メーカー忖度なしで本当に釣れるワームはあるのか?サイズ狙いも数釣りもどっちもイケる10選

松本幸雄の神ワーム BEST10

サイズ狙いも数釣りもどっちもイケるワームを選びました

ルアーパワーとタイミングで外さないヤツをチョイスした…とのこと。スローな精度勝負の釣りで優秀なワームもたくさんあるそうだが、ご自身があまりやらないとのことで今回は割愛。

スクーパーフロッグダディ(ボトムアップ)

ミドストで狙う、高浮力ガエル

数を釣るならオリジナルサイズ、マグナムならデカいのしか釣れない。なので、ここはダディかな。ベイトタックルで使えて、ある程度太い糸でサイズも数も狙える。高浮力なので、まあまあ根がからない。リグはヘビダンとかフットボールヘッド、ミドストで使うことが多いです。スティーズフレックスジグとのセットが最強なんですが、コータローさんが釣りまくってDAIWAの在庫が全部なくなったらしいです。ウェイトはダディなら7〜10g、マグナムなら10〜14gですね。

レインズスワンプJr.(レイン)

強い動きにスレたときに爆発する

今はスキニーが流行ってるじゃないですか。でも、スワンプJr.のヘビダンは神です。あとはヘビキャロ。ヘビダンはフットボールがスレたときに、速さが出せてストンと落とせて、かつ食わせられる。あと、深いところのフラットに魚が密集するタイミングがあるじゃないですか。そんなときはドライブビーバーのキャロが大好きなんですけど、動くワームにスレてくるとストレートが効くんですよね。ブルブルするワームが見切られたときに動かないストレート。横の動きならヘビキャロ、縦ならヘビダンです。

サカマタシャッド5in (デプス)

房総リザーバーでもミドストの主役

サイズはどれも好きなんですが、あえて選ぶならみんなが釣れる回数が増えると思われる5inじゃないですかね。僕も使うのは5が多いです。使い方はふたつ。ミドストするか、ノーシンカーでプルプルするか。あんまりジャークでは使ってないですね。これは本が出る頃にはでっかいヤツが釣れますよ。本当はサカマタが効く時期の前にヴァラップスイマー4.2in(ボトムアップ)のミドストもヤバいっす。崩落周りでやるので、素人さんは秒で根がかるから全然浸透しない技なんですけどね。それにスレたらサカマタミドストですね。

ヴィローラ2.8in(ディスタイル)

ベイトボールを結成させる謎の集魚力

これはなんでもいいですね。ピクピクも釣れるし、ミドストも釣れるし、i字でも釣れる。小さいスイムベイトだと思えばいいです。モノはちっちゃいんですが、すごくベイトフィッシュが集まってくるんですよ。ギルもオイカワもヴィローラが大好きでついてきてくれる。単品だけど、ライブベイトのアラバマみたいな。集魚力はめちゃくちゃ高いですね。プリとか半プリとかのシーズン、あのボケーっと浮いてるデカいメスが食ってきます。おすすめカラーはジャパンフィッシュ。神です。

ブレーバーマイクロ3.0in (ボトムアップ)

数だけでなく、でかバスも釣れます

ちっちゃくて細いからスコーンとバスの目の前に入るじゃないですか。リアクションなんで型は選べないんですが、そのかわりクソデカいヤツの目の前に入ったらパクっと食べちゃう。55cmとか食ってきますよ。そして、関東でボウズ逃れたいんだったら今は最強レベルじゃないですかね。セッティングは普通にダウンショットです。オフセットフックが多いですね。ウエイトは1.8gが好き。これが夏の縦ストしか食わないとかなら0.9か1.2g。サイトで目の前でトンとリアクションで食わせるなら2.5〜3.5gも使います。

サイコロラバー(O.S.P)

あまり使わないけど…すごく釣れます

これに関しては俺がしゃべることないんじゃないかな…っていうくらい釣れるワームです。よくやるのはノーシンカーですね。いわゆる王道です。1から刺して3から抜く、みたいな。動かし方はフォール&トゥイッチですね。でも、あんまりやらないので、使い方はサイトが上手な人の記事を読んでください。バージョンはMAXソルトの黒が好きです。ノンソルトだったら常勝シュリンプ。関東っぽい使い方ですげーヤバいのがあるんですが…長くなるからここらで終わりにしましょう(笑)。

ドライブビーバー3in (O.S.P)

ホッグ系で関東の魚を釣りたいならこれ

これも神ワームだと思いますね。より状況を選ばないのは3.5inなんですけどね。リグはなんでもいいです。ヘビダン、ヘビキャロ、あとは小さめのジグと合わせてジグスト。ベイトフィネスジグをよく使います。これにはこだわりがあって、ドラビはフックとジグの間にリングを挟みたいんです。狙うレンジが3〜5mならメインラインを8lbにして、3m以内なら10か12lb。ジグのウエイトは2.7か3.5gが多いですね。さらに強烈なカバーをやるならギャップジグと合わせます。

バルビュータ3.5in(デプス)

フットボールジグとの最強コンビ

夏の初め、産卵が終わってアフターの頃はゆっくりのフォールで釣れるじゃないですか。それがスレてくると、今度はフットボールジグの速さで引っ張ります。トレーラーはバルビュータ。それが開幕すると異常に50アップが釣れるんです。ジグのウエイトは1/2ozですね。速さが必要になるんで。逆に、軽いほうが食う状況ならノーシンカーでもいい。スピードを出して落とすと、すっごい遠いところからブルーギルやバスが寄ってくるんですよ。毎年デカいバスが釣れているので、これは絶対に持っていたほうがいいです。

ベビーファットイカ (スミス・ゲーリーヤマモト)

スレることを知らない房総特産イカ

こいつはやっぱり優秀ですね。カバー撃ちでもいいし、魚が岸にいる5月までだったらめっちゃ釣れます。その後、夏になってバスが沖に出たら、フラットでも水面でも使える。オフセットフックの2/0を使うんですが、フックのクランクする部分の後ろに下から0.45gのウエイトを入れて、あえてバックスライドではなく水平フォールするようにセッティングします。いわゆるキャンタセッティングですね。タックルはスピニングならPE0.6号にリーダー10〜12lb。ベイトならベイトフィネスタックルにフロロ10〜12lb。この辺がど真ん中ですね。

トラスター3in(ディスタイル)

地味ながら釣れる、夏の伏兵

なんか、ホッグ系としては後発だからみんなスルーしがちじゃないですか。僕もそうだったけど、今年から使い始めたら…めちゃくちゃ釣れます。初夏のバルビュータが終わると出番です。リグはリーダーレスダウンショットかフリーリグ。ボトムが使えるところだったらフリーリグで。障害物がらみだったり、吊るしたり、中層勝負ならリーダーレスでやります。房総ならシンカーは5g、ラインは14lbが多いですね。このセッティング、結構神ってまして、明らかにデカいのが釣れますよ。


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。