのだ。

スイムベイターは彼の読経に恐れ慄く

鈴木良忍(すずき・りょうにん)
フロッグオンリーの大会を幾度となく制してきた在野の最強フロッグマン。印旛沼から伊庭内湖まで、フィールド問わず結果を出し続ける。彼にかかれば、ハイプレッシャーレイクに潜むでかバスもイチコロだろう。ちなみにブレードジグの腕もプロ級だし、クランクなどの巻きモノだってお手のもの。陸に上がればロッドを数珠に持ち替え、経を唱える僧侶の顔もみせる。湖上に散るであろうスイムベイトチームの魂を、成仏させる準備はできている。

亀山の女神は「ジャムおじさん」に微笑むか!?

須藤利之(すとう・としゆき)
亀山湖を愛するあまり、趣味で無料ガイドを実施し、パンまで配るスーパーロコ。こどもの日にはキッズとその保護者を対象にしたイベントを実施し、バス釣りの間口を広げる活動を続ける。そんな姿を亀山湖の女神はきっと見てくれているはずだ。日頃から積んだ徳が、5月27日に爆発するぞ! 女神にフラれてしまったときは、きっと野鳥観察をしていたはずなので、亀山湖の鳥の話を振ってみるのもいいだろう。

フロッグバカ一代

新谷竜治(にいや・りゅうじ)
SNS上で「FROG vs BIG BAIT」を展開した張本人。ミラクルジムに憧れ、川島勉(相手チームの大将)に薫陶を受け、内山幸也からフロッグのイロハを叩き込まれると、こんな釣り人が出来上がる。スイムベイトチームの奥村氏を煽りまくっているものの、本人はビッグベイトゲームも大好物。そんなわけだから、小さめのフロッグなんて投げたりしない。男は黙ってSTEEZブルフロッグだろう。

大将級のラスボスが 電・撃・参・戦!

平岩孝典(ひらいわ・たかのり)
日本のビッグベイトの歴史は、この人物無しには語れない。原点にして至高。元祖であり最強。氏が生み出したジョインテッドクローとはそんな存在だ。しかし今回、S字を極めし創造神が与するのは、なんとフロッグチーム! 驚きを隠せぬビッグベイター達に絶望を与えるべく、自らが作りし世界観を、鮎邪FROG「DANGOKU」で壊しにかかる。こんな行動、誰にも予想できないって? 当然だろう、予測不能だからこそ、この男は神なのだ。

業界の千両役者が演じる「亀山湖大捕物」

三原直之(みはら・なおゆき)
釣り業界の歌舞伎者の舞台は、バスだけにとどまらない。海上ではカワハギを狙い、地元の鳥取や東京湾ではシーバスを釣りまくる。冬の東条湖ではワカサギ釣りに精を出す。淡水でも海水でも、サイトだろうがブラインドだろうが、釣りウマは何を釣らせても上手いのだ。そういえば、今年のトーナメントシャツには人知れず、しかし堂々と「WAZAMONO」という大きなブランド名が書かれている。「IMAKATSU」や「NEW KABUKI BRAND」を差し置いて最も大きい扱いだが、これは一体…。気になる人は、どストレートにつっこんで聞いてみよう。

お控えなすってお控えなすって! さっそくのお控え、ありがとうござんす。 軒下3寸借り受けましての仁義、失礼さんに…

薮田和幸(やぶた・かずゆき)
JBTOP50に出場する任侠顔のトーナメンター。2023年のゼッケンは21。琵琶湖にてガイド業を営みながら全国をトレイルする。山形県出身で、東北のマッディシャローやスモールマウスレイクの桧原湖などでの経験も豊富であるため、フィールドへの対応力は高い、と信じたい。写真の通り、フレームアウトするサイズの顔面を綻ばせることはできるのか。ちなみに、年始にフロッグの整理をしたが、ひとつも処分できないほどフロッグ愛に溢れている。かと思いきや、最近のガイドの釣果はビッグベイトがほとんどだ。ギルロイドJr. 投げちゃダメだよ!

