コクチバス爆釣!バス釣り天国がこんなところにあったとは…

本企画は岸釣りのスペシャリスト・川村光大郎が、まだ見ぬ釣り場を探して全国を旅する不定期連載。今回の舞台は長野県!スモール天国の信州に潜む、3つのフィールドに最強陸王がいざ挑戦!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

Profile

川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王4勝、レジェンド1勝、通算5勝の最多勝陸王。
バス釣りに懸ける情熱は衰えることを知らず、スキルの進化は待ったなし。
自身が主宰するブランド「ボトムアップ」からは、その情熱とエネルギーを具現化したアイテムがリリースされている。

Day.1 目指せ、グランドスラム! 3つの水域を攻略せよ。

足掛け1年・・・。待ちわびた希望の湖。

昨年、久方ぶりの再開を果たした当連載。福岡県の無限水路・柳川クリークを舞台に駆け回ったコータローだが、実はその段階で取材地に上がっていた候補が今回の場所である。

その舞台は長野県! メジャー場で言えば、真っ先にスモールレイクの聖地・野尻湖が思い浮かぶが、今回の旅の本丸は希望湖。正式には『沼の池』という名称で、川中島の合戦後、武田信玄の軍勢から追われた上杉謙信を庇って、追っ手を足止めした『こく衛門』という男が礼として譲り受けた歴史ある場所。

ちなみに、「望みのものは何でも与えてやる」という謙信からの問いに対し、故郷が水に不憫していることから沼の池を譲り受けたそう。

そんな希望湖だが、コータローが目を付けたのは高校時代の友人から受けた連絡が発端だった。
「その人はほとんど小貝川でしか釣りをしないんだけど、年に数回は希望湖に行くんですよ。そんで、良いバスを釣るから気になっていて…! 」

今号の特集は、『スモールマウス』。野尻湖も近いし、どうやら希望湖にもスモールがいるようなので、このタイミングに行かずして、いつ行く!? というわけで、コータローの1年越しの願いが叶ったわけです。

さぁ、そんなわけでもう鼻の穴膨らませまくりのコータロー。移動用に確保したロケ初日にもかかわらず、深夜に記者と出発し、朝イチには現場着という…。

希望湖ではレンタルボートも出せるため、翌日に向けて船で全域を見ることに。下見の結果、グッドサイズに悩まされたが魚影は濃い。さぁ、ここからコータローはどう攻めていく!?

今回のミッション

①希望湖をクリア
②野尻湖をクリア
③●●●●●●●●●をクリア

近隣に複数のレイクがある今回のジャーニー。最後の③は①、②をクリアした場合にのみ行くことが許されるボーナスステージだ!

魚影は濃いめ!
写真に収めなかった魚がいるほど、魚影は濃いめ。ただし、アベレージは25cm前後と小さいのでグッドサイズをどう狙うかが今回の課題だ。

初心者の心得① 食わせを損なわずに横展開

エリアを広く見ていくためにも横方向に展開できるルアーは必須。けれども可能な限りバイトを逃すことのない、攻守のバランスが取れたルアーがベスト。
今回はスモールレイクということもあってレゼルブJr.をセレクト。

レゼルブJr.[ディスタイル]

ジャーニーレイク① 希望湖[長野県]

読みは「のぞみこ」標高約850mに位置し、周囲は約3km、最大水深は7m。
水質はクリアで、ラージ、スモールが混在。その他にもレインボートラウトなども生息し、斑尾高原観光協会が所有する湖である。夜間(午後6時から午前6時)は釣り禁止で、釣り券の購入が必要。

船を借りるなら、ボート小屋へ
事前に予約が必要で、営業時間は9時から16時まで。予約は斑尾高原観光協会のホームページから可能。ボートは1艘4,000円、釣り券が1日600円。

友人S氏の釣果写真
毎年、コータローの元に送られてくる友人S氏からの釣果写真。今回の旅、否、希望の発端と言える。

ワクワクするね!!

レンタルボートにはエレキのセッティングが可能。船の種類は12ftのローボートのみ。