《神カラー有り》一世風靡したゲーリーグラブ厳選15色を徹底解説[1985〜2023]

1999年の第一回タックル・オブ・ザ・イヤーのソフトルアー部門1位はゲーリーのシングルテールグラブ4inだ。もっと以前から統計を取っていたら、日本に入ってきた1985年辺りから、ずっと1位だったのでは? その後合計4度の1位に輝き、最後に戴冠したのは2013年。あと少しで日本上陸40年だ。これは100年経っても現役なのでは?

●文:ルアマガプラス編集部

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Profile

河辺裕和(かわべ・ひろかず)
ゲーリーインターナショナルCEO。バストーナメント草創期からメディアやトーナメントで活躍。JBではトップ60、ワールド、エリート5などで優勝経験がある。グラビンバズを始め、様々なメソッドを編み出しては惜しげもなく公開。バスフィッシングの発展に大きく貢献してきた。

ゲーリーヤマモトのグラブ

  • サイズ:2in〜8in
  • 入数:10本(2inは25本)
  • カラー:5〜78色

ゲーリー日本来航時代(1985~1990)驚愕の5色

169番チャート W/LG グリーン&チャート

河辺「初心者と子供が好きだよね。わかりやすいし、よく釣れる。リアクション系の釣りにも向いてる。バスを怒らせる色でもあるね」

180番スモーク/ブラックレッドグリーン

河辺「これがゲーリーの本当のブルーギルカラーなんだ。青ラメの214番を『ブルーギル』と呼ぶ人がいるけど、実はこっちなんだよね」

020番ブラック

河辺「黒はたしか村田(基)君が流行らせたんじゃないかなあ? 白だったかなあ。黒は濁ったときとかに強いので、常に持ってます」

186番パンプキン W/ブラックフレーク

河辺「パンプキンペッパーだね。今も普通に使ってるよ。ダム湖では赤土エリアが良かったね。あとはウィードエリアで強かった」

150番スモーク W/LGブラックフレーク

河辺「通称ソルト&ペッパー。これが一番最初に一世を風靡した。どこに行っても釣れたし。今も釣れる。クリアレイクに向いてるね」

空前バスブーム時代(1995~2002年)爆釣の5色

297グリーンパンプキン ブラックフレーク

河辺「この利根川の色見てください! グリパンそのものじゃん。こんな色に同化しやすいから自然だよね。アメリカでも人気みたい」

194Jウォーターメロン W/ブラックフレーク

河辺「ウォーターメロンと一緒にこのブラックフレークも流行ったよね。2つの使い分け? それはまあ、気分で使い分ける(笑)」

042 Jウォーターメロン

河辺「なんだか、いつの間にかウォーターメロンが流行るようになったんだよ。一つにはアオコの湖が多くなった(笑)。からかな?」

218シャンパーニュ W/ブラックフレーク

河辺「シャンパンカラーは、目立つけどナチュラル。実はターンオーバーに強い。コットンキャンディーのスピナーベイトと合うよ」

036 クリームホワイト

河辺「これは、グラビンバズのスペシャルカラーだね。135でもいいんだけど、白のほうが目立つんだよね。トレーラーにも使えるね」

アフターコロナ時代(2023)イマドキな5色

986番 ワカサギ

河辺「2色のラミネートカラーは最近の展開ですね。これはワカサギのイメージで作りました。ワカサギがいてもいなくても釣れます」

341番DKブラウン ブルー/ギル

河辺「一時期、神カラーと呼ばれていたよね。バスプロの間でそういわれていた気がする。もう、10年くらい前かもしれないかな?」

390番スカッパノン/SMブルー

河辺「ユーチューバーの霞ブラザースが流行らせた色なんですよ。やっぱり霞水系に強いので、僕もついつい使っちゃうね」

411番 エビミソ

河辺「エビミソというくらいで、エビですよね。ウィードエリアでもどこでも使える。水の中で生命感が出る。僕も大好きな色ですね」

987番AO テナガ

河辺「ギド・ヒブドンのギドバグにギドスペシャルという色があった。僕はその色が好きでね。そのオマージュとして最近作った」


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