[ナゼ…]世界記録の巨大魚捕獲!しかし予想外の展開に釣り人落胆。

ポッキンさんの愛称で知られる辻本ナツ雄さんが、世界記録更新の魚をキャッチ! その際の状況は、その後の顛末についてインタビュー取材を敢行した。
※本記事は2019年8月に配信したものです

●文:ルアマガプラス編集部

辻本ナツ雄(つじもと・なつお)

広島県在住。メバリングという言葉ができる以前からホームの瀬戸内海でメバルを追うパイオニアの一人。メバキャロなど独自のリグを多数発案し、メバル釣りの楽しさを発信し続けている。近年はアコウ(キジハタ)やオオモンハタなどグルーパーゲームにも積極的に取り組み、50cm級のハタ類を多数捕獲。ポッキンさんという愛称でも知られている。

偶然? 必然? 突然やってきた世界記録魚。

つい先日、ポッキンの愛称で親しまれる辻本ナツ雄さんの記事をルアマガプラスで配信。その際に、記録サイズのオオモンハタ捕獲の話となった。確認のため、その件について改めて電話をしたところ….。

ポッキン「ええ、去年の6月に釣りましたよ!世界記録魚!でも…」

ん? でも、なんですか!?

実は、その後の話を聞いて涙….。いや、ともあれ、世界記録魚を釣り上げたのは事実! その時のエピソードを詳しくお聞かせ下さい!

記録魚は、狙って釣ったわけではない!?

ポッキン「世界記録となった大型のオオモンハタを釣ったのは、2018年6月30日です。ちょうど、メディアの取材で四国に行った時の話です」

その取材中に釣れた?

ポッキン「いえ、実は悪天候もあって海が大時化というか、だだ濁りになっちゃってね。これでは取材にならないということで、中止になったんですよ」

かなりコンディションが悪い状況だったんですね。

ポッキン「でも、ほら、せっかく来たんだし、ちょっと釣りをしたいなぁということになりまして、メバル用のライトタックルを使って釣りでもするかと。ちょうど、その釣りをしたポイントってのは30cmくらいのキジハタやオオモンハタがポロポロと釣れる場所だったんです」

初めからデカイのを釣るつもりみたいな状況では無かったんですね?

ポッキン「実は、そうなんです。で、天候も悪くて海も濁ってるし、これはダメかな?と思っていたら、たまたま流れ込みがありまして、その流れ込みの水が澄んでいたんですよ。その流れ込みの影響を受けたエリアは透明度も少しありましてね。そこのエリアを攻めてみようかということになったんです」

ちなみにライトタックルって、どんなロッドで、どんなルアーを使っていたんですか?

ポッキンさんの使用タックル。
※スモーキー・カミーユ77(オフト)は現在廃盤になっている。 [写真タップで拡大]

ポッキン「スモーキー・カミーユ77(オフト)、リールはシマノのアルデバラン。それに0.6号のPE。リーダーは12lbだったかな。バリバス製のラインです。それにシラスジグ8.3g(スミス)ですね」

8.3g! それは軽いジグですね。それをどんな風に使ったんでしょうか?

ポッキン「まずルアーをキャストしまして、ボトムをとりますよね。そこから20回ぐらい小さくシャクってリールを巻くというショートピッチジャークをするんです。それぐらいジャークしてからまたフォール。その繰り返しです。水深11m前後の場所だったかな。ジャークすると50〜60cmは1回で浮き上がるような感じですかね」

なるほど。

ポッキン「それを繰り返していたときに、ゴン!と来ました。シャクリは16回目でしたね。キジハタとかはもっと低層で、5から6回くらいのシャクリ時に良くくるんです」

それっと、ちょっとした釣り分けテクニックですか?

ポッキン「はい。オオモンハタのほうが中層エリアで来ることが多いので。キジハタ狙いなら、シャクリの回数は5〜6回くらいの時に来ます」

ということは、この時もオオモンハタだと思ったんですね?

ポッキン「いや、実はですね。ゴン!と来まして、ものすごい勢いで引くじゃないですか。サイズはかなりでかく感じたんですね。で、狙っていた場所って、30cm程度のハタ類がアベレージだと思っていた場所なんで、最初はオオモンハタだと思わずコロダイだと思ったんですね(笑)。コロダイ良く釣れるので」

ああ、別の魚だと思ったんですね。

これは、付近で良く釣れると言うコロダイ。記録魚ではない。 [写真タップで拡大]

ポッキン「でも、重量感のあるトルクのある引きなのでアレ?とは思いました。そうこうしてやりとりしていると、手前まで寄って来たんですけど、敷石に突っ込まれて根に入られてしまって。そのときに、あれ?もしかしてハタかな…とは思いました。たまたま、根に入られた時に堤防を横に移動してやりとりを再開したんですけど、ドラグを緩めていたこともあり根から剥がれたんです。同時に、魚の向きが自分に向いたんで巻いたんですよね。で、あ、まぁ、やっぱりコロダイかな?って、また思っちゃったんですよね(笑)」

確かにコロダイはオオモンハタに似ていますね…。

ポッキン「で、のんびりタモを持って来てもらって。そうこうしていたら魚も見えてですね。ちなみにコロダイって模様はオオモンハタに似てるんですよ。なので、やっぱり網ですくう瞬間も、あ、コロダイだと思ったんです」

あまり緊張感がないやり取りだったんですね。でも、それが良かったのかも。

ポッキン「すくい上げて、魚体を見てびっくり。オオモンハタだ! となりまして(笑)」

ランディングして初めて、オオモンハタと認識したポッキンさん。その巨大さに驚愕。早速、サイズを測ってみると…?

>>世界記録を更新したオオモンハタとその後の意外な顛末…

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