難易度は高めだが状況にアジャストできれば写真のようなハイクオリティーなバスが釣れる魅力的なフィールド、霞ヶ浦水系。産卵行動が終わり、バスが活発にエサを捕食し始める6〜7月はまさにバス釣りベストシーズン! そこで、カスミのスペシャリスト・佐々木勝也さんに今時期おすすめの釣り方を伝授してもらったぞ!
●文:ルアマガプライム
佐々木勝也(ささき・かつや)
霞ヶ浦水系をホームとする陸っぱりの名手。ランガンスタイルで、シャローに差してくる大型のフィーディングフィッシュを狙う釣りを得意とする。岩手県出身、1988年生まれ。
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デコりたくなければエビパターンを試すべし!
佐々木「スポーニングが終わり、6〜7月の時期になると、春とは違ってバスは多彩なベイト(エサ)を食べるようになります。その中でも一番強くなってくる釣りがエビを捕食するバスを狙ったエビパターン。個人的には断トツに効くと思っています」
佐々木「テナガエビが釣ったバスの口の中に入っていることもありますが、この時期に最も捕食されているのはスジエビのような小さいエビ。エビボイルもスジエビを食べるバスが起こしていることが多いです」
佐々木「エビパターンでのシュリンピードの使い方ですが、フォール、あるいは高速トゥイッチからのフォールで食わせることが多いです。バスの活性が高い時はフォールを入れずに、連続高速トゥイッチでも効きます」
佐々木「今回の撮影で1尾目をキャッチしたスティーズポッパー50Fもエビを意識したルアー。特に朝の時間帯など、トップウォーターで出せるなら、その方がシュリンピードよりも結果が早いので、このルアーが活躍します。スティーズポッパーは3サイズありますが、エビをイミテートするならこの最小サイズがベストです」
佐々木「エビパターンでもうひとつ用意しておきたいのがバックスライド系ワーム。アシのえぐれや木の根元など、奥までルアーを送り込まないと食ってくれないバスも結構いるので、そんな時はシュリンピードではなくバックスライドの出番です」
より季節が進行したらベイトフィッシュ系ルアーも投入!
佐々木「季節が進行して、スポーニングからの回復個体が増えてきたら、ベイトフィッシュ(小魚)を模したルアーも有効になってきます。僕はガストネード88SなどのシンキングスイッシャーのI字引きやミノー系ワームのホバストを多用しますね」
初夏のササカツ必携タックル
【リベリオン6101MLFS】(DAIWA)
佐々木さんにとって年間を通して最も使用頻度が高いバーサタイルスピニングは、もちろん初夏にも大活躍。今回の釣行では、シュリンピード、シュリンピードJr.、スティーズポッパー50Fで使用。一般的なMLに比べてティップが柔らかく、軽いルアーでも飛距離が出せて、高速トゥイッチやポッパーの首振りもきれいにアクションさせられる。
【タックルセッティング】
リール:エアリティ LT2500S-XH(DAIWA)
ライン:タトゥーラセンサーPE x8+Si2 0.6号(DAIWA)+フロロリーダー8lb
【リベリオン681LFS】(DAIWA)
6101MLFSでは扱いにくい、より軽量のルアーで活躍する番手がこちら。今回の釣行ではミミズ系ワームのノーシンカーリグやホバストで使用。6ft8inという短過ぎないレングスがフィネスリグの操作性と飛距離を両立させている。
【タックルセッティング】
リール:エアリティ LT2500S-XH(DAIWA)
ライン:タトゥーラセンサーPE x8+Si2 0.6号(DAIWA)+フロロリーダー8lb
【リベリオン6101MRB】(DAIWA)
ハードプラグのみの使用であれば661MRB-Gなどのグラスコンポジットモデルにメリットがあるが、この時期から多用するバックスライド系ワームなど撃ちものも同時に扱いたい時は、このモデルなら1本でこなせる。アルファス SV TWと組み合わせることで中〜軽量ルアーに幅広く対応できるスーパーバーサタイル。
【タックルセッティング】
リール:アルファス SV TW 800HL(DAIWA)
ライン:スティーズ フロロ クロスリンク 12lb(DAIWA)
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※本記事は”ルアマガprime”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。