釣れない人は技術が足りない「右利きで右巻きはシェイクが苦手」「なぜかゴリ巻きする」「ロングキャストできない」

2024 新製品情報

右利きで右巻きリールの人はシェイクが苦手です(山田)

右利きでリールが右巻きの人はシェイクがうまくできない人が多いですね。
シェイキングもボトムバンプもリズムを正確に刻まないとアタリが取れなかったりするんです。これは本人も気づいていないことが多いんですよ。
右巻きでシェイクがうまくできない人は、利き手でロッドを使ってない人が多いんですよ。
なので、右手で持ってもらうとできるんです。
スピニング(右手)でできるのにベイトだとできない、という人は左巻きに変えればできるようになりますね。

山田さんはビッグベイトなど巻き系の釣りは右ハンドルも使うが、ワーム系の釣りをベイトでやるときは完全に左ハンドル。ベテランほど右ハンドルが多いが、自分ではできてるつもりでもシェイクのリズムがイマイチかも?

釣る人は「今、ナナマルが俺のルアーを見てた」とかいうんでですよ。常に、頭の中で水中を想像する。「釣れるわけないわ」と思いながらルアーを動かしてもダメです(高田)

ロングキャストができない人、意外に多いです(米山)

琵琶湖以外はフルキャストしない釣り場が多いせいなのか、ロングキャストができない人は多いですね。ガイドもまずはキャストの練習から始めることもあります。

飛ばせば飛ばせるほどいいパターンが多いので。魚からの距離が取れるし、そもそもマグナムディープクランクなんか飛ばさなきゃ潜らない。お客さんのひとりはボトムに届いてるけど、ひとりはずっと中層を巻いてる…みたいなことになってしまうので、ロングキャストは大事ですね。

できない人はとにかく力で飛ばせばいいと思っている人が多いです。やたらとスイングスピードだけ速かったり、ロッドが使えていなかったり。こういうふうに投げてください、ってキャスト動作から教えるので、飲み込みの早い人はすぐにできますよ。

ロッドを持つ手に力が入ってしまっている(礒村)

例えば、サオとリールをギューっと握る人はそもそもアタリが取れないですよ。琵琶湖だとデカいのが来るんじゃないかと、タックルが持っていかれるイメージがあるから、思わず強く握ってしまいがち。これではアタリに気づけない。

力を抜いているほうが、軽いアタリでもコーンと来るので、手は脱力しておいたほうがいい。巻きの釣りでも力が入っているとウィードタッチがわからなくなっちゃうんです。持ち手の力を抜いてあげると、ウィードに当たったときにサオが追従してくれるし、ウィードのタッチ感も出やすくなるかな。うまい人は絶対に力を抜いてるんですよ。

なんでゴリ巻きするんですかね…?(米山)

魚を掛けてからよくバラす人はロッドが使えていないことが多いです。巻くのを途中でやめちゃったり、無駄なポンピングをしたり…サオが一直線になってテンションが抜けるくらいポンピングする人もいるんで。

あと、ゴリ巻きがいいと思っているのか、魚が掛かったらめちゃくちゃ速く巻いてバラす人もいます。バラしたくなくてゴリ巻きするんでしょうけど、逆にバラしやすくなってしまいます。

関係ないところばかり見てる人はアカンすね(山田)

目線がルアーを追っていない人はあんまり釣れないイメージですね。僕はガイド中はあまり投げないのでお客さんを見ているんですけど、ずーっとリールを見てたり、なぜか下を見てる人が結構多いんですよ。全然違う方向を見てるとか。

水中をイメージしながらする釣りなのですが、ルアーのほうに目線を置いたり、周りを観察しながらやっている人のほうが釣りますね。ディープの釣りでも。ずっと下を見てる人はあまりイメージできてないだろうな…って思いますね。

ラインスラックを意識していない(礒村)

ラインスラックをうまく使えない人も多いです。例えば、流れがあるなかで横方向にキャストして「ボトムをとってください」と言われたとき。

ラインは流れるじゃないですか。ドリフトをかけたいときは、ラインをピシーっと真っ直ぐにして、その状態から操作しないといけないわけです。ラインが左にたわんできたら修正する。常にラインを見て、ラインスラックを意識しないといけない。それが一番大事なことです。ラインメンディングもするし、自分のラインがどこにあるのかという認識もしないといけない。

サオ先だけを見るのではなく、ロッド、ライン、ルアーが俯瞰的に見えているのがよく釣る人ですね。

ワームの1投にかける時間が短かすぎる(高田)

ソフトベイトの釣りでいうと、投げてから回収までが早すぎる人はまず釣れないですね。もう帰ってきてるやん…みたいな。

ズル引きでも、ミドストでもそうなんですが、大体の人がリールを巻くのが速い。僕が1投終わる間に3投してる、くらいな。回遊待ちとかでもそうなんですが、ルアーが一番いいところに長い時間あるから、回ってきたときに出会いやすい。

逆に、居付きの魚を食わせるなら1~2投が勝負…なんですが、ゲストさんには難しいです。なので、動いているバスを狙うことが多いんですよ。つまり、重要なのは、バスが回遊してきたときにいかにオイシイ場所にルアーがあるか、なんですね。

新幹線みたいに移動の速いバスもいるので、ルアーをピックアップしてウィードを指してってしてる間にバスが通り過ぎてしまう。そんなのがめちゃめちゃあるんですよ。1投を長くしていれば、たった5秒しかないチャンスに当たる確率が上がりますよ。

次ページ:ガイドにしつこく投げる方向を聞いてください。