
30才以下の若手アングラーのみが参加できる全2戦からなるトーナメント「U-30ドリームトーナメント」が本日終了。激戦を制したのは、陸王シリーズでも話題になったあのアングラー。そして豪華な副賞を得られる年間優勝を果たしたのは、2023年に大活躍したルーキーアングラーだ!
●文:ルアマガプラス編集部
陸王U-30ドリームトーナメント
30才以下のバスアングラーなら誰もが参加できるレンタルボート戦。東西それぞれのフィールド(2023年は新利根川と津風呂湖)で開催される合計2戦の結果から年間優勝者を決定。副賞として、バサーオールスタークラシックのワイルドカード、そして艇王への参戦権が贈られる。プロアングラーとして名を残す多くのアングラーが通ってきた、あるいは目指したこれらのタイトルに出場できるチャンスを得られるまさしくプロアングラーとして活躍するための登竜門といえるだろう。
タニケン爆発!
U-30ドリームトーナメントのフェイズウエスト。
初日トップウエイトの渡邉和哉選手。3尾で4980gを持ち込んだ。
戦いの舞台となった津風呂湖ではハイウエイト戦が繰り広げられた。
初日からロクマルに迫るビッグフィッシュも飛び出し、上位選手は3尾のリミットで4キロ後半をマークしていた。
そして迎えた2日目。
初日首位でスタートした渡邉和哉選手はキロアップ1本のみとこの日は失速。
一方、初日4位につけていた新谷健斗選手が好ウエイトを連発!
数度の入れ替えまで果たし、二日間を通しての大会最重量5870gをマーク。
2日間ウェイト10600gで津風呂湖戦を制した。
新谷選手といえば、今年は陸王モバイル決勝に駒を進めた注目の岸釣りアングラーであり、「タニケン」の相性でも知られる。
強烈なインパクトを与えた陸の実力は、船上でも同様なようだ。
そして2位に初日に4250g59.5cmを仕留めていた徳田翔己選手。
この日もビッグサイズを釣り上げ、2日間ともバッグリミット(1日3本)を達成していないにも関わらずトータル7750gで準優勝を勝ち取った。
ライブスコープを使用せずにこの順位へと食い込んだその実力は、今後も大いなる注目をあびることだろう。
ワイルドカード&艇王出場権を獲得したのはルーキー・ウサミン!
年間順位上位5名。左から4位渡邉和哉選手、2位赤木誠二選手、1位宇佐見素明選手、3位中川瑠凱選手、5位加藤栄樹選手
そして全2戦それぞれの獲得ポイントで決定する年間優勝は、強豪ひしめく2023年のジャパンバススーパークラシックをルーキーながら制覇し大きな話題を呼んだ宇佐見素明選手。
これにより、宇佐見選手は来季のバサーオールスタークラシック・ワイルドカード、そして艇王への出場権を獲得。奇しくもJBトップ50への昇格年度ともなる2024年は激動の一年となるだろう。
JB戦、そして各メディアの大会と、宇佐見選手の今後の活躍に期待したい。