現在絶賛秋のシーバスハイシーズン!全国各地の好釣果情報を日夜SNSで目撃し、ソワソワしているアングラーも多いことでしょう。そんなアングラーに向けて、編集部イチのシーバス通・大木がこの時期に是非おすすめしたい「持っておいて損はない」ルアーを唐突ではございますが(笑)ご紹介させていただきます。
●文:ルアマガプラス編集部
シーバス最盛期な秋に心踊る!編集部イチのシーバス通・大木
【ルアマガプラス編集部・大木】
元大手釣具量販店勤務。ソルトルアーゲームを中心に楽しむ湘南ボーイ。シーバスを釣るためだけに住む家を決めるという徹底ぶりだが、そのお手軽な釣りの感覚になれてしまい、長時間の釣行では息切れする(寝てしまう)ことも多々。特技はモノマネ。少ない時間をやりくりして釣り場に向かうアラフォー突入中の36歳。
大木イチオシ!「モアザン シャロースピン 67S/74S(DAIWA)」
【スペック】
- 全長:67mm(67S)74mm(74S)
- 重量:13.5g(67S)18g(74S)
- カラー:12色
- 潜行レンジ:約20~70cm(67S)、約50~100cm(74S)
- メーカー本体価格:1,650円
デイゲームの攻略の幅を広げてくれる「ストレスフリー」なシャローブレード
昨今干潟や河川等の水深が浅いシチュエーションの攻略の一手として注目される「シャローブレード」。これまでデイゲームのシャロー攻略は、バイブレーションの早巻きやトップウォーター、はたまたミノーのジャークなど、ルアーにおける選択肢が限られており、特に水中でゆっくり魅せられるルアーはあまり多くなかったと思います。またブレードルアーも、デイゲームでの地位はすでに20年以上前に確立はしていましたが、メタルルアーがゆえ、水深がある程度なければ使いづらく、河川などではなかなか出番が多くなかったように思います。
個人的にはこのシャローブレードはデイシーバスゲーム攻略における新たな一手として特に注目をしていました。しかし、気になったのは既存のメタル系ブレードでもあることなのですが、キャスト姿勢や着水の衝撃によりブレードとフックが絡むことでのトラブル。
良い場所にキャストしても、巻きだしの違和感で再度キャストし直し…なんてこともブレードルアーではあるあるでした。特にシャローで使う場合はルアーと魚との距離は必然的に近くなるのでポイントを潰してしまうこともあります。
そんなトラブルを回避してくれるのがシャロースピンの画期的なシステム「ハーフパイプテール構造」。テール部分をハーフパイプ形状になることにより、スイベルやブレードがフックと絡みにくくなっています。またアクションを損なわず安定した姿勢でブレードも回り続けます。
またもうひとつのネックであるキャスト時の「ブレードの抵抗による飛距離の低下」もこのハーフパイプテール構造により、テールのブレードがキャスト時にボディに添いやすくなるため、樹脂ボディ+ブレードの組み合わせでもしっかりと飛距離を出すことが可能になっています。
トラブルレスなことはもちろん、シャローによるブレードでのアピールだけでなく、ボディもフラットサイドになっているためボディからのフラッシングも効かせされます。
デイゲーム主体で話をしていますが、もちろんナイトゲームでも使用可! ブレードなので濁っている水色はもちろん、シルバーベースのブレードとボディカラーならばクリアウォーターでもマッチします。
編集部・大木もデイゲームシーバスの「ヘビロテ」ルアーです!
以前74Sがリリースされるタイミングでインプレしたことがあったのですが、今では大木のホーム河川デイシーバスのローテーションの一角として、常にボックスにスタンバイしております。
2サイズある中で、大きさだけでなくサイズごとに適応レンジが違うため(約67S:20~70cm、74S:約50~100cm)、水深やベイトサイズで上手く使い分けていきたいところ。
ベーシックに考えれば、大河川では流芯などは深くなるので74Sがマッチし、中小規模河川では67Sがしっくりきそうです。
大木のホーム河川もエリアによってもちろん水深は変わりますが、基本的には2m未満のエリアが多く浅いので67Sをチョイスしています。
使うシチュエーションは初夏から晩秋のデイゲーム。大概大木のデイゲームの1投目がトップ(ペンシル)なので、それに反応しなければ、シャロースピンで一段レンジを下げるようなイメージ且つ、ブレードに反応する魚を幅広く探ります。
またシャロー河川でも風が強いシチュエーションは、トップだとさすがに反応させることは難しい。なので水面から一段下のレンジからアプローチ開始したいので、シャロースピンを先発して使用することもあります。イメージとしてはバス釣りの「風が吹いたらスピナーベイト」と同じ感覚です。
巻きスピードは川の流れにもよりますが、ブレードが安定して回転するギリギリのスピードをドリフトするイメージで巻くと一番良い感じです!
画像は67Sでキャッチしたシーバス、まさに先述したようにトップで反応なくて、同じコースをシャロースピンにしてアプローチしてキャッチしました。これまで獲りこぼしていた魚をシャロースピンでゲットできるようになったのです!
またチヌトップでも、ペンシルやポッパーに反応ないタイミングで最後にシャロースピンを入れたらあっさりキャッチ。
なるほど、今日のレンジはそこなのね(笑)。と正解を導けた感覚でしたww
まさに今から秋のシーバスハイシーズンの最長期を迎えるわけですが、秋=ランカーのようなイメージだったり、ベイトサイズも春に比べれば大きくなるので、比較的大きなルアーをチョイスしがち。
でも思ったよりベイトサイズが小さかったり、表層で反応してくれなかったりと攻めあぐねたときは、是非とも最後にシャロースピンを投入してみてください。意外と素直に答えが返ってくるかもしれませんよ。
シャロースピン監修者・山内さんと東北のエキスパート及川さんの動画も必見です!
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