エポックメイキングなNEWアイテムから超ロングセラーまで、各メーカーこだわりのフックを紹介。この夏のワーミングの参考にしてぜひ役立てて欲しい。
●文:ルアマガプラス編集部
この記事はルアーマガジンからの抜粋です。
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情熱と理論が生み出した逆襲のジャッカルフック
押しも押されぬ大人気ルアーメーカーのジャッカルが、ついにワームフックをリリース。ジャッカルが手掛けるのは、素材から形状まで理詰めと現場検証で編み出された、フックの新たなトビラを開く超高性能モデルだ。
新境地を切り拓くジャッカルの常識破りなワームフック
新素材がこれまでにない理想的デザインを可能に
バスルアーの一大ブランドであるジャッカルが、ワームフックをついにプロデュース。開発を担当したのは藤田夏輝プロだ。
「マテリアルはプロスペックメタルという釣りバリ専用に作られた素材を採用。素材はすごく硬いんですが、歪みにくい特徴を持っています。そして、PTFEアーマーという表面加工を施して、刺さりやすさをアップしています。PTFEとは地球上でもっとも摩擦係数の低い樹脂で、それを採用することで抜群の刺さりを実現してます。プロスペックメタルとPTFEアーマーの融合により、これまで実現できなかったギャップの広いフックポイントをデザインすることが可能になりました」
ストレイザーはストレートフックの歴史を変える傑作モデルだ。
「ストレイザーの大きな特徴のひとつがアップアイを採用している点。通常のストレートフックは、セットしたときにワームの中心線から斜めに出てくる。これが原因でワームが回転したりするのですが、アップアイではこれを解消しています。そしてインサイドキーパー。フックの内側にガードを設けることで、ワームの太さに関係なく高いホールド力を実現しています。また、ガードには程よい硬さのペット素材を採用しており、ホールド力がありつつもワームに衝撃が加わった時にもワームが裂け難くなっています」
スクイーズはガード付き専用のフック形状になっている。
「これはやや開き気味のデザインでアプローチアングルが大きいマスバリ。これはガード付き専用設計のフック形状で、フッキングの際にガードが倒れてきたときに、フックポイントが魚の口に掛かりやすい角度で出てくるように設計しています。これ以上開くと伸びてしまうハリになるという、限界までアプローチアングルを広げて、フックアップ率を上げたフックになっています。この設計ができたのは、プロスペックメタルとPTFEアーマーの相乗効果によるものですね」
ストレイザー(ジャッカル)
ストレイザーがストレートフックの新常識を作る
ストレートフックのメリットを活かしつつ、より使いやすく現在にアップデートしたのがストレイザー。アイに角度をつけることで回収時にリグが回転せず、フッキング性能アップにも繋がっている。
全てが理にかなったストレートフックの理想形
PSM(プロスペックメタル)
PTFEアーマー
ふたつの相乗効果で今までなし得なかった形状が出来上がった
PSM(プロスペックメタル)は、硬く折れにくく歪みにくい、ジャッカル独自のマテリアル。PTFEアーマーは地球上でもっとも摩擦係数の低い樹脂をコーティングするものだ。高性能な線材とコーティングにより、これまで不可能であった形状にすることができたのが、ジャッカルフックの特徴だ。
セット例
ストレイザーはテキサスリグだけでなく、リーダーレスダウンショット、フリーリグなど幅広く活躍する。
スクイーズ
ガード付き専用設計のマスバリ形状
ただマスバリにガードを付けただけではなく、ガード付きでの理想的なアプローチアングルを求めて設計。
スクイーズフィネス
セット例
この記事はルアーマガジンからの抜粋です。
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