
タチウオを喰う青物などのターゲットが反応するジグの特徴は2つ。1つめはジグの形状。タチウオのイメージに近い、細長いロングタイプへの反応がよいとのこと。2つめはタチウオの動きを再現する横方向へのスライドアクション。潮流の中で、タチウオが小魚を捕食する際に見せる動きがあり、その動きが青物の捕食スイッチを刺激する。そのアクションを再現できるかどうかが釣果を左右する。そこを高次元で実現させた「ボウマンロング」に迫る!
●文:山本克典
プレッジ代表・和田眞孝(わだ・まさたか)
ゆるみ止め機構のついたナット製造のトップメーカー(株)冨士精密の代表でもあり、同社のフィッシングブランドとしてプレッジを設立。立ち上げから1年ほどではあるが、精度の高いアイテムを続々とリリースしている。
主なプレッジジグの使い方はこちら!
関西でも秋が深まるハイシーズン。関西でも都心部から近い大阪湾を舞台に、近海ジギングゲームが熱くなります。ハマチやブリといった青物狙いはベイトとなるタチウオに合わせた攻略がより釣果を伸ばすカギになる。そ[…]
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新タチウオ真打ちジグ【ボウマンロング】3タイプ展開!
ボウマンロング300(プレッジ)
ボウマンロング300…●素材:鉛 ●自重(サイズ):300g(285mm)●カラー:全3 色 ●価格:3000円(税抜) ※写真はメッキシルバー
ボウマンロング250(プレッジ)
ボウマンロング250…●素材:鉛 ●自重(サイズ):250g(268mm)●カラー:全3 色 ●価格:2700円(税抜) ※写真はグローヘッド
ボウマンロング200(プレッジ)
ボウマンロング200…素材:鉛 ●自重(サイズ):200g(250mm)●カラー:全3 色 ●価格:2200円(税抜) ※写真はシルバー
プレッジの代名詞的存在のボウマンのコンセプトを受け継ぎ、タチウオパターン用にロング&スリム化させたのが、今回新たに登場するボウマンロングだ。一般的なロングジグは、慣れないと思ったようにアクションさせるのが難しい。しかしボウマンロングは、ボウマン譲りの抜けの良い形状とリアの厚みによって、初心者でもシャクリやすいように設計されている。またボディ前半を薄くして、フォール時に大きくスライドするようになっている。カラーはメッキシルバー、グローヘッド、シルバーの3色で、いずれもタチウオを強く意識したものだ
和田代表激白!ボウマンロング開発秘話【ホンモノのタチウオが持つ”輝き”】
和田「我々がよくテストを行う大阪湾や明石海峡のジギングにおいて、タチウオパターンは外せない要素になっています。先に発売したバチェラーやボウマンをテストしている段階でも、すでにロングジグの開発を進めていていました。タチウオパターンに効くジグは横方向へのスライドフォールが欠かせないのですが、当初は理想とする動きを生み出せず、ボウマンに近い形状を見直すことも考えました。しかしそうすると今度はシャクった時に抵抗が強くなってしまい、誰もが軽快にシャクって誘えるジグにはならないと感じました」
ボウマン(右)とボウマンロング(左)の裏面を比較。ボウマンはエッジにやや角度がついているが、ロングはエッジからすぐにフラットだ。この平らな面がスライド幅をアップさせている
和田「そこで再度ボウマンの形状を踏襲しつつ、ボディの厚みや重量バランスを細かく調整し、抜けの良さとスライドフォールのしやすさを両立することに成功しました。プレッジでは深さが8mあるダイビング用のプールでテストを行って、実際に確認していますが、従来のボウマンに比べ、ボウマンロングはスライドフォールの距離が1.5〜2倍伸びています。フィールドテストにおいて私の体感的なものですが、シャクってから糸フケが取れるまでの時間(=スライドフォールする時間)が3〜4秒くらいに増えたと感じています」
ボディは前半部と後半部で厚みに差がある。前半部の薄さがスライドフォールのきっかけを生み出し、後半部の厚みがコントロールしやすさに繋がっている
和田「思ったアクションが出せた結果、次はカラーをタチウオに近づける…いいえ、本物以上に本物っぽくしたいと考えるようになり、さまざまなカラーを試しました。今回発表した3色は、テストで吟味に吟味を重ねた自信のあるものです。中でもメッキシルバーは私のイチオシです。水中でギラリと輝く様子は、作った私ですら本物のタチウオと見紛うほどなので、青物への強いアピールになると思います。ベテランはもちろん、ロングジグで釣ったことがない方や初心者の方にこそ使っていただきたいですね」
今回のカラーの中で、和田さんがもっとも苦心したメッキシルバー。本物のタチウオの輝きを再現するために、とことんこだわったそうだ。写真は最終プロトだが、製品版はさらに輝きを増したものになるという
ショートピッチに大きなシャクリを組み合わせスライドフォール!
基本の誘いはボトムまで落として、ショートピッチで3〜4回誘い上げてから大きめのシャクリを1回入れてフォールさせる。この大きめのシャクリの後に発生するスライドフォールが、タチウオが小魚を襲う際に見せる横への動きを表現している。青物はこのフォール中に喰うことが多く、糸フケがとれた瞬間にズドン!とくるのがこの釣りの醍醐味。ショートピッチの速さは魚の活性によって変わるため、スピードはいろいろ試してみよう
①ボトムまでジグを落とす。②着底後ショートピッチで3〜4回誘う(タチウオが立って泳ぐイメージ)。③小型のタチウオは遊泳力が低いので、ピッチの上下幅は20cmくらい。④大きくシャクって横の動きを作る。⑤すぐにロッドティップを少し下げるとスライドフォールするので、糸フケが取れるのも見てアワセに備える。以降①〜⑤を繰り返し、ボトムから10mほど誘ったら落とす…を繰り返す