
ルアーマガジンにて連載中の菊元俊文バス釣りQ&A 『一刀両断』がルアマガプラスでも登場! 今回は「静と動」のメリハリアクションでバスの捕食スイッチを刺激するクラップバザーについて解説!
●文:ルアマガプラス編集部
【Profile】
菊元俊文(きくもと・としふみ)
『SOUL OF BIG BITE』をキャッチフレーズに、ダイナミックなバスフィッシングでマグナムサイズを追求する、魂のアングラー。1997年初代JBワールドシリーズチャンピオン以降コンペティターとして活躍。現在はトーナメントを離れTVや雑誌などで、そのストロングスタイルを伝道中。大阪府出身、エバーグリーン開発スタッフ。
デカバスに口を使わせるには、「静」と「動」の動きの組み合わせが大きなカギを握る。クラップバザーが持つそのアクションとは?
- 全長:6.0インチ
- 入数:5本
- カラー:10色
デカいバス、なかなかバイトしてくれないバスが反応するワームの動きがあります。クラップバザーというワームがそのアクションを出すことができます。EGプロスタッフ本堂靖尚がデカいバスだけ狙いたいというコンセプトで、プロデュースしたのがクラップバザー。6inのバルキーで扁平なボディと小刻みにキックするテールが特徴です。
クラップバザーは巻くことでボディはロールなどせず、真っすぐにノーアクションで動きます。いわゆるI字系の動きです。テールはある程度の負荷がかからないと動かず、スピードをアップすることで動き始めます。ここにデカいのが釣れる理由があります。
シャッドテールと違うところはテールの動きがボディに伝わらず、ボディはノーアクションなのに、テールだけが高速で動く泳ぎを見せます。これは小魚の動きに極めて近い動きです。例えばノーシンカーやウエイテッドフックリグで、テールが動かない程度のスローに巻いて、スピードアップした瞬間や障害物やボトムに当たって抜ける瞬間のテールのバタバタっという動き。いわゆる静から動になった時などは典型的にバイトトリガーを引くきっかけです。
僕が使うフックは#5/0か#6/0のウエイテッドフック。ウエイテッドフックは2.2gから5gくらいで、さらに引くスピードやレンジ調整でネイルシンカーを挿入します。
僕がクラップバザーで初めて釣ったのは、七色ダムのロケでのロクマル。デコイSスイッチャー#5/0の2.2gにセットし、さらに高速で引きたかったので10.5gのEGタングステンバレットを通して、立ち木をピックアップするほどのスピードで巻きました。
先日の池原ダム釣行では、バラムを引きたいと地形の良い岩盤に行きましたが、木の枝などの浮きゴミのために引けませんでした。そこで、クラップバザーウエイテッドフックリグをゆっくり巻きで枝をかわしながら引き、ピックアップ寸前で水面にワームが出て来た瞬間、反転して食うのが見えたのが50後半の3kgオーバーのバスでした。少し前のGWの頃は、サタン島田の池原ダム無料ガイドのゲストさんが、同じくバラムが引きにくい浮きゴミやバラムで出てこない状況でクラップバザーを投入。ゆっくり巻いて障害物に当てて抜く、静から動の動きでロクマル仕留めたりしていました。島田自身もその後、連続で怒涛の55クラス3本とか、フツーにクラップバザーの巻きで釣っていましたね。これもバラムのフォローです。
このようにボディがロールせずにノーアクション、テールのみが高速で動く、あるいは突然テールが動く動きは、チェイスだけで釣れなかったバスにバイトさせる力があります。流派は違いますが、ラストエース80Fや95Fなどのジグヘッドリグ、さらにノーアクションと安定した姿勢、根掛かりが少なく飛距離アップを可能にしたゴーダンリグなども、ノーアクションでテールのみがピリピリと高速で動くということでは共通した小魚の動きです。違いは小さなラストエースがサイズ選ばず釣れるのに対して、クラップバザーはそのバルキーさでデカいのを選んで釣れるということです。
クラップバザーが生み出す、ノーアクションとテールのみの動き。スピード変化やモノに当てて抜く時の静と動の変化を意識して使ってもらえれば、デカバスとの出会いのチャンスが増えるはずです。ぜひ、試してみてください。
クラップバザーのウエイテッドリグで枝に絡めながらゆっくり引き、水面近くで食わせた池原ダムの3kgオーバー。
ノーアクションとテールの動きによって、デカバスを刺激するのがクラップバザーだ。
アクション動画はこちら