30年変わらず釣れ続けるSUGOIフック。多くのバスアングラーに愛され、いつも安定した釣果を約束してくれるゲーリー。このゲーリーのワームにマッチするように開発されたのがスゴイフックだ。30年変わらないデザインのスゴイフックの秘密に迫る。
●文:ルアマガプラス編集部
この記事はルアマガ10月号から抜粋しています。
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スゴイフック/ゲーリーワームを使うならこのフックで決まり
クランク部分に角度を持たせてワームのホールド力をアップ。ゲーリーワームとの相性は抜群で、納まりも良く、高いフッキング性能を発揮する。今年パッケージがリニューアルされて新たに登場。
30年変わらないのは、それだけ完成度が高いから
世界標準となった鋭角なクランク部分
発売から実に30年が経つスゴイフック。このフックの誕生秘話をゲーリー総帥の河辺さんに聞いた。
「当時のゲーリーファミリーに反町裕之さんというプロアングラーがいて、彼の意見をヒントに作ったのがスゴイフックです。当時はオフセットフックのハリ先を完全にワームに埋め込んで使うのが一般的だったんだけど、ハリ先を一旦ワームから出して、ハリ先だけワームにまた刺すと根掛かりにくいしフッキングも良いよって教わりました。それでも昔のフックはフッキングしにくかったり、ワームがズレやすいというものがほとんどでした。それに、ゲーリーワームだとフックのゲイプ幅が足りなくなって、なんだかしっくりこない。だったら、自分で理想的なものを作っちゃおうということで、がまかつさんに協力してもらって開発がスタートしました」
ゲーリーのワームをホールドできるゲイプの幅、フックポイントを隠せる針先の形状。そして、発明とも言えるのが鋭角なクランク部分だ。
「昔のオフセットフックはクランクしている部分が90度になってるものしかなかったんですが、ここにもっと角度をつければ、ワームのホールド力が上がってズレなくなくなるじゃん、っていうのを思いつきました。実際完成したものを使うと、それまでのフックに比べて圧倒的に使いやすくて、フッキング率も上がりました。スゴイフックの形状は他社も認めるほどで、のちに世界的なスタンダードになりましたよね。フックは変わらず、パッケージをリニューアルして発売するので、まだ使ったことがない人はぜひ使ってみてくださいね」
スゴイフック
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この記事はルアマガ10月号から抜粋しています。
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