軽さ、防水機能、クッション、グリップ力。四拍子揃った究極のアウトドアシューズを発見!なんとそのアイテムは釣具メーカーで知られる『DAIWA』の製品だという。その魅力を、実際に使い込んでいるバス釣り専門誌「ルアーマガジン」編集長に紹介していただこう。
●文:ルアマガプラス編集部
FOGLER GORE-TEX(DAIWA)
サイズ:24~29cm
カラー:ブラック/グレーシュ/リミテッドグレー
DAIWAから発売されているシューズ「フォグラー ゴアテックス」がいま話題を呼んでいる。
その人気を確かに実感している。そう話すのは、バス釣り専門雑誌の編集長を務める古川和弘さんだ。
古川和弘
フルカワ・カズヒロ/通算300号以上も刊行されているバス釣り専門雑誌「ルアーマガジン」の編集長。自身も大のバスフィッシング愛好者で、自家用ボートも所有するほど。バス釣り以外ではコーヒーを愛する。1988年茨城生まれ。
古川さん「釣り場でも見かけるのはもちろんですが、取材を行うスタッフ陣の間でも評判で、いざ現場に集まったら全員同じ靴を履いていた、なんてことがあるくらいです(笑)」
カタログスペックを見れば、その性能は多くを語るまでもなく、優れていることがわかる。
しかしなぜ、気温も下がり釣りシーズン終盤といった様相の今、語ることになったのか。
古川さん「とにかく本当に良いシューズなんです。だからこそ、プロの編集者としてガチの使用感を伝えたい。発売直後ではなく、自分自身がしっかり使い込んだ、今が話すべきときだと考えたのです」
釣り雑誌を初めとした釣りに関する取材はかなりのハードワークであるという。
取材時間は日の出から日の入りに及ぶため、夏場では12時間以上になることもざら。
バス釣りの取材では岸釣りと呼ばれる陸からの釣りも多く、足場はコンクリート護岸から滑りやすい斜面、不安定な石の上など多種多様。もちろんほとんどの場合で天気も関係ない。
さらには取材時間捻出のために走り回ることも多々あるのだそうだ。
古川さんはいわゆる雑誌記者のため荷物は一眼レフカメラ程度に収まることもあるが、動画カメラマンすらも同様の動きを必要とすることがあるのだとか。
古川さん「そんな僕らが信頼して使うくらいですから、間違いなく最強の製品だと思いますね」
アウトドア用シューズは多く発売されているが、なぜ「フォグラー」なのか。
古川さん「まず前提として、フォグラーは圧倒的に軽いんです。あとで紹介する優れた機能性を持っていながら、その辺の普通のスニーカーよりも遥かに軽い。これだけでもまず取材のときに履く靴として優れた点になります」
激しい運動(と言っても差し支えないだろう)を長時間する上で、足元が軽いという事実は間違いなくアドバンテージとなるはずだ。
古川さん「その上で、3つの魅力的な性能があります。まずひとつが『クッション性』。フォグラーのインソールにはオーソライト(Ortholite)インソールが採用されているんです。」
世界的に有名なインソールである「オーソライト」は軽量かつ高いクッション性の持続力を誇り、また通気性にも優れ、防臭性も持つという、インソールというパーツに必要とされるあらゆる要素をクリアしている優れものだ。
古川さん「表面に滑り止め加工が施されているので、履いている最中に靴の中で足がずれる煩わしさもない。とにかく最高の履き心地です。そして2つ目の魅力的な性能は、『ヴィブラムメガグリップ(Vibram MEGAGRIP)』です」
DAIWAとソール専門メーカー「ヴィブラム社」が共同開発したソール。それが『ヴィブラムメガグリップ』だ。
古川さん「これがまたすごくて、本当に滑りません。水辺に立つことの多い釣りですから、滑りやすい足場であることは多いんです。例えばよくあるのが『斜め護岸』と呼ばれる足場ですね。コンクリートで護岸された斜面のことなんですが、これがまたよく滑るんです(笑)。特に雨上がりなどの濡れているシチュエーションだと目も当てられないほどなのですが、メガグリップのフォージャーならなんの懸念もありません」
片足立ちだってできますよ、とうそぶく古川さん。事実はともかくとして、とにかく滑らないのだそうだ。
古川さん「最後は防水性。実は今履いているフォージャーは今年モデルチェンジして発売された新製品。僕は前モデルも愛用していたのですが、その際に若干不満だったのが防水性でした。でも新しいフォグラーはそれすらも払拭してくれたんです」
モデルチェンジによって得たもの。それは、アウトドア愛好家なら誰もが知るハイクオリティ透湿素材・ゴアテックスだ。
古川さん「岸釣りでは藪こぎと呼ばれるような草木の生い茂る道をガンガン歩いたりして、靴に対しても相当な負荷がかかるみたいなんです。そうすると生地にもかなりのダメージが入るらしく、前モデルでは防水機能が1シーズンと持たなかったんです。ところが新しくなってゴアテックスを採用したモデルは、今年の春から取材や普段履きを含むプライベートでかなり使い込んでいるのにも関わらず全く性能が変わった感じがありません。これからどれだけ持つのかが楽しみですよ」
タウンユースでも違和感のないどこにでも履いていける優れたデザインのフォグラー。だからこそ一般的なアウトドアシューズよりも出番が多くなるはずなのだが、その性能には劣化が見られないというから驚くほかあるまい。
古川さん「それからもうひとつ。『スピードフィットシステム』。紐を結ぶ必要がなく、非常に脱ぎ履きがしやすい機構です。前モデルもよかったのですが、ドローコードの端を収納しやすくなるなど、新しくなってより洗練されていますね」
高性能シューズの泣き所ともいえる、脱ぎ履きのしやすさにまで手が加えられているフォグラー。
その性能に死角はない。
古川さん「クッション性、防水性、グリップ力と、アウトドアシューズにもとめられるいわば大三元がそろっていてなお、軽くて脱ぎ履きがしやすい。ダブル役満、トリプル役満ですよね(笑)」
釣りの取材という、過酷な状況を1シーズン余裕で耐え抜いて見せた「FOGLER GORE-TEX」。
その最強とも呼べる性能を長く味わいたいなら、今すぐに手にするべきだろう。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。