岸釣りのスペシャリストである川村光大郎さんがルアマガプライムで毎週連載している人気コラムをご紹介。バス釣りで人気の釣り場・霞ヶ浦水系の「初秋」攻略法を教えてもらいました。
●文:ルアマガプラス編集部
有望エリアは〇〇が残っている場所!
皆さんこんにちは、川村光大郎です。
先週は霞ヶ浦~北浦周辺をグルッとおかっぱり(岸釣り)で回りました。
近年カスミへの釣行頻度が少なかったこともあり、改めて広く見てみようと。
また、一気に秋めいたこともあり、季節感を把握することも目的でした。
まず、水温を計ると19℃。
霞ヶ浦の水温データを確認すると3週間ほど前までは30℃近くあったので、気温に準じて下がったようです。
岸沿いの生命感も薄く、エビやゴリが見られたのは限られたスポットやエリアでした。
言い方を変えると、まだエビやゴリが残っている場所は他の時期以上に重視します。
シャローと沖、どっちが釣れる?
流入河川はその多くが想像以上にクリアアップしていて、バスの姿もなく。
週明けに降った雨で一度は濁ったところからクリアアップしたと思われ、一度出たバスが戻ってきていない感はあるにせよ、季節感を進めた雨だったと思います。
ただ、釣ることに関してはまだシャローの方が優勢な印象で、2日で5バイト4キャッチながら、すべて水深50~70cmほどでした。
浅くとも波風を避ける、いわゆるプロテクトエリアであることが共通でした。
おすすめはコンパクトジグとネコリグ!
一方ミノーシェイプのネコリグはコンクリート護岸のキワを突かせたり、バスがサイトできる可能性があるところでもリグりました。
両方ともバーサタイルタックルで扱えるので、その場に合わせて付け替えました。
何となく今の霞水系の雰囲気は掴めましたが、なんせ広くて釣り込めてはいないので、もう少し通いたいところ。
しっかりハメて、グッドサイズ5本くらい釣りたいですね!
それではまた!
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
霞ヶ浦水系を中心に岸釣り(オカッパリ)のスペシャリストとして国内のバスフィッシングを牽引してきた。
ルアーマガジンのオカッパリ対決「陸王」では5回の優勝経験をもつ最多タイトルホルダー。
代表を務めるボトムアップからは、氏のバス釣りに対する考えと情熱が具現化されたルアーやアイテムがリリースされている。