
意気揚々と釣りに出かけて数時間。竿が曲がる気配は一向に無い。朝の威勢はどこにやら。投げるルアーもどんどん消極的になっていくのもよくある話。そんな危機的状況を、エキスパートならどう攻略するのか!? エギング激戦区和歌山で腕を磨いた実力派・木森直樹さんにお聞きする。
●文:ルアマガプラス編集部
【本記事はルアーマガジンソルト最新号!】
『ルアーマガジンソルト2023年11月号』(9/21発売)では、今回の記事の全文を掲載。特集はエギング、エキスパートのテクニックや最新タックル情報など満載!
木森直樹
きもり・なおき/DAIWAフィールドテスター。和歌山のレジェンドエギング集団「シャクレイジー」のメンバーとして全国に名を轟かせ、現在も精力的に各地で活躍。着実かつ外さない釣果を誇るエギンガーだ。
スローにフォールさせて底付近をネチっこく誘う
木森「どうしても低活性で釣れないときは、とにかくゆっくり沈むエギで抱いてくれる間を長く作ると良いんです」
エメラルダスフォールLCラトルのタイプSは、3号で1m沈むのに6秒というフォールスピード。
木森「ここでもう一つ重要になるのが、フォール中にバランスを崩さないこと。フォールはバランスを崩しにくいので安定した姿勢をキープ。あと、カラーも潮に馴染みやすい金- 縞金杉を使います。ナチュラルな保護色なので警戒心の高いイカにも反応が良いんです」
そして実際の釣り方とは?
木森「どうしても釣れないときは底付近を探ります。まず底を取ってからあまり高くまで跳ね上げず軽く2シャクリ。ときには底で3〜5秒ほど放置したりもします。そうやって底をネチっこく誘っていき
ますが、それでもダメなら底から軽くひっぱって水平フォール。それから底のコリコリした部分を感じたら引っ掛けてステイして反応を見ていきます」
スローフォールのエギを使いまずは底を取る。基本はあまり跳ね上げないようにして2シャクリ。ステイ多めで、ときには3〜5秒放置。それでもダメなら底から軽く引っ張ってからの水平フォール。障害物を感じたらさらに放置!
オススメエギ
エメラルダスフォールLCラトルタイプS 金-縞金杉(DAIWA)
【タックル】
●ロッド:エメラルダスAIR AGS75MLM
●リール:セルテートLT3000
● ライン:エメラルダス センサー12ブレイドEX+Si 0.8号
●リ ーダー:エメラルダス フロロリーダーX’LINK 3号
*すべてDAIWA