「セルフ忖度はあるかも?」ガチの釣れるワーム10選

センドウアキラの実弾ワーム BEST10

セルフ忖度はあるかもしれないけど、ガチの釣れるワームだよ

日本全国、初場所や事前情報なしでも対応できるようなワーム。あるいは、ワーム10個残してそれ以外は全部没収、それで全国周れ、みたいなワームを選んだ…とのこと。

ナパーム (ストラッグルアーツ)

センドウアキラ謹製、突然変異ワーム

これは表のコンセプトと裏のコンセプトがあるんだけど、表の方は…フロントのカップで水を受けて、前に波動を出すというやつね。当時の他のワームって基本的にテールからしか波動を出せないんですよ。それを前から出したかった。裏のコンセプトは、例えばカーリーテールだったら引っ張られてテールが水を受けて動き出すまでボディは動かない。溺死体が動いて、後から足が動いてる、みたいな。なので、初動とともにすべてが動くものにしたかった。それを言っちゃうと元ネタにされて…ってのが嫌だったので言わなかった。当時、まったく釣れてないといわれた北山ダムで、52cmを頭に100匹くらい釣れたよ。あと、裏の裏のコンセプトもあるんだけど…(略)。

スワンプクローラー(ZBC)

実は少数派のノンテーパー・ストレート

スワンプは全国どこでも偏りなく釣れて、オーソドックスで癖がない。そして、圧倒的に単価が安い。どこでも売ってる。あと、ルアー作ってる人ならわかると思うんだけど、テーパーがないんですよ。他のストレートは何かしらあるんだけど、スワンプにはない。なのでトルクのある立ち上がりというか、ドゥンドゥンと曲がって戻る。テーパーがあるストレートだと、太いところにフックを刺すとボディが折れ曲がりにくい。細いところに刺すとちぎれるか折れ曲がり過ぎる。ノンテーパーだとフックとワームがリニアにリンクしてアクションする。それがすごく重要だと思う。

デスアダー(デプス)

あえてサイズを限定するなら4、5、6in。

飛距離でいえば、今でこそカバースキャットでもファットイカでも高比重で飛ばせるじゃないですか。でも、デスアダーのほうが飛ばす以外のバランスがいいです。縦の釣りも横の釣りも、リグを変えてもいろいろできるし、汎用性が非常に高い。ノーシンカー、ジグヘッド、ネイルシンカー、テキサス、ジグトレーラー…すべてにおいてマストだと思いますよ。スリットの中にフックポイントを入れちゃえば、川の対岸に投げて吊るしたり、岸に乗せてから落としたりもできる。普通はオフセットフックだとポイント部分のワームが壊れちゃったりするじゃないですか。それを防げるのはアドバンテージが大きいよね。

4inグラブ (ゲーリーインターナショナル)

今でも別格に釣れるグラブ

あえてゲーリーグラブを挙げさせてもらったけど、DJボンバー(Bトラップ)とブラックカバー(シグナル)もアリ。DJボンバーはテールの付け根にリブがついてる。引っ張るとリブが伸びて、伸縮しているように見えるんですよ。それが左右にテールが動くグラブとは違う存在感を出している。ゲーリーグラブは今でも超使いますよ。檜原湖のガイドでも使うし、利根川でも霞でも。基本は、イージーなときならグラビンバズですね。慣れてないお客さんには投げて巻くだけのガード付きのジグヘッドを。変なことをするよりもそっちのほうが釣れます。

デビルスイマー(シグナル)

意外性もあるが、万能なスイムベイト

単純にどこでも使えて、釣れる。それは、ロボ先輩(奥田学さん)と一緒に動いていると目の当たりにするんですよ。8月の真っ昼間の霞本湖とか釣れないじゃん。それを普通に釣って。仲のいい人に教えたら、次の日にそいつらも釣るわけですよ、本湖で。旧吉野川でもリザーバーでも釣ってる。過酷な状況を打破してくれる。スイングインパクトファットは手堅いけど、デカいバスだったり、このタイミングで釣れるか?っていうときにはこっち。一見、ドカベンの岩鬼的な感じで派手に見えるけど、派手じゃないポテンシャルを持ってる。

バレット (サワムラ)

激レアな対称ボディのスティックベイト

このタイプのワームで、サワムラのバレットだけがセンターワッキー掛けでも使いやすい。実は、これだけが左右(前後)対称なんですよ。他のはオフセットフックしか使わない。バレットは両方使えますが、どっちにしても、ノーシンカーフォール。重いのと軽いのがあって、軽い方はジグヘッドワッキーやワッキーダウンショットで沈めることが多いかな。一般的には重い方が使いやすいと思います。飛ばせるし、フォールで使えるし、ノーシンカーのズル引きもやりやすい。

レッグワーム (ゲーリーインターナショナル)

シェイクしたりズル引きするなら2.5だけど…

2.5inか2.9inかでいったら、汎用性が高いのは2.5なんですよ。でも、僕的には2.9。2.9は微細なシェイクでは動かないんじゃないの?とか、ズル引きしてもテールを振ってくれないんじゃないの?とかいう人もいるんですが、使い方が違うんです。2.9はライトフリップですよ。ピンに落として沈めて、食わなかったら回収、みたいな釣り。動き続けるよりも、止まったほうがリアクションになる。2.9はテールのくびれが太いので、パチって止まります。中学生がイキってゲーセンに入ったらヤンキーがいた、みたいな。

ボトルシュリンプ (メガバス)

投げやすく、アピールさせやすく、よく釣れる

ボトルシュリンプは絶対的なんだよ。今まで使ってきたクロー系のなかで別格に釣れたものもあるけど、他のクロー系と比べるとアーム形状もテール形状も違う。そこがいい、というわけではなく、俺はそもそもこのルアーをクロー&ホッグ系だと思ってない。他のクロー系だとアームがピラピラしてるけど、ボトルシュリンプは図太い。ゆえに、フリップ、ピッチングするときに糸を引っ張ってくれるんですよ。コントロール性がびっくりするくらいいい。キャストをして、着水までのすべての動作にストレスがない。あと、アームが伸び切っているので、水中でもボリューム感が落ちにくい。

ブルフラット (デプス)

唯一無二の私的キャロワーム

僕が使うのは、2〜3.8in。用途でいったら、キャロが8割くらい。ワイド系はキャロで釣れますけど、ブルフラットは別格だと思いますね。理由はわかります? キャロってボトムに沈めるじゃないですか。バスが上から見つけられる存在感が必要なんです。あと、ズルズルと横捌きで糸を引いてくるんですが、そのときにシャッドテールやカーリーテールがついてるやつはワームが上に引っ張られちゃう。ボトムを本当の意味で真っ直ぐ引いてこれるワームというのは実は少ない。ボトムより5mmくらい浮いてスーッとくるのが理想なんですが、それはブルフラットが一番やりやすいんでね。

ビバのサターンR(ビバ)

どこでも買える業務用ワーム

今使うか、というと使わないんですよ。ただ、皆様に「何がいいか?」問われたら、サターンワーム。他の変なのを買うならサターンワーム。ビバのでいいです。レインでもいい。ガイアのは社員が残業で流させられたみたいな出来だったけど、あれもよかった。当然、フェニックスも。ていうか、サターンワームというのは商品名じゃなくて形状名だと思います。業務用ラーメンスープみたいなもので、なんでも問題なく釣れる。安くてたくさん入ってるからライトリグの釣りを覚えやすいんだよね。


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