ショアジギで《もっと釣る》ための簡単なポイント選びのヒントとは

釣りに関心を持つ人々が増える昨今、実はこの「ショアジギング」から釣りを始める人も多い。その理由はまずカンタンであること。アクションの付け方やメタルジグの選び方と同じく、どんな場所でも釣れる可能性があるショアジギングは、ポイント選びもカンタンなのだ。ただし、本気で釣るためにはその選び方を頭に入れておく必要がある。

●文:ルアマガプラス編集部

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ある程度の水深があればドコでもできるショアジギング

広範囲にルアーを投げ、魚を探す

知っての通り、メタルジグは重い。というか、比重の高い金属(鉛やタングステンなど)でできているので、ABS樹脂製ルアーより軽い10g前後の軽いメタルジグでも、あっという間に沈む。

もともとの船でのジギングは深海へ素早く着底させるためにメタルジグは重くしているのだが、ショアジギングはどちらかと言えば飛距離を稼ぐために重くしている…という傾向が強いだろう。

したがって、ドコでもできるとは言っても水深が50㎝にも満たないような浅場では着底速度が速すぎて使いにくいのがショアジギングという釣りだ。

どんなフィールドでもある程度の水深があった方がフォーリングアクションでも誘えるし、何より根掛かりもしにくくなる。

ショアジギングの「釣れ線」3大フィールド

サーフ:ブレイクの向こう側まで飛ばせ!

サーフは基本的には遠浅だが、メタルジグの重さを活かしてブレイクの向こう側(=深場)までロングキャストし、水深のあるエリアまで飛ばすことができればチャンス大。ヒラメやマゴチ、小型青物が期待できる。

磯:エクストリームなゲーム必至!

波風が激しく、岩が切り立った複雑な地形では潮流も複雑になり、そこに遊泳力が低いベイトフィッシュの群れが入り込むのを狙ってブリやヒラマサが回遊してくる。岩と岩の間のスリットは水深が深い。

堤防:ブリやハマチのチャンス大!

大阪湾などに多く存在する長さ1km以上もあるような大規模な沖堤防は、ショアジギングの定番フィールド。足下から水深10m以上もあるスポットも存在し、晩夏~秋になれば大型青物も回遊する。

もっと釣る! ポイント選びのヒント

上記のようなフィールドから、さらに絞り込んでポイントを探すには、左記のようなスポットやヒントを見つけるのが得策。自分が狙いたいターゲットの習性を把握して、生息しやすい条件を導き出そう。

ベイト=ターゲットのエサの存在

回遊魚を誘き寄せるのは基本的にベイトの群れ。根魚もベイトがいればルアーにアタックしてくる確率は高くなる。

目で見て魚の群れがいるのが分かればかなり有望。サーフなどでは浜にベイトが打ち上げられていることもある。

根魚は特に地質が大事!

根魚類は基本的にはボトムに張り付いていることが多く、シモリの影や岩場など周辺の安全な場所に身を隠している。

ゴツゴツとした岩場の影などに潜んでいるロックフィッシュ系の魚。それらを狙うときは砂地よりもやはりこうした磯であったり、沖の障害物を狙うのがいい。

青物の釣れ具合は海流が左右する

回遊魚は潮に乗ってやってくるので、潮通しの良さはターゲットがそこにいる or いないを判断する条件となる。

海面に帯状に見える「潮目」は新たな潮が流れ込んできている証拠。できるなら、ここまでメタルジグを飛ばしたいところ。

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