今年度フルモデルチェンジを果たしたアブの大人気ベイトリール「REVO(レボ)」シリーズ。第5世代目を迎える今作はこれまでとは少し毛色が違うラインナップとなっている。ここでは、全10機種にも及ぶラインナップのなかで、汎用性の高さと高機能ぶりが特徴的な『STX』をご紹介!
●文:ルアマガプラス編集部
インプレするのは社内随一のレボマニア!福ピンク!!
ルアマガ編集部・フクシゲa.k.a.福ピンク
編集部イチの巨漢。学生時代に使用した初代レボSX以来の近代アブガルシアフリーク。レボの箱がハンバーガーの箱に見えてなんだか嬉しい35歳児。「初代のレボってどことなくガンダムエクシアに似ててかっこいいんです!」
BRGD POND
群馬県前橋市にあるバスの管理釣り場。大人気アパレルブランド「BASS BRIGADE」が運営するポンドで、水質や餌やりなどに徹底的にこだわっている。まるでため池のような野性味あふれるコンディションのバスたちが、ライトリグからビッグベイトまで様々なルアーに獰猛に襲いかかる! 今回の取材は放流日の前日ということで厳しいコンディションではあったものの、トップウォーターにも連発するなどフィールドのポテンシャルを強く感じることができた。
レボ5 STX(アブガルシア)
【スペック】
- ギア比:6.7
- 最大ライン巻取(cm):74
- 自重(g):220
- ボール/ローラーベアリング:10/1
- スプール径(mm):35
- ラインキャパ(フロロ16lb/PE3号 m):115/120
- 最大ドラグ(kg):11.2
あらゆる釣りで活躍するユーティリティハイエンドモデル
巻きスピードに特化したロケットと、パワーに特化したウィンチがありますが、その中間的といいますか、汎用性にすぐれるバーサタイルなトップグレードが『STX』にあたります。プラチナホワイトのサイドプレートにメタリックレッドの差し色が入っており、フォーミュラカーのようなかっこよさです。なお、ひとつしたのグレードになるSXとの差は、ハンドル側のサイドプレートがデュラメタル製の高強度設計になっていること、ベアリングの数がひとつ多いこと、パーミング側のサイドプレートの取り外しがガルウィング方式で脱落しなくなっている点となります。
ベアリング10個は多くのメーカーにおいてハイエンドリール相当。STXの巻き心地はさすがのひとことです。もちろん、ゼノンから継承されたピニオンサポート構造もあり、こちらはキャスタビリティにも大きく貢献しています。また、両サイドプレートが軽量かつ高強度の金属「デュラメタル」になっているので、そのタフネスはトータル的にあがっている印象をうけます。
レボ5Xもいいリールではありますが、同シリーズでグレードが変わるとここまで変わるものなのか!と驚くほどにSTXの完成度は高いです。ウィンチはローギア、ロケットは超ハイギアと、好みにもよりますが使用する場面が限られてくるリールです。そのため、岸釣り船釣り問わず、使用頻度の高いタックルに組み合わせるならSTXを選ぶのが間違いないのかなと思いますね。同モデルのハイギア版となるSHSとの最大巻取り長の差はおよそひと巻き15センチとなるので、バーサタイルのなかでも巻く釣りにやや重きを置くのであれば、コチラがオススメですね。
レボ5 STXはこんな人にオススメ
- レボ5の完成度の高さを存分に味わいたい
- 巻心地の良さを求めたい
- 汎用性の高いリールが欲しい
- なんでもやりたいけど巻きモノを使う頻度が少し高い
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