[有利?不利?]達人がロングロッドを選択する理由

フリーリグチニングの第一人者として知られる、もりぞーこと森浩平さん。今回、このチニングエキスパートが初めてのフィールドでチヌを狙う。その中で、改めて実感したロングロッドの優位性を解説。シルバーウルフAIR 83MB-Sを使用した上での初場所攻略をお伝えしよう。

●文:ルアーマガジンソルト編集部

2024 シーバス特集

実釣アングラー紹介

【森 浩平(もり・こうへい)】

大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。

【前回までの展開は…?】

大規模河川の広範囲攻略には、ロングロッドで対応

午後の下げを迎え、今度は太田川放水路にやってきた。川幅が広くなったので、ロッドをシルバーウルフ AIRの76MLB-Sから83MB-Sにチェンジした。

もりぞー「こういったオープンエリアで飛距離を出したり、長さを生かしてボトムの起伏をかわしたりしていくことができるのがこのロッドです。遠投した先でもしっかりとボトムを感じることができるし、ショートバイトをかけていくこともできます」

もりぞーさんは、ショートバイトがあってもすぐにアジャストするし、一度フックアップしたらまずバラさない。

もりぞー「クロダイはワームを咥えている時間が短かく、違和感を感じたらすぐに離します。なので、ラインのテンションを抜かないでフッキングしていくことが大事ですね。まずティップでバイトでバイトの重さを感じたら、ベリーからバット、リールシートに荷重移動させていくようなイメージでフッキングしていきます」

目標の20枚を超えても釣り足りないとばかりに釣りを続け、見事サイズアップ。年なしサイズも飛び出し大満足で初場所遠征を終えた。

もりぞー「その荷重移動でフックポイントを深く刺していくんです。AIR 83MB-Sはロングキャストした先でも、ティップからリールシートまでしっかりと荷重移動させてフッキングできるロッドになっていますよ」

下げのタイミングでもパターンを掴んでからはもう手がつけられないとばかりに釣果を伸ばしていく。目標の20枚を越して、最終的に24枚をキャッチして納竿。

ラストスパートをかけて20枚達成!

もりぞー「広島はチニングの聖地と言われるだけあって、クロダイもキビレも多くて、本当に素晴らしいフィールドだと思います。まだやれていない川もあるし、近いうちにまたきたいと思います!」

ロングロッドなら広範囲が攻略可能。初場所攻略にも最適!

シルバーウルフAIR 83MB-Sは、長くなったことで遠投性能がアップし、やや重た目のシンカーを使いたいときにマッチ。ミディアムパワーがあるので、強引なファイトも可能になっている。中〜大型河川を広範囲に探っていきたい場合に使いたい番手だ。

ロングロッドのほうがライン角度が高くなりファイトが楽!

長い竿はラインに角度がつくことで高い位置からの操作が可能になる。根掛かりを回避させることができるし、ファイト中に根に潜られそうになってもボトムから引き剥がしやすいというメリットがある。

ロングロッドでしか届かない遠投スポットを攻略!

橋脚まわりはコンクリートが崩れて堆積していたり、地形がハードボトムになっていることが多い。また、夏場などは橋の下のシェードはクロダイ・キビレが好む一等地。この日もバイトが多く取れた場所だ。

もりぞーさん使用タックル紹介

【タックル1】
ロッド:シルバーウルフ AIR 76MLB-S
リール:シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL 1000XH
ライン:磯センサーSS+Si 0.8号
リーダー:フロロハリス クロスリンク磯 3〜3.5号

【タックル2】
ロッド:シルバーウルフ AIR 83MB-S
リール:シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL 1000XH
ライン:磯センサーSS+Si 0.8号
リーダー:フロロハリス クロスリンク磯 3〜3.5号

もりぞーさんのアウェイフィールド攻略を動画で視聴

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