FAR EAST SWIMBAITERS

相対するスイムベイトチームも超個性的な面々が彩る。そんな濃いアングラー達をまとめ上げるのは、川島勉さんだ。

じぃじ、頑張るからね!

スイムベイトチーム大将
川島勉(かわしま・つとむ)

かつてトーナメンターとして竿を握っていた時代は文字通り「無敵」であった、房総リザーバーのレジェンド。亀山をホームとする幾人ものプロやロコが「川島さんには敵わなかった」と口を揃え、その実力は当時から群を抜いていた。現在では、その類稀なるセンスと情熱をBETOBETOのルアー開発に注ぎ込む。5月27日はカエル共を一網打尽にし、かわいい孫達に勝利報告するのが、BENじぃじの楽しみなのだ!

THE KLASHER

釆原卓磨(うねはら・たくま)
TKからゴーストまでビッグベイトを使いこなしフィールドで結果を出し続けるDRTのスタッフ。今回、琵琶湖の怪物達を相手に磨き続けたテクニックとロジックを携えて、関東屈指の魔境に挑む。おそらく出場選手の多くが、クラッシュシリーズを知り尽くした男の一挙手一投足に並々ならぬ興味を抱くはずだ。All or Nothing その竿先が捉えるのは、亀山のモンスター級のみ。

MAKING NOISE FROM KAMEYAMA

大久保聡志(おおくぼ・そうし)
房総リザーバーのアングラーのファッションがここ数年で大きく変化した。桟橋で「CAPTAINS HELM」というブランドのアイテムを身につけた人を目にしたら、ファッションを含めた自分のスタイルを大切にしている人だということだ。そんなイメージを作り育んだのが、ブランドの代表を務める大久保氏だ。ファッション・遊びに全力で取り組む男は、昨年誕生した愛娘のインディゴちゃんにメロメロだ。

「とにかくベロ出す奥村」

奥村太朗(おくむら・たろう)
あなたが「ベロ出し」と聞いて、アインシュタインでも、ストーンズでもなく、この顔が浮かんだら、釣りとSNSを少し休んだ方がいいかもしれない。ELECTRICの偏光と口髭を携えた“あのベロ顔”は、一度見てしまったら、残念ながらしばらくは頭から離れない。本企画の発起人のひとりであり、フロッグチームの新谷氏とのSNS上での煽り合いを続ける首謀。(安心してください!仲良しですよ!)

そうさオイラが「小ねずみチュー次郎」

奥村雄二朗(おくむら・ゆうじろう)
普段はタイニークラッシュを操り、亀山のビッグバスを手にしている強者。しかし大会とあらば、そのこだわりを捨てて小さなルアーをキャストすることも厭わない現実的釣果主義者といった一面も。今回ネズミチームがないことが、本当は残念でならないはずだ。もしも湖上で出会ったら、ビッグベイトでの狙い方と合わせて、野良ネズミでの食わせ方も聞いてみよう!奥村太朗氏の実弟だが、ベロは出さない。

勝利のダイブか 懺悔のダイブか

折金一樹(おりかね・かずき)
ライトリグからデカい巻きモノまで、全てにおいて高いレベルの釣りを展開する、房総エリア最強のプロガイド。お客さんにもビッグベイトを投げてもらい、プラに余念がないらしい。「釣らせること」から解放された歴戦の猛者が、5・27に突き抜ける!ちなみに、5月も後半となれば水温も上がっており、たとえば昨年同日の亀山湖水温は21度。万が一落水しても安心の温度だ。ですよね、オリキンさん!バスタオル、忘れないでね!

トレドベンドでの借りは、亀山で

加木屋守(かぎや・まもる)
正確無比なキャストが武器の、日米で活動するプロアングラー。先日の米トーナメント トレドベンド戦では、TOKYO GOLDのタイニークラッシュでグッドサイズがフックアウト!この雪辱を果たすには、亀山でビッグバスを手にするしかないぞ!ブラストボーン(ジャッカル)とタイニークラッシュを、忖度なしでどう使い分けるかも気になるところ。また、フロッグチームの三原プロとは、今年の陸王で対戦予定。マーモの先制パンチが炸裂するか!?

カエル共 覚悟しな!女王様だよ!

川越すず(かわごえ・すず)
今大会の紅一点 ビッグベイト界の女王が、カエル共を締め上げる。打ち負かされたカエルに相応しい未来は「おすず」の召使いだろう。サポートメーカーのガンクラフトは、日本はもちろん世界のビッグベイトシーンを牽引する存在。そんな看板も背負い、女王「おすず」は戦う。そのメーカーを代表する平岩氏の、まさかのフロッグチーム加入にも、彼女が動じることはない。「締め上げるカエルが1匹増えた」それだけだ。ダンスも得意なので、勝てば喜びの舞が、負ければ悲しみの舞が見られる、かもしれない。謎の集団「ハザマ軍団」構成員。

「Kameyama strong basser」再来!

櫻井真吾(さくらい・しんご)
「Kasumi strong basser」そう言った方がピンとくる人は多いかもしれない。霞水系におけるビッグベイトでの水中ドッグウォークの本家である。彼のTKを操る技術は神の域に達しており、その証拠に2021年1月には亀山湖で4キロオーバーのロクマルを手にしている。インチ表記のメジャーで釣果投稿する櫻井さんのバスのサイズがイメージしずらいって? そんな勉強不足なアングラーは、20インチが約50センチだと覚えておけばいい。

100人全員ぶっ倒す!(←チーム戦だよJOEさん)

城ノ上巧(じょうのうえ・たくみ)
ファンクラブが発足するほどの「優しそうなイケメン」という印象が強いかもしれないが、出場者の中では抜きん出て凶暴な釣果を誇る。「亀山湖の歴史上、ここまでロクマルを狙って釣ることができる人はいなかった」編集部内でそう評される強者だ。個人戦だろうがチーム戦だろうが「ストロングJOE」には関係ない。亀山の怪物はこの男の獲物なのだ。得意のギルチャット、ビッグエスケープツインを封じ、ビッグベイトで魅せるロクマル捕獲劇は5月27日!

日本一パンクな釣具屋のオヤジ

戸村竜太(とむら・りゅうた)
多くのファンを抱える釣具屋「VILLAGEDOOR」の超個性派店主。公私においてバスフィッシングを謳歌し、好みのカルチャーを貫くスタイルに惚れ込む常連客が後を絶たない。最近はARTEX1本にメジャーボード1枚というスタイルで高滝の湖岸にも出没しているらしい。ピアスに髭にサングラスというルックスだが、中身はめちゃくちゃ優しいので、見かけた際はどんどん話しかけよう。謎の集団「ハザマ軍団」幹部。

フロッグ?縮み上がったアレのことかな

松本光弘(まつもと・みつひろ)
SNS上でイチモツの大きさについて言及していたように、ムスコもルアーもでっかい方がいい。ということで、スイムベイトチームに参戦した「痴虫」ブランドの代表。稀代のルアービルダーが作り出すルアーは、ファンキーな見た目やネーミングとは裏腹に、恐ろしいほどの釣獲能力を誇り、H-1GPに参戦する一流のハードベイター達にとっても欠かせない武器となっている。決戦に向けての調整も最終段階。あとは一発抜いたらバッチリ仕上がるぞ!5・27は、でっかいルアーでぶっ放す!

試合のルール

[ルール]
FROGMAN TEAM とSWIMBAITER TEAMに分かれて1人1匹のリミットによるチーム総全長での決着の団体戦となります。
カメラマンが同船される場合は受付の際ボートハウスで2人同船とお伝えください。(安全性を考慮し12ftに2人同船は不可)
デジタルウェイインとなります。メジャーは各自用意してください。
各チームスピニングリール使用禁止
SWIMBAIT TEAMは1oz以上のビッグベイトもしくは6inc以上のスイムベイトのみ使用可能(アラバマは使用禁止)
FROG TEAMは中空フロッグのみ(ワーム素材は使用不可)

亀山湖を舞台に繰り広げられる、選ばれしアングラー50人vs50人の大立回り、開演はいよいよ今週末5月27日(土)だ。

ウエイインおよび表彰式は13時から、のむらボートにて行われる。ギャラリーとしてこの世紀の瞬間を見届けるのもまた一興だ。


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