《釣れすぎ注意》王道ゲーリーグラブの使い方を再確認!

ゲーリーグラブはどんなリグにもフィットさせることができる、万能プレーヤー。でも、ちょっとしたコツを知ると、釣果が劇的に上がったりする。そんなベーシックでありながら、盲点かもしれないコツを河辺さんが伝授。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

この記事はルアーマガジン12月号より抜粋

Profile

河辺裕和(かわべ・ひろかず)
ゲーリーインターナショナルCEO。バストーナメント草創期からメディアやトーナメントで活躍。JBではトップ60、ワールド、エリート5などで優勝経験がある。グラビンバズを始め、様々なメソッドを編み出しては惜しげもなく公開。バスフィッシングの発展に大きく貢献してきた。

フットボールジグ

フットボールはリアクション的に使う

河辺「秋になるとフットボールに4inグラブは今も定番です。ワカサギレイクだったら、ワカサギの群れに落としちゃいます。それだけで近くのバスが食ってくる。そのあとは、ジグヘッドと同じように、ボトムを這わせるような速さでスイミングさせますね。ドラッギングしてもいい」

そのスピードに合うウエイトを選ぶという。

トレーラーにはダブルテールを使うこともある。

河辺「シングルはシャッド感覚でダブルはクランク。そのくらいの波動の差があるね」

ジグヘッドリグ

リールではなくロッドで引け!

王道テクは、ジグヘッドリグのスイミング。

河辺「ボトムから10cmくらいのレンジを、這わせるように泳がせるのがいいね。それには、まず投げて、着底させる。そしてリールで巻いたりはしない。ロッドをワンストロークさせて泳がせて、止めてカーブフォール。それの繰り返しがいいね。リールだと浮きすぎちゃうんだ」

テールを上向き下向きどちらにするか?

河辺「僕は上向き派。でも濁ったら下向きもやる、波動が強くなるから。横向きも釣れるよ」

ノーシンカーリグ

びっくりアワセせず巻きアワセ

ノーシンカーリグはやはりグラビンバズと呼ばれるバジングがまず効果的。

河辺「これは投げて巻くだけでいいよね。ただ、アワセの時は巻きアワセがいい。僕の場合はワームはほぼほぼ巻きアワセだけどね」

また、特に秋はやや沈ませて水面直下でトゥイッチするのも釣れる。今回、河辺さんは写真のジャンボグラブでやっていた。

まだワーム使用がOKだった時代の河口湖。河辺さんがロイヤルワンドで思いついたというグラビンバズ。このように表層引きするだけで、オイカワが逃げるような波紋が出る。

テキサスリグ

使いどころは「落ちパク」

今回の河辺さんはテキサスでカバーを撃つことが多かった。アクションの基本は?

「テキサスリグはメリハリをつけるのがいい。軽くシェイクしてテールを動かして、そのあとはしっかりと止めるとかね」

それから、テキサスにグラブを選ぶ状況は?

河辺「落ちパクの可能性があるときは、グラブを試してもらったほうがいいね」

4inグラブにベストフィットなのはスゴイフックの1/0。河辺「まあ、このグラブに合わせて作ったフックですから」

シンカーはスゴイシンカーを使用。ウエイトは4、5、7、10gを、シチュエーションによって使い分ける。

この記事はルアーマガジン12月号より抜粋


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