
バス釣り歴数週間のビギナーも、ウン十年のベテランもフィールドに立てばみ~んな平等。僕たちのココロをつかんで離さないバス釣りに関する気になること、興味はあるけどいまさら聞けないあれこれを、すべてのバス釣りアングラーの強い味方、メジャークラフトのヒロセマンが真心込めて全力解説!! そう、すべてはもっともっとバス釣りを楽しむために!
●文:ルアマガプラス編集部
バス釣り伝道師:広瀬達樹 a.k.a.ヒロセマン
ハイコスパタックルブランド、メジャークラフトのプランナー兼プレイヤー。ルアーの釣りが大好きだ~!
究極の再現性を求める釣りの本質
いまさら聞けないシリーズ、今回のテーマはパターンです。
「つまり、まさにこのシリーズのことですよね」
というのは?
「辞書的な意味でパターンとは『決まった型や様式』のこと。つまり、このいまさら聞けないシリーズが、読者に人気の決まった型ってことですよね」
なるほど。
「バス釣りでもパターンは同じことになります。釣果が出る決まった型、釣り方です。大事なのは再現性があることで、同じ釣り方で何匹も釣れないとパターンにはなりません」
偶然とかラッキーフィッシュとは違うということですね。
「そうなります。でも偶然と思った釣り方でも、釣れる要素を抜き出して繰り返すことでパターンになることもあります」
複数のパターンの組み合わせがパターンになると。
「ちょっとややこしいですがそうですね。でも自然が相手なので、完全なパターンは存在しないのも面白い。だからハマってしまうんだと思います」
レッスン1 パターンの種類を知る
「正直、気付くか気付かないかも重要になりますが、いまおおよそ多くの釣り人に知られているパターンとしては、季節、天気、場所、それとルアー。ただルアーはどんな状況でも釣れるのではなくて、パターンにマッチしたルアーというニュアンスが強いですね」
パターンの種類
①:季節
季節によるバスの行動に合わせる釣り方。暦的な四季ではなく、気温変化に伴う水温変化がキーになっている。
②:天候
1日の水温の上下動、晴れ(ハイライト)、曇りや雨(ローライト)、風の吹き始めなど、天候による釣り方。
③:場所
バスがいるフィールドのタイプによる釣り方。規模や水深、標高、エサ、水質などで成立しやすいパターンは異なる。
④:ルアー
横の動き、速い動きなどの動き方、ボリューム感、カラーなど特定のルアーだけが釣れるのもパターンのひとつだ